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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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キャンディ回廊・その1
◆
澪乃 湊弥
は、目の前に伸びるキャンディの迷路を呆然と眺めていた。
「これを抜けたら、なにかあったりするのか……?」
とりあえず、踏破を目指すことにした。幸い、夜目は効く。
マッピングもしようと、研究ノートを取り出す。方眼のマスを使うのだ。
さらに隅っこにビー玉も置いておけば、ろっこんも合わせてきっと万全。
いざ出発――
「そこの猫男さん、ここどこかわかる……?」
というところで、ふと後ろから声をかけられた。
振り向くと、何か不安げな雪女――中年が居た。
気付いたら息子ももふもふも居ない。
髪や肌が白くなってるし、しかも迷子だし。オバケ居るし。
本物のオバケは苦手な
飛吹 蓮太郎
は、年甲斐もなくビビっていた。
……落ち着いてきたら、そんなに怖くもなさそうな気がしてきたけど。
とにかくそんな感じで迷子だった蓮太郎は、話の通じそうなオバケを見つけ、声をかけたというわけだ。
そのオバケ――湊弥がノートを開きながら言う。
「俺もよくわからなくて……とりあえず歩きながら地図作ろうかなって」
それもそうだ。わかるなら、そんなに苦労はしない。
「地図かー……あ、そういえばあっちは行きどまりだったよ」
今さっき自分の来た方を指さし、とりあえず情報を共有することにした。
◆
レモンイエローの翼を柔らかくはばたかせ、カナリア娘はマザーグースを囀る。
カラフルなあめ玉をまた一つ転がしながら、
ネミッサ・ネモローサ
は歩き続ける。
軽やかにスキップしながら、このはてしなく続く回廊を。
そうして進む、ぼんやりとした灯りの向こう側。
すらりとした影の幽霊が、一人やって来るのにネミッサは気付く。
翼になった両手で器用にスカートの裾を摘み、レディらしく優雅に一礼。
「ごきげんようミス。ハッピーハロウィン」
その幽霊――
城山 水樹
もそれには足を止めた。既にこの回廊にもすっかり馴染んだ様子で笑む。
「あら、かわいいカナリアオバケのお嬢さん。ご丁寧にどうもありがと」
「ねえ、あなたも閉じ込められたの?」
灰色の瞳に妖しげな光を宿らせて、ネミッサは小首を傾げた。
肩からこぼれた赤い髪が、淡い灯火を受けて艶めく。
「閉じ込……、えっ?」
ただの夢だと思い込んでいる水樹は、目の前の少女の不穏な言葉に目を瞬かせた。
年端もいかない幼子とは思えない雰囲気に、一瞬呑まれかかったのかもしれない。
だが持ち前の気のよさというかノリのよさというかで、すぐに持ち直した。
「ま、そんなとこかもね! オバケがいっぱいで見てるだけでも楽しいし……って言ってる私も今は幽霊だけど!」
「幽霊さんなのね。じゃあ、ネミッサのキャンディはあげてもすりぬけちゃうの?」
「多分ね」と答える水樹に、ネミッサは言う。
「なら、飴玉の代わりにお歌を唄うわ。さあ、ミスも一緒に唄いましょう?」
そうして、もう一度。
迷路の鳥籠に、永久の迷子の囀りが響く。
◆
座敷童になってしまった
桜庭 弓弦
は、妹を探して回廊をぐるぐるしている真っ最中。
ふらふらしていればそのうち会えるかも? なんて軽い考えでちょろちょろ歩き回っているのだけれど、なかなかどうして見つからない。
「ふぅ……」
歩き疲れて、ちょっと一息。
それにしても――と、周囲に目を向ける。
どこもかしこもキャンディで出来た回廊なんて、なかなか素敵な作りだと思う。
ハロウィンが終わったら、譲ってもらったりできないだろうか。
オーナーに掛けあって……なんて思ったけど、そもそもオーナーって誰なんだろうか。
◆
音海 なぎさ
は時々、疑問に思う。
自分達に結びついたこの神魂は、果たしてののこのものだけなのだろうか。
もしかして、この島には別の神魂が落ちているのではないだろうか。
「……だからテオは、教えたくないんだろうか」
その呟きは、回廊を埋め尽くすキャンディに溶けて消えた。
『ナギちゃん』モードを示す伊達眼鏡をくいっと持ち上げつつ、メモ帳に視線を落とす。
淡い光を目指しながら、メモに少しずつ地図を記していく。
「もし、そこの雪女さん」
「はい?」
はたと足を止め視線をずらせば、そこには染色ウェーブへアの座敷童。
座敷童――弓弦はぺこりと頭を下げて、
「妹を探していまして。えっと見た目は――」
髪と瞳の色、髪型など。特徴を説明してもらうも、残念ながら見かけた覚えはなく。
「うーん、ごめんなさい。見てないなあ」
「そうでしたか、それでは仕方ないですね。……そうだ、でしたらここのオーナーさんはご存知じゃないですか?」
少し考え、なぎさはゆるく首を横に振る。
「……わからないけど、話が通じる相手じゃないかもしれない」
もしかしたら、悪い別の神魂こそがソレなのかもしれないのだから。
それからなぎさは、途中までマッピングしたメモの写しを弓弦に渡して、その場を辞した。
また一人、回廊の灯りの先を目指して歩き続ける。
この先に、何かの手がかりがあると信じて。
それが不都合な真実だとしても、知りたいと思ってしまったもれいびだから――。
◆
「ぐぇ」
壁からはみ出たキャンディにぶつかって、
花厳 望春
は倒れこんだ。
悪魂石を探すためにしらみつぶしだ! と意気込んでから、もう何度目だろうか。
雪女の身体は思った以上に不便である。
「ええいもう面倒だ!」
ごそごそと懐から取り出したるは、いつも持ち歩いている棒付きキャンディ。
舐めれば『飴とムチ』が発動し、鷹のシキさんが羽ばたきながら望春の前に降り立った。
何用かとばかりのシキさんの視線に、なんとか起き上がりつつ、
「シキさんお願いがあるんですけど、この回廊を上から見て、石……みたいな……とにかく変なものみつけたら俺か、シキさんが信用できると思った人に知らせてください」
礼儀正しく用件を告げる。
すると「わかった」とばかりに一度翼をはばたかせ、シキさんは飛び立っていった。
その姿に頭を下げ、望春は自身も捜索をさいか、
「ぐぇ」
……また倒れた。
◆
一応、今の状況はわかっている。
がんばって悪魂石を見つけないといけないとも思っている。
だけど――、
「きれいだね~……」
岡野 丸美
の視線と足は、きょろきょろとあっちへいったりこっちへいったり。
すると視界の端っこに、どこかで見たようなにゃんこを発見した。
気づくと丸美は廊下でその赤毛の猫に近寄って、
「かわいいねえ」
と抱っこしてしまっていた。
篠崎 響也
は驚いた。
気付いたら猫の獣人――というか、ほぼほぼ猫そのものの姿になっていて。
そして猫の本能に負けてだらだらしてたら、同学年の丸美に抱え上げられてしまったのだから。
(なんだこいつ! 触るな! 撫でるな!)
しゃーっ、と猫らしく威嚇してみるが、
「あったかくてやわらか~い」
丸美はそんなのどこ吹く風。彼女に撫でまわされているうちに、猫的に気持ちいい所を触られて、ごろにゃんと声を漏らしてしまう。
そんな自分に衝撃を受け、本能に負けつつあった理性に一瞬火が灯る。
(俺は猫じゃないー!)
このままではマズい――と、無理やり腕を抜け出す。
猫特有のしなやかな動きで華麗に着地、そして逃走。
しかし安堵する間もなく、後方から足音がついてくる。
まさかと振り返ってみると、
「待ってよ~」
追いかけてくる丸美の姿。
(な、なんで追いかけてくるんだよー!)
焦りと共に響也が足を速めれば、丸美も続く。
猫と座敷童の鬼ごっこは、まだしばらく続くのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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