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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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トマトジュース洞窟・その1
◆
たくさんのトマトで出来た、暗く入り組んだ洞窟。
沢山のドラキュラと吸血コウモリ、そしてカラスがいつでもどこでも襲いかかって来る――。
ぺちゃ、ぺちゃ。
トマトを潰しながら、灰色狼の獣人になった
蜂矢 時生
は洞窟を歩いて行く。
潰れたトマトで服が赤い斑に染まっていくのを、楽しそうに眺めながら。
ふふ、と口元に浮かぶのは小さな笑み。
「血、のあと、みたい。……あれ」
数羽のコウモリが、行く手を遮るように現れる。
その向こうから、一人のドラキュラがふらついた足取りで近づいてきた。
「…………………血が……血が欲しいわ」
強烈な空腹感と、灼けるような喉の渇きに襲われながら、
三宅 葉月
はどこか乞うように呟く。
飢えと乾きから来る焦燥感のせいか、彼女らしからぬ苦痛の表情を浮かべていた。
これが一体何なのか考える余裕すらなく、頭を占めるのは血を吸うことだけ。理性はとうに捨て果てた。
そんな今の葉月にとって、警戒もせずうろついている時生は格好の獲物だった。
歩み寄ってくる葉月から、時生は逃げようとも追い払おうともしない。
彼女の手が肩にかかっても、むしろ興味深げにその様子を見ているだけだ。
葉月の牙が首筋に食い込んでも、なすがまま。
(1回2回くらいで倒れたりしないだろうし、まあいいか)
「………………ん、血…………」
飢えていても、本人の気質なのだろうか。
食い荒らすのではなく、ゆっくりと味わうように血を吸われる。
身体から血をゆっくりと吸い上げられていく感覚に、時生の背筋は時折震えた。
「血を吸われる感覚って、ヘン……」
◆
コウモリを従えて、今日ばかりはドラキュラとなった怪盗ケットシー――
シグレ・ナイトウォーカー
は洞窟を駆ける。
コウモリ達の超音波をソナー代わりにし、自身は輝くものがないか目を光らせていた。
ただ、駆け回っているとどうにも腹が減ってくる。
そんな時は、襲ってくるカラスの血を頂戴する。
「――む」
洞窟の闇の向こう、筋骨隆々たるドラキュラの影をシグレは見た。
踵を返して方向転換、全力で逃げる。
「……やっぱ新鮮な処女の血が吸いてー」
ダメ吸血鬼感丸出しなことを言いながら、
ジニー・劉
はとぼとぼと歩く。
慌てて他の吸血鬼やコウモリから逃げたせいで、空腹と貧血が限界近い。
トマトジュースじゃ気休めにしかならねえし――などと考えていたせいだろう。
ジニーは気づいていなかった。
背後に迫る、筋骨隆々のドラキュラ――フジコちゃんこと
富士山 権蔵
に。
「あなた……なかなか美しい首筋してるじゃない」
がっしりと、万力のような力で肩を掴まれる。
「っ、て、てめーはなんだ!? ラスボスか!?」
抵抗を試みるが、不健康もやしのジニーにフジコちゃんが振り払えるはずもなく。
「痛ッ、やめろよ! カップ麺頼りで塩分過多の童貞の血なんか美味くねーだろアーッ!?」
哀れジニーの貞操は吸血されるのだった。
ナムサン!
「――ふんっ」
獣人化した
伊織 源一
の足が一閃し、コウモリをたたき落とした。
獣の姿のせいか、先程から自制が効きにくくはなっているが……コウモリ相手に見境なく食らいつくような真似はしないで済んでいる。
周りにあるのが、トマトジュースだけなのも幸いか。
「それにしても石は一体、どこに……ん?」
夜目を頼りに周囲を探っていると、何やら見覚えのある人影。
「富士山先生……!?」
フジコちゃんが、ジニーの血を吸っているところだった。
理性を失くしている彼……いや、彼女と直接戦闘は避けたい。
こちらとしても、この姿のせいで加減が効きづらいことだし……。
やむを得ず、襲われているジニーには目を瞑ることにした。
コウモリやカラスを蹴散らし、石を探すことを優先する。
◆
洞窟の奥を目指して、キョンシー化した
宮田 厚
は進んでいく。
飛び跳ねる度に頭が天井にぶつかるが、身体が硬くなってるおかげであまり痛くない。
それにしても、と洞窟を構成するトマトを見やる。
食べたい。……食べても大丈夫なんだろうか。
ジャンプしつつ、取れないか試していると、
――じゅるっ、じゅぱ、じゅるるるる……。
物陰から不穏な水音が聞こえてくるのに気付く。
「おいおいなんだぁ……?」
警戒しつつ跳ね進んで行くと……
「もう一口、もう一口だけ……」
トマトを貪り食っている
樋野 秀吉
の姿があった。
食い散らかされたトマトのへたが散らばり、トマトをわしづかむ手は汁でべたべた、牙の覗く口元は真っ赤……トマトと気付けば問題ないが、そうでなければヘタするとかなりホラーな絵面である。
(ここのトマトは食えるんだな)
何故か思ったのはそんなこと。
跳びはねた拍子に頭がまた天井にぶつかって、その音に気付いて秀吉が振り返り、
「ひっ……キョンシー……! あ、あ、悪霊退散!」
すっかり怯えた様子でトマトを投げつけてきた。
意外と痛い。
ついでにカラスやコウモリが、巻き添え食って撃ち落とされていた。
◆
「どうですか、見つかりましたか?」
小さな女の子――ではなく、そう見えるだけの座敷童な
深縹 露草
の問いに、すとっと降り立った
栖来 衣夢
は首を振った。
「今のとこ、まだ見当たらないわね」
「んー、こっちも今のとこさっぱりだな」
『黄色いピヨコ』のカナリア姿から幽霊のソレに戻って、
桜井 ラッセル
は顔の前でぱたぱたと手を振った。
「そうですか……」
露草は難しい顔で、メモ帳へ視線を落とす。
そこには、『我が紋章は、光り輝く道標』のための紋章が描かれていた。
このろっこんを使えば、悪魂石を探す手助けができるのではないか。
そう思ったのだが……。
「この洞窟自体入り組んでるし、奥まったところにあるのかもしれないわね。ってことで、もう一回行ってくるわ」
『夜の皇女』で得た翼を広げ、衣夢は飛び立つ。
紫のゴスロリドレスにコウモリの翼という取り合わせは、いかにも吸血鬼らしく見える。
「ホントサマになってんなあ。――じゃ、俺も行ってくる!」
今度は幽霊姿のまま、ラッセルもまた石を探しに飛んでいった。
「こんな身体になってしまった自分が恨めしい……!」
小さな歩幅でてってこ必死に歩いて行く露草。
いかんせん、9歳相当の身体では色々厳しい。
しかも、ろっこんの性質上クローネが現れないかは、他の人以上に注意しなければならないし……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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