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\ オーバータイム!/
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小さな夢を抱いて
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横手からの風を受けて
刻人・F・ミセリア
が髪に手をやる。白いシャツにワインレッドのカーディガンを合わせた軽い服装であった。
「今日は穏やかな一日で終わりそうだね」
刻人の声は大気に溶けた。
横にいた
オーマ・トンノ
は無言を通す。テンガロンハットを目深に被り、ワンピースの上から黒いジャケットを羽織っていた。全体的に黒い。風に吹かれる茶色の長い髪は夕陽を吸って血のように赤かった。
「でも、たまにはこんな日があってもいいかなー」
気を悪くした様子はなく、刻人は口元を緩めた。
二人は並んで歩く。刻人は車道側にいて横目で海を眺めていた。同じ方向を見ていたオーマの目が逆に向かう。屋台のワゴンに小鹿の縫い包みを見つけた。
「もしかして欲しくなったのかな」
刻人の声を受けてオーマは視線を前に据えた。若干、歩く足が速くなる。
「仕方ないなあ」
軽い足取りで走り出す。刻人は屋台に直行してワゴンからピンクの小鹿を掴み取る。
「これを貰えるかな」
「わかりました、五百円になります。抱いて眠ると夢に縫い包みが現れますよ」
「へー、面白いね。試してみるよ」
軽い調子で返した刻人にアベルが近づいてきた。
「兄さん、えらい可愛い縫い包みやん」
「僕のじゃないよ。あそこのトーマにおねだりされてね」
刻人は後ろに親指を向ける。その方向に目をやったアベルが小声で言った。
「向こうのごっつい姉さん、めっちゃ怒ってるように見えるんやけど」
「ん、いつも通りだよ。ついでに僕も青いバンビを貰おうかな」
刻人は色違いの小鹿を購入した。穏やかな表情で、じゃあね、とアベルに声を掛けて小走りで戻っていった。
「オーマがピンクのバンビで僕が青だよ」
話の途中でオーマが歩き出した。刻人は苦笑して横に並んだ。
「この縫い包みを抱いて寝ると夢に出てくるそうだよ。どんな感じの夢になるのかな」
オーマは黙々と歩く。刻人は袋の中の小鹿を取り出した。手の中で回して眺める。
「この縫い包みを見ていると昔を思い出すね。深い森の中、二人で『鹿狩り』をしたよね」
オーマの眼が瞬時に動いた。待ち構えていた刻人の顔に深い笑みが刻まれる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月29日
参加申し込みの期限
2015年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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