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ホクホク! 落ち葉でおいしく焼きイモしませんか?
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五月と華奈子、海美と玲音の四人は、ミリティアを円に加えて座り、味噌ぬりおにぎりのアルミホイルを
はがす。
とたん、ふわっと漂うえもいわれぬ香気。
「はふっ、あつ、おいし!」
「味噌が染み込んでるアル」
「ミリティアさん、ご飯つぶついてますよ」
「ひゃっ! あの、す、すみません」
「きゃはは! ミリティアおねーちゃん、赤ちゃんみたい!」
華奈子と海美がぱくつけば、五月はミリティアについたご飯つぶを取る。赤面する彼女に、玲音は声を上げて笑ってしまった。
となりに腰を下ろしたすばるとブリジットは、焼き芋とじゃがいもを一つずつ持っている。
「ほら見て! ブリジットさんの金髪にそっくりの色だ。熱いから気をつけてね」
「うぅん、金色というより、これは黄色ね」
半分に割った焼き芋を手渡され、ブリジットは苦笑い。ふぅふぅと息を吹きかけ、ぱくりと一口食べた。
「……すごく甘いのね。素材本来の風味を残す和食の伝統がこんなところにまで……どうしたのよ、すばる」
調味料をつけず、そのままの味を楽しむブリジットの言葉に、すばるが突然笑いだした。
「ブリジットさんてば、おいしいものを食べる時にそんな難しいこと考えなくていいんだよ。金髪と焼き芋、
絵になるねぇ。スマホで撮っちゃおう」
口元に焼き芋のカケラをくっつけたブリジットを一枚、すばるは写真にとった。
「なんなのよ、もう! とにかく、このハンカチで手をふきなさい。次はじゃがいもを食べさせてあげるから」
「高そうだけど……いいの? 汚れちゃうよ」
「いいのよ。それ、ダースで注文してあるものだから。あなたにあげる」
「ありがとう。いい記念になるよ」
ブリジットからハンカチを受け取り、広げてながめてから、すばるはポケットにしまった。
「おしょうゆ~、塩、マヨネーズはいかがなのだー? 一味違うのも楽しいのだー」
一足先に自分のぶんを食べ終えた真央は、調味料を配ろうと声を上げていた。
「すみません、おしょうゆ、お願いします」
「ただいまお伺いしますなのだー」
時生からの要請に、テーブル席へと向かう真央。彼はテーブルの上にアルミホイルを広げ、零と一緒にキノコのホイル焼きを堪能中であった。
「おや、時生ちゃんはカメラが得意な人なのだ?」
二人のキノコにちょろっと醤油をかけてから、真央は時生のデジカメに目をとめた。
「話って……なに?」
「今日の思い出を写真にとって、みんなにデータ送信してあげたいのだ。だけど、真央ちゃん一人では手が回らないし、カメラが上手な人に手伝ってもらえるとありがたいのだ」
「なるほど……そういうことなら、分かった」
カメラの上手な人、と言われては、時生も悪い気はしない。
「素晴らしい考えでござるな、真央殿」
「そ、それほどでも……あるかもしれないのだー!」
零の賛辞に照れた真央が塩を落としそうになる、というハプニングはあったものの。
ホイル焼きを食べ終えた時生と零は、真央とともに写真撮影に励んだのであった。
「にゃあん」
「お待たせ、タイガ」
修はというと、焼き芋の皮をむき、ふぅふぅと冷まして愛猫にやっていた。となりで月も焼き芋を
ほおばっている。
「焼き芋も美味しいですが……私、最近料理を学んでいまして。スイートポテトなどもよいかと思うのです」
「そうだな。俺も好きだよ、スイートポテト」
焼き芋をゆっくり噛んで、ごくりと飲み込む。月は口を開いた。
「あ、あの……参考までにおうかがいしたいのですが。八神さん個人としては、料理ができる異性というのは
魅力的なのでしょうか? その、一般的な異性の意見としてお聞きしようと思いまして」
「まぁ、上手いにこしたことはないな。……でも、別に問題じゃないだろ」
「なーぁ」
タイガの催促に焼き芋をちぎり、手に乗せて差し出す修。
「例え料理がヘタでもシェフに作ってもらえばいいんだからさ」
修は特に何か気負った風もなく、ごく自然な物言いだ。月は落雷を受けたかのような衝撃を感じた。
――ごく一般的な家庭にはシェフはいません、と言おうか言うまいか。
月はたっぷり5分は悩んだのだった。
「ふむ……塩をふって食べるのも、乙なものだな」
月詠は箸でつまんだ小さな粒を、ぽいと口に放り込んだ。
銀杏といえば茶碗蒸しくらいしか知らなかったが、シンプルなホイル焼きもなかなかどうして、うまいものだ。甘みの中にあるほろにがさ、それを引き立てる絶妙の塩味。
「綾辻君のじゃがマヨと、羽生君の鮭バターはどうかな?」
「おいしいですよ。月詠ちゃんも食べます?」
「あ、わたしのもどうぞ!」
一緒に座っていた綾花と碧南と食べ物を交換し、少しずつ味わう。ちょっとした女子会のようだ。
「そういえば、羽生君は今日、頬を染めてずいぶんうれしそうにしていたな。何かいいことでもあったのか?」
「そりゃあもう! 男装美少女と、黒髪清楚ヒロインと、金髪ライバル令嬢がを見られたわけだもの、眼福
だったなぁ……」
月詠のなにげない質問に、ついぽろっと、心の内を漏らしてしまう碧南。
「黒髪清楚ヒロイン?」
「金髪ライバル令嬢はともかく……男装美少女ってのは一体誰のことだい?」
「いやその、な、なんでもないよ! うん!」
不思議そうな顔の綾花と月詠から目をそらす碧南。
碧南にとっては幸いなことに、彼女たちは乙女ゲームには不案内だったようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月27日
参加申し込みの期限
2015年07月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年07月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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