ある秋の夕暮れ。
仕事を早めに終わらせた
中沢 リッカルド町長は家路を急いでいました。
なでねこリーグではないけれど、今日はテレビでサッカーの試合を見る予定なのです。
そんな町長の横に、一台の軽トラが止まりました。
「その後姿、やっぱり町長さんだね!」
軽トラから降りてきたのは、寝子島でサツマイモを作っている農家のおじさんです。ホクホクと甘いイモは島の住民たちに好評であり、町長も何度か直売所に行った事がありました。
「やぁ、その節はどうも。おいしいおイモをありがとうございました」
「いやぁ、うれしいこと言ってくれるねぇ!」
おじさんはニカっと笑い、軽トラの荷台からバケツいっぱいのサツマイモを取って、町長へ差し出しました。
「今年は特によくできたからね! 町長さんに食べてもらおうと思って別に分けておいたんだよ。日陰であと一週間くらいおいておけば、ちょうど食べごろになるさ」
町長は困ってしまいました。
農家の方の気持ちはうれしいけれど、公務員の自分が頂いてよいものだろうか……
相手を傷つけない言い方を考える町長の目は、風に吹かれてカサカサ舞う落ち葉をとらえました。
遠くから聞こえてくるのは『いしや~きいも~おいしいよっ!』という季節感あふれる放送。
ピカッ! と電撃的に、町長の頭脳にアイデアがひらめきました。
「そうだ、焼き芋をつくろう」
こんにちは。
大学芋と芋けんぴは好きだけど、干し芋は苦手、な陣 杏里です。
◆シナリオの概要
農家の方から贈り物に困った町長は「そうだ! 島の人たちと焼きイモをしよう!」と思いつきました。
落ち葉を集めておいしい焼きイモを楽しみませんか?
◆『焼き芋の集い』詳細
日時:11月のとある日曜日
場所:寝子島小学校校庭
当日お持ちいただけるとありがたいもの:
半透明ゴミ袋(集めた落ち葉を入れて運びます)
軍手(落ち葉集めの作業で手を保護するため)
※ サツマイモを焼くためのアルミホイルはこちらでご用意致します。
汚れてもかまわない服装と、ほどよく空いたおなかでお越しください。
◆当日の流れ
14:00 小学校校庭集合(受付のテントで名簿に名前をお書き頂きます)
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落ち葉を集めます(校庭やその近隣からの回収となります。学校のご厚意で、猫車とリヤカーが借りられます)
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焼きはじめます(火傷にご注意)
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おいしく食べましょう(生焼けや焼きすぎにご注意)
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後片付けをお願いします(イベント開催前と同じ校庭にしましょう)
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17:00 終了・解散(予定)
◆町長はどこに?
落ち葉集めやゴミの分別、火の番などを率先してやっています。焼きイモも食べるそうですよ。
当日は、秋の味覚を存分にお楽しみください!