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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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ぶどう温泉・その1
◆
ぶどうジュース温泉。
山と日の出の壁画を背に、いろんなオバケがくつろいでいた。
無礼講だ! とはしゃいでいたら、娘を発見した
三夜 雷一
。
嬉々として声をかけてみるものの、
「せっかくだ、パパと一緒にお風呂入、」
「何言ってんのよこの変態万年桃色頭!」
娘――
河野 一霞
からは即答バッサリであった。ちなみに、一霞は小豆あらい姿だが何故か碁石を洗っている。
「変態じゃねえよ親子のスキンシップだろ!?」
流石に娘相手にそんな邪な考えは持たない。
しかし、一霞は無視して碁石を洗い続けた。
「きっと気持ちいいし血行も良くなるよ」
隣に腰を降ろした
三夜 呼宵
が、柔らかく微笑みかける。
ちなみに、彼女は雪女の身体が溶けるのが怖くて入っていない。実際は全く問題ないのだが。
一霞はちらっと呼宵を見やって、
「今はこっちが大事なの、ごめんなさい」
申し訳無さそうに頭を下げた。
「それじゃ仕方ないですね……」
「ちぇー」
子供みたく唇をとがらせる雷一。
呼宵はそんな彼の背中を流し始めた――が、その矢先に手が止まる。
視線に気付き、雷一は小さく頬をかいた。
「あー、呼宵ちゃんは見ンの初めてだっけ。色々あって高校出た頃に入れたんだ」
「そうなんだ……。でも雷一兄さんに似合うし、かっこいいな」
「……ンなこと言われると照れちまうな。そうだ呼宵ちゃん、何か悩みとかねーのか。ライ兄裸の人生相談だ! 恋の悩みとかありゃどしどしアドバイスするぜ」
すると呼宵は、何故だか慌てた様子で視線を逸らした。
「や、やだなあ恋なんてしてないよ……!」
今は見ているだけで充分だから――なんて続きは飲み込んだ。
だけど動揺は隠しきれず、雷一の背中を擦る手に力がこもる。そしてゴシゴシと、しつこい汚れを落とす時のような強さに。
「呼宵ちゃん! 焼ける焼ける! 背中が焼ける!」
「――ハッ!?」
我に返り、呼宵はぺこぺこと頭を下げる。
「ご、ごめんなさい! 大丈夫!?」
「おう、大丈夫だぜ。まあ呼宵ちゃん、今はなくても何かそういう悩みができちまった時は、遠慮なく言ってくれよ。なんたってそっちの経験豊富だからな!」
ちょっとひりひりする背中を我慢しつつ、雷一は笑う。
「……」
そんな彼を、一霞が碁石を洗いながらじっとりとした目で見つめ、いや睨んでいた。
「うそうそ一番愛してるのはいっちゃんだからさ そんな目で見んなよ!?」
「そんなこと言われても別に嬉しくないし、……ってああっ!?」
そっぽを向いた拍子に、勢い余って碁石がとびだしてしまった。
「あっ……!?」
呼宵が手を伸ばすが、届かない。
一霞も自分で拾おうと手を伸ばし――やはり届かず、勢い良く温泉に飛び込む形になってしまった。
「おいいっちゃん、大丈夫か!?」
雷一が慌てて呼びかけるも、返事はない。
そしてその直後、雷一は突如として温泉へ引きずり込まれた。
「うぉぅ!?」
入れ替わるように顔を出したのは一霞。
ただしその表情は、なんというか妙に赤い。
口からは小さくしゃっくりを漏らし……有り体に言えば、酔っていた。
そう――このぶどうジュース温泉、一部はワイン風呂なのである。
◆
「うわぁん! 物理したいよー!」
じたばたと、半透明の身体で暴れる
三夜 朝陽
。
物に触れられない幽霊の身体の為、お得意の「物理」が何一つとしてできなくてご不満の様子である。
しかもろっこんを使おうとしていたせいで、しっかり思考力は落ちている。
どうすんだこれ。
「おや……朝陽さんも幽霊になっていたんですね」
奇妙に落ち着いた声音に涙を止めれば、やはり半透明になった
三夜 静音
が居た。
「あれ……静音姉ェも幽霊になったの? ……仲間だね」
「えぇ……。理由は全く記憶にありませんが、幽霊はそういうものと聞いていますし……つまりそういうことなのでしょう」
我が身は死んだものとすっかり思い込んでいる静音。
その理屈で行くと朝陽も死んでるのだが、そこにツッコむ思考力の持ち主はここには居なかった。
「ですが安心しました……皆さんは、こんな所でも既に適応しているようで」
静音の視線の先には、雷一と一霞と呼宵の姿。
奇怪な姿になっていても、いつも通り……。
「あれー、雷一兄ィの顔がなんか赤いよー?」
「あら……」
確かにその通りだった。
低下中の朝陽のお脳でもわかるくらいの赤ら顔で、呼宵に膝枕されている。
あと一霞が凄い顔でソレを見ていた。
「私達もあっち行って混ざってこよ~」
「そうですね。最期の記憶に、家族の光景を少しでも……」
ふよふよと、2人は雷一達の方へ向かうのだった。
◆
八十八旗 信彦
は迷っていた。
悪魂石というのは、グローバルな影響力を持つサムシングらしい。
情報が足りなくてさっぱりだが、麗しいレディが欲しているならば、快く譲るのが紳士というものではなかろうか?
しかしそのレディ……つまりクローネに協力すると、寝子校レディ達からの好感度が暴落しそうである。
いや、逆にクローネファン(?)からの好感度は上がるのでは?
でも、石が本当にヤバイ代物だったら一大事だ。
一体どうしたら良いんだ!?
――なんて葛藤しながら、一応石を探していたのだけれど。
「ふふふ~、この温泉楽しいわね~」
温泉に浸かる
桜栄 あずさ
理事長を見た瞬間、その辺は綺麗さっぱり吹っ飛んだ。
この時点で株価大暴落ではなかろうか。
すっ、と流れるような動きで理事長の元へ歩み寄って、そっと紳士的に手を取った。
「楽しい温泉、せっかくならもっと満喫しないかい? さあ、是非一緒に楽しもうじゃないか! 具体的には、目眩く混浴巡りへレッツゴー!」
数秒後、既に出来上がっていた理事長によって温泉に頭から引きずりこまれるのを、この時の信彦はまだ知らなかった……。
◆
「はぁ……気持ちいい……体の芯から温まります……」
温泉の一つに浸かりながら、
添木 牡丹
が少し熱っぽい声を漏らす。
その腕の中には、もふもふ化した
戌井 創
がひしと抱きかかえられていた。
背中にやあらかいものが当たるわ、創が居なくなると色々見えてしまうわで大変危険な状態である。いいのか高校生。
で、その創と言えば。
最初ぎゅーっとされた時こそどぎまぎしていたものの、既に落ち着いた様子である。慣れってこわいね。
「えへへー、このジュースおいしーねー」
抱きかかえられた格好のまま、くぴくぴとぶどうジュースを飲んでいる創。
「もっと欲しいな、あ――そうだ」
ぴこん、と狼の耳が真っ直ぐ立った。
「どうしたんですか?」と小首を傾げる牡丹に、符をぺたり。
「あっ……創君……こんな所で『命令』しちゃうの……? もう……仕方ないんだから」
口では「仕方ない」と言いつつ、紅潮した頬に手をやる牡丹の様子は満更ではなさそう……というか、嬉しそうである。
符に記された『命令』は、口移し。
「フフッ、創君たら甘えん坊さんですね……ん」
「ん……」
ジュースを含んで、創に口移し――というのはほぼ名ばかりのキスを、2人は何度も繰り返した。
◆
「ふぅ……思った通りいい湯だわ。ありがとう、二人とも」
やっとの思いで温泉に浸かった
矢萩 咲
は、
七峯 亨
と
哀坂 極夜
の2人に礼を言った。
甲羅とハサミだけのカニ魔人になっていたうえに、しっかり横歩きしかできなくなっていた時はどうしたものかと思ったが……2人のおかげである。
しかし、この2人に頼んだのが咲の運の尽きであった。
「さて咲さん、ご褒美にたぁなんですが御一緒させてもらいましょうか♪」
尾を振りながら、亨がにっこりと笑みを浮かべる。
温泉で緩んでいた咲の表情が、かすかに引きつる。
「ちょ、ちょっと待って、それは……」
慌てて出ようとするが、
「あぁ、逃げてはいけませんよ?」
極夜と亨の二人がかりで退路を断たれ、どうにもならなくなってしまう。
こんな時、カニ魔人になってしまった自分がひどく恨めしい。
「さぁさぁまずはこの体ではさぞお疲れでしょう、マッサージなど如何ですか。きっと気持ち良くなりますよ、ええ」
にたぁりと、明らかにさっちまでとは違う笑みを浮かべる2人に、
「マッサージなんていらな……ひゃん!?」
「フフ、気持ち良さそうですね? こうするともっと良くなりますよ?」
色んな所を揉んだりあれこれされはじめてしまう咲。
こんなの気持よくなんて――と思う心とは裏腹に、頭がふわふわぼんやりしてくる。
そのうちに牙を突き付けられたり、甘咬みまでされはじめてしまう。
なんせ敏感肌である、それだけでこう、頭が。
いろんな意味で出来上がってきた咲の姿に、2人は笑顔で目配せする。
「ほぉら、気持ち良くなって……身も心も程良く煮えて蕩けてきたでしょう? つまり、食べごろですねェ?」
「では……食べる為には甲羅を剥がさないと、いけませんね」
牙を剥く狼と吸血鬼。
すっかり骨抜きにされてしまった咲ににじり寄り――。
――こうしてワインカニ鍋ができましたとさ。
めでたしめでた……し?
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
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