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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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アイス塔・その1
◆
三夜 暗
は、目を覚ますとアイスの塔を見上げる位置に居た。
あと、なんかドラキュラっぽい格好になってる。
訝しんだのも束の間、暗の妄想が凄まじい勢いで火を噴く!
「ははあ判ったぞ、俺は実は神も魔王も超越した絶対存在なのだが」
妄想です。
「どうやらそれを知る誰かが俺をこの城に招聘したのだな」
違います。
「その証拠に、ここでの俺は高貴なる真の姿を取っており、従者までいる」
黒いわんこの従者――
三夜 太陽
が、純真無垢な瞳を輝かせる。
「あん兄ちゃんはじつはドラキュラのま王さまだったんだね! じゃあ、ぼくはあん兄ちゃんのだいいちのけらいのケルベロスなんだよ!」
疑うことを知らない太陽は、すっかり暗の妄想を信じきっているようだ。
「……だが、ずっと人としての姿に押し込められていたせいか、魔力を補わねばならないようだ」
ただの吸血衝動です。
「あん兄ちゃん、おなかすいたの?」
肯定すればすぐさま「たべていいよ」と言いだしそうに見上げてくる太陽。
「……いや、いい。まず俺はこの塔の上に居る姫を妃とし、正式に王位につかねばらないのだ。その為に太陽よ、力を貸してくれ! 頑張ってくれたら、思いっきり撫でて褒めてやるぞ!」
「あん兄ちゃんのためにぼく、がんばるよ!」
ビシッと可愛らしい敬礼をする太陽を引き連れて、暗はいざ塔を登り始める。
……ナノ一秒ほどで雪女の氷で叩き落とされたが、太陽のおかげで事なきを得たとかなんとか。
◆
甲羅から鳥の翼を生やしたカニ魔人が空を飛ぶ。
B級モンスター・パニック感の凄まじい絵面だが、決してそういう新手のオバケではない。
『有翼人』を発動させた
浅沼 柳司
である。
「俺ただのキメラやん……」
全くもってその通りだった。
とりあえず、真っ直ぐ飛べているのだけは幸いか。これで横飛びしかできなかったら、もう完全にギャグだ。
それはともかく、この姿で飛んでいるとやはり目立ってしまうわけで。
露骨に訝しげな鳴き声を上げるカラス達に、取り囲まれてしまう。
くちばしが甲羅を、翼を、至るところをつつこうとする。
「俺はただ人目につかんところに行きたいだけやのに……早く帰りたいだけやのに……!!」
仕方なく、ハサミを振り回して応戦する。
しかし、カニ魔人の姿では後ろに回りこまれるとわりとどうしようもない。
その時、
奈良橋 博美
が『トンビの飛翔』で高速突撃し、カラスを追い散らした。
「大丈夫か?」
「すまん! ほんまありがとな!」
◆
「っくしゅん、はくしゅっ!」
串田 美弥子
がくしゃみをする度に、『春一番』の風が吹く。
幸いまだ塔を登る人たちに迷惑をかけてはいないけれど、それも時間の問題だろう。
近づくと風で吹き飛ばされかねないが、そこを果敢に向かっていく座敷童が1人。
伊賀 解理
だ。
「串田氏!」
呼びかけられ、振り返る美弥子。だけどすぐにくしゃみをしそうに――
「ふあっ、」
「とうっ」
ぺちん。
解理が『くしゃみせず黙って上へ登る』と書いた符を貼り付けた途端、美弥子のくしゃみは嘘のように収まった。
「思った通りだな。さあ串田氏、一緒に塔を登ろう」
「ありがとう伊賀さん! よーし、頑張って塔を攻略しよう!」
意気込む2人の向こう、吹き抜けを猛スピードで翔け抜ける半透明の影があった。
脇目もふらず、一心不乱に
維都月 茉菜
は吹き抜けを飛んで行く。
幽霊の身体故に、物理的な障害はものともしない。
しかし氷そのものは受けずとも、寒さからは逃れることができない。
かつ、幽霊は決して翔ぶことに特化した存在ではない。
「……っ」
途中で限界を迎え、一時の降下を余儀なくされる。
そんな彼女を、見上げるもう一人の幽霊が居た。
碓氷 真理
は、近くに降りてきた幽霊――茉菜に声をかける。
魑魅魍魎、オバケの類なら「友達」になれるかもしれない――そんな期待を抱きながら。
「なあ、随分と急いでいるみたいだが……君はどこへ行くんだい?」
「この塔の、上まで行きたいの」
歯噛みしながら答える茉菜に、
「じゃあ、私もついて行ってもいいかい? 特にする事もなくて、困ってたところなんだ」
真理の提案に、茉菜は少しだけ考えこむ。
「特にすることがない」だけの者と一緒に行動して、目的は果たせるのか。
だけど、自分一人じゃ何も出来ない。そのことは認めなければいけない。
現に今、こうして足を止めているのだから。
それに……真理の近くに居ると、何故かはわからないが力が湧いてくるのを感じる。
だったら――
「わかったよ。じゃあ、一緒に行こう」
「……ありがとう」
人には向けないとびきり可憐な笑顔を浮かべた真理を連れて、茉菜は再び頂上を目指す。
◆
「セルゲイさん、僕重くないですか?」
背負った
御堂 新九郎
に問われ、
セルゲイ・ボスコフ
は一緒に背負ったリュック越しに笑う。
「ンフ、ボクはトッテモ力持ちだからネ。ソレに実はボクのろっこんはネコに変身するものだカラ、動きがいつもより俊敏になってるくらいだヨ、ミャゥ!」
器用な動きで氷に爪をひっかけ、軽快にセルゲイは塔を登っていく。なお、無論ろっこんの話は大嘘である。
「あ、セルゲイさん! 僕、そのおかし食べたいです!」
「お安いご用だヨ!」
通りがけに見かけたアイスキャンデーを、道すがら軽やかにセルゲイが取って新九郎に渡す。
「ありがとーございます!」
と受け取って口にすれば、『Candy Nightmare』が発動する。
「麻倉、ソッチは問題ないカイ?」
「はい、今のところ――……いえ、どうやら妨害者が現れたようです」
少し遅れて殿を行く
麻倉 衛
は、足元でうるさく鳴くカラスを、表情一つ変えずに見下ろした。
足元が白煙に覆われたかと思うと、その向こうからカラスと共に
毒島 虹子
が上昇してくる。
「あちらの相手は私が致します」
「頼んだヨ、麻倉」
「ケガしないでね!」
セルゲイと新九郎に視線と頷きで応じ、衛は近づいてくるカラス達、そして虹子に相対した。
棒つきキャンディーを十字に構え、カラスの行く手を阻む。
「退いて頂けませんか?」
「私は理由もなしにここから退きはしません。恩人のピクニックを無意味に邪魔立てされるわけにはいかないのです。まして、あなたのようにカラスの手助けをするような方には」
カラスの嘴をキャンディーで受け流しながら、あえての挑発するような物言い。
対して虹子は、何ら悪びれた様子もなく言った。
「本当に申し訳御座いませんわ。私何が善で何が悪かよくわかっておりませんの。ただ、
羽を頂いたお礼に、今回はクローネさんのお手伝いがしたいのですわ」
純粋というよりはいっそ虚空じみた悪意と、それに似つかわしくない笑みを浮かべる。
彼女がウインクするのと、
「……主よ、御心に感謝します」
衛が祈りの言葉を口にするのはほぼ同時だった。
『BigLadyiswatchingyou』の白煙が周囲を覆う。
しかし、虹子はその場から動かない。白煙の中、うっすらとした笑みを浮かべていた。
「クローネさん、お手伝いさせて頂きましたわ……」
無論クローネはここには居らず、彼女はまだ何も果たせてはいない、
『Requiem』の幻覚が、そう思わせているだけなのだ。
「どうですか、夢の中だけでは望み通りになったでしょう」
やはり表情一つ変えることなく、白煙の中で衛は呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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