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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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チョコレート川・その1
◆
チョコレート川を目の前に、
桃川 圭花
は真面目な顔で言った。
「『悪魂』って10回言ってみて」
「お、おう?」
握 利平
が不思議そうに首をかしげながら、言われたとおりに10回繰り返す。
そこで圭花が出したのは、ノートに描かれた一枚の絵。
「これは?」
「あこうんっ!」
アンコウであった。
「ってなんで川に提灯アンコウが居るんだよっ!」
そもそも川がチョコレート製である。何を今更。
ともかく。
川の主である提灯アンコウを釣り上げるため、2人は釣りをやってみることにした。
釣り竿は利平が有り合わせの材料で作ったものだが、
「悪くないじゃない、これ。ちょっと手を加えれば……」
圭花はその釣餌に、ろっこんで分解したストラップをくくりつけた。
それから周囲をぐるっと見回し、呼びかける。
「ねえ、皆でこの川の主を釣り上げてみない?」
1人より2人、2人よりもっと大勢の方がきっと釣りやすい。
「よし、じゃあそのコなんとか見つけて上の方に連れ出してくるね」
最初にノッたのは、
入江 みつび
だった。
釣りではなく潜っての捜索だが、主が底にいる場合非常に助かる。
「ありがとうございます、先輩」
「おまかせおっけー、かまぼこちゃんにまっかせなさーい」
にこやかにウィンクし、それからかまばこを食べて『寝子島マーメイド』を発動。
ざぶん、と音を立て川に飛び込んでいく。
チョコレートの川で遊んでいた
葉利沢 倫理子
も、釣りに加わることにした。なんとなく面白そうだし、主とやら釣れたらそれもまた面白そうだ。
手にすくったチョコを凍らせて作ったアイスチョコをパリパリとかじりながら、釣り糸を川へ垂らそうと、
「……そこの岩、じゃまね」
目の前、ものすごく邪魔になる位置にチョコの塊みたいな岩があった。
食べられそうだけど、あまり食べ過ぎると太るし。
「何かお困りですか?」
そんな彼女に、8本足をうねうねと蠢かせた
齋藤 智照
が声をかける。
「あの岩が、釣りの邪魔で」
「なるほど。それではこの猫の手ならぬタコの足にお任せですよ~」
8本足を伸ばし、吸盤を岩へ吸い付ける智照。
そのまま力を入れると、いとも簡単に岩をどかすことに成功した。
「……おお」
さすが夢の中だ、と倫理子は内心でひとりごちる。
「私も釣るのに協力するよ~。その代わりもし悪魂石を見つけたら私の知り合いの人にも見せて欲しいんだ~」
矢萩 槇
のお願いに、圭花は「手伝ってもらえるなら」と頷く。
槇の様子からして、「知り合い」が石の悪用を企むような人物ではなないだろう――そう判断してのことである。
「ありがとう~」
「ただ……時と場合によっては争奪戦になって、見せてあげたくてもできないかも。……それでもいい?」
すると、槇はぐっと拳を握って微笑んだ。
「持ってっちゃおうとする人が居たら、私も一緒に石を護るから大丈夫だよ!」
「心強いわね。オッケー、じゃあよろしく!」
「は~い」
元気よく手を挙げて、槇はざばざばと川の中へ入っていった。
「先輩は――」
「うちは座敷童らしく、皆の様子見守っとくわぁ」
ろっこんは役に立たなさそうだし、座敷童の身体では釣り上げるのも大変そうだし――と
壬生 由貴奈
は小さく苦笑。
「それだけ皆に幸運が舞い降りれば結果オーライだし」
そう言って、少し川岸から離れた場所にこてんと腰をおろす。
クッキーを食べながら、アンコウが釣れるのを待つつもりだ。
亜魚隈 猯利
も、少し離れたところで釣りに加わっていた。
時々キョンシーらしく跳ねながら、竿をしならせている。
1人静かに釣りに打ち込む姿は、なんというかチョコレート川というフィールドに対する興味が滲んでいるようにも見えた。
◆
「――さあ、来てくれ沼田さん!」
屑利 執
は例によって例のごとく、『降臨の儀』を発動した。
魔法陣が光輝き、沼田さんが召喚される。
「ちょ、ちょっと今取引中だっ、」
沼田さんの愚痴には一切耳をかすことなく、執は沼田さんにロープを括りつけた。
そして沼田さんがソレに気付いた時には、既に彼を川へ突き落としていた。
「ごぼぼぼっ、ぶべぼぼおぼぼおおおおっ!?」
明らかにやばげな音が聞こえるが、執は一切気にしない。
アンコウの捕獲は、沼田さんに優先するのだ……。
◆
市橋 誉
も利平に竿を作ってもらい、釣りに加わる。
しかし、闇雲に釣り糸を垂らしてもいたずらに時間を消費するだけになりかねない。
そこで、幽霊となった
市橋 奏楽
の出番である。
「奏楽、何か見えたか?」
チョコレートの川に潜っていた奏楽が、波紋一つ立てることなく水面に上がってくる。
川の上をぐるっと回って、
「この辺り、底の方に何か大きなものが居るみたいだ。流れが早くてよく見えなかったけど……」
「わかった。じゃあその辺りに垂らしてみよう」
座敷童の小さな身体で大きく勢いをつけ、奏楽が目星をつけた辺りへ――
「唸れ、俺の小さな幸福……!」
気合の入った掛け声と共に釣り糸をシュートした。
その様子がちょっと危なっかしくて、奏楽がハラハラしているのには気付いているのかいないのか。
◆
気付いたら子供姿になっていた
吉祥寺 黒子
は、のんびりと川べりを歩いていた。
そうすると、釣りに勤しむ集団が目に留まる。
なんか水面でバタついてるおっさんも見えるが……気のせいだろう、きっと。
「……こんな所で釣り?」
「そうなのよ、ちょっと川の主を狙っててね……」
桃川 圭花
が声だけで応える。
視線を川から逸らさない、いや逸らせないというべきか。
ともかく、釣りに勤しむ面々が何やら必死そうなのは黒子にも見て取れた。
少しだけ応援してやっても、いいかもしれない。
刺青の入った舌をちろっと出して、
「そうか。大丈夫、あんた等は幸運だ。きっと探してる獲物が見つかるさ」
『ラクシュミーの寵愛』――発動。
これで釣り人達に幸運が与えられたはずだ。
無事、大物を釣り上げられるといいのだが。
じゃあな――とクールに去ろうとしたのも束の間、
「うおっ!?」
つるりと黒子の足が滑った。
何故か落ちていたバナナの皮を踏んづけてしまったのだ!
そして流れるように川に転落!
「ぎゃー! なーがーさーれー――……」
圭花達が助ける間もなく爆速で川流れ!
あっという間に、黒子の姿は見えなくなってしまった。
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担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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