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【ハロウィン】始まりは、キラーカボチャゴロゴロハッピー!
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「またトンチキな祭りをやってるねぇ」
ビルの屋上から街を見下ろす
骨削 瓢
は鼻をつまんで空へ視線を逸らす。
「これをさらにカオスに仕上げるには……ふむふむ」
のらりくらりと思案し、一つのシンプルな結論を導いた。
よ し 燃 や そ う
決めると早い。「少なくとも捕獲はするだろう」と持ってきていた網に油を染み込ませ、街中をゴロゴロ転がるお騒がせカボチャの近くへ。
「さらにあっし好みのカオスにしていくよぃ」
カボチャの進行方向へ先回り。人の少ない路上に網を張り罠を完成させた。
「あとはうまく獲物をおびき寄せるだけだねぇ」
別のルートへ逸られてはたまらない。カボチャの元へ急ぐと、
「さあこっちに来ておくれよ、あっしのことも食べておくれ」
アピールして引き寄せる。
「そうだよぃ、こっちだよぃ」
南瓜弾をゆらりとかわしながら、思うがままに誘導する。
「さて、うまくいくかね?」
自身が仕掛けた罠をくぐり抜け、カボチャの行く末を見守る。
はたしてカボチャは、瓢の狙い通りに網に絡まった。
(無論、動きを封じれると思っちゃいないよ)
塀に上り、マッチに火を付ける。網を巻き込んで転がり続けるカボチャへ向けてそれを弾いた。
ボウ、と。またたく間にカボチャは火の車になる。
(これをあと1つ2つに施せば十分かねえ。そしたらあっしは傍観傍観)
炎上するカボチャを見送りながらほくそ笑む瓢。
(どう転がろうと構わんよぃ)
火の海と化した寝子島を眺めながら、直火でこんがり焼けたカボチャを食べる。それもまた良しなどと考えながら、瓢は再び見晴らしのいい場所へとのらりくらり歩いていく。
(たいへんなことになりました……)
始終を見届けていた一羽の雀が旋回して茂みの中へ入っていく。
「カボチャさんにリボンを付けてあげようと思っていたのですが……」
変身を解いた
御巫 時子
、落胆していてばかりではいけないとねこったーを開く。
(私にできるのはカボチャさんの場所を報告するだけ。どなたかが止めてくれるといいのですが……)
祈りを込めながら書き込みする。
「やっかいなことになってきたな」
スマホを閉じると
八神 修
は、情報を頼りに炎上カボチャの元へ向かっている。すでにカボチャのことはじっくり観察しているので行動パターンは解析済み。人を追い飲み込んではどこかへ転送し、ついでにハロウィンにちなんだプレゼントをくれる。それだけでならば害はさほどでないし、しばらくは様子見でもいいかと思っていたが、今は事情が変わった。
(一刻を争うな)
炎上カボチャ発見。そこかしこから悲鳴が沸き、かかる火の粉に顔を背けている。
「ここまで来るとお祭り事じゃ済まされない」
事態を収束させねば。
スポーツ店から調達したスプレー缶を取り出すと、炎上カボチャの元へひた走る。
「さあこれを食らえ」
迷いなく投擲。大きな口にすっぽり入る寸前、修は呼吸を止める。
ろっこん「分解」。スプレー缶が口の中の闇に溶け込む寸前に意識を集中させた。
鈍くこもった爆発音の直後、炎上カボチャが弾け粉々になる。
(炎のおかげで破壊力は抜群だな)
スプレーの引火性と破壊にともなうエネルギー、そして修のろっこんの融合。予想以上の爆発力だ。散り散りのカボチャ欠片は秋風に流されやがて鎮火する。
(よし、他の炎上カボチャも同じ要領で)
と走り出そうとしたところで踏みとどまる。
(何となく)
何となくだが、思ってしまった。
(親玉のカボチャが出現しそうな気がする)
ねこったーで再び情報集めにかかる。
騒がしさにつられ
旅鴉 月詠
は、スケッチブック片手にふらり外へ出ていた。
「へえ空間転移か、無駄に高機能だな」
すでにねこったーから情報は抽出していた。
「しかし」
向こうから転がって来るカボチャを発見。
「見聞きしていたのとはだいぶ姿形が違っているな」
ごうごうと燃え盛る火の玉のごときカボチャ。周りが逃げ惑う中、動じず相手をじっと見つめる。
「危ないぞ!」
誰かの忠告は耳に入ってきても従わない。
「まあこれも」
スケッチブックを開く。
「イベントの一つと思ってくれたまえ」
月詠にとっては1つの賭け。あの炎上カボチャが生き物のくくりであったら彼女の作戦は成功しない。しかしあれだけ燃えているカボチャ、生き物と思う方がおかしい。たぶんこの作戦はうまくいく。
ろっこん「絵空事」。スケッチブックに描かれた魔女帽子にカボチャが触れた瞬間、紙が燃えるより先に絵の中へ吸い込まれていく。封印成功だ。
(これを人気のない場所で開放し、あとは好きにさせてもらうか)
てくてくと落ちついた面持ちで歩きだす。
やってきた場所は寝子ヶ浜海岸。この時期はサーファーがちらほらいるだけで人はさほど多くはない。事故になる可能性は低いだろう。
「待っていたぞ」
海岸には修がいた。「炎上カボチャを海岸で開放する。協力者求む」という呼びかけに反応しての登場だ。
「何か、予想もしない事態が待っているような気がするんだ」
修の予感に月詠は「そうか?」と一言返し、スケッチブックから魔女帽子の項だけ切り離すと、ビリビリと破った。
封印が解かれて出てきたカボチャはもう炎をまとってはいない。変わってみるみる体を大きくし、10も数えないうちに、ビル5階分くらいの高さはあろうかというくらいにまで成長した。
「どういうことだ」
と発言しつつも月詠は全く動揺していない様子だ。
「旅鴉の能力に触れたことで更なる変異が生じたようだな」
「どうするべきかな、また封印するか?」
「解決法はすでに準備している。俺の作戦がうまくいかなかったら再封印してくれ」
月詠が「ほう」と言うより先に修は動き出していた。
超巨大カボチャが街へ転がってしまっては最大のやっかい。その前に解決しなければ。
「動きのない今が好機」
カボチャの口元までよじ登る。
「さて、望みの物をくれるかな」
ひと呼吸置いてから、巨大なブラックホールのごときカボチャの口の中へ飛び込んだ。
「八神は何をやっているんだ?」
見届けていた月詠が首を傾げた直後、背後から強風が吹き海岸の砂を巻き上げた。
「……やりたい放題だな」
海方向から飛来したのは戦闘機。操縦するのはもちろん修。
「強く願ったグッズをくれるカボチャ。俺の分析通りだ」
コックピットはカボチャ色。ボタンもジャック・オー・ランタンだ。
「さあ、これでも食らえ」
両翼下から機銃。といっても出てきたのは南瓜弾。超巨大カボチャも負けじと口から同じものを射出し応戦だ。
「俺の操縦テクを甘く見るな」
南瓜弾幕を交わし接近していく。
「機体ごとぶつけてやる。残しても維持管理できないしな」
カボチャの後方へ旋回し加速。
「トリックオアトリート。楽しかったよ」
迷いなく突撃した。
海岸に散乱するカボチャのかけらたち。その1つを拾って名前はつぶやく。
「しばらくパンプキンパイには困らないな」
アトリエで食べるデザートが決定した。
「これで落着だな」
パラシュートで下降してきながら修。
「まだカボチャはいくつか街を転がっているようだが?」
「もうじきいなくなるだろう」
「だといいが」
「また誰かを困らせるようなら分解するか封印すればいいだけだ」
緊急対応を要した炎上カボチャはいなくなった。
(私もあとでカボチャの口に飛び込んでみよう)
カボチャのステッキが欲しい月詠だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月09日
参加申し込みの期限
2015年05月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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