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街が何やら騒がしい。
新江 天懸
は眉をひそめた。
寝子島は観光地なので休日は騒がしいことこの上ないのだが、今日は特に異様な賑わいをみせていた。
「あ゛? なにガン飛ばしてんだコラ?」
もっさい連中が新江に対して警戒心を露わにしてきた。
シルバーのアクセサリーにジャージ姿、そして金色に染めたソフトモヒカンに近い坊主頭の新江。
鍛えた肉体は齢14とはいえ精悍で、全身からヤンキー的威圧感を発していた。
周囲にいるのは魅紗歌のファン(壺職人)たち。
彼らは新江を要警戒人物として睨みを効かせているのだ。
何も知らない新江は不機嫌そうに睨み返してやった。
「ンだよ……、俺はた猫島軒のラーメン食いに来ただけだっツーの! なんでこんなにラーメン屋の前にたむろしてやがるんだ?」
道路を占拠するかのようにファンたちが店前に座り込んで、何かを今や遅しと待ち望んでいるようだ。
「オラ、退けよキモオタ! 店の戸の前で座ってたら他の客の迷惑だろーが!!」
実際、壺職人たちが群がっているせいで来店を諦める観光客や地元の常連たちが見受けられた。
マナーや節度を欠いた狂信的ファンの迷惑行為に対して、新江はそのチンピラめいた風貌で店前の壺職人たちを一喝したのだ。
退散していく壺職人たちを見届けると、げんなりした様子で新江はのれんを潜った。
店内に入った新江は思わずまぶたを擦った。
「……マジかよ、みさリンじゃねーか!」
話題のアイドル、みさリンが猫島軒のラーメンをすすっている!
「ゆ、夢じゃないよな? あ、もしかしてあのキモオタども、みさリンのファンだったのか?」
ようやく納得した新江であった。
「いらっしゃいませアルー! ご注文は何にするアルかー?」
畑中が厨房から顔を出しながら挨拶をした。
壺職人たちは出待ち専門のようで、ラーメン屋の店内までは入ってこようとしなかった。
後に現役壺職人の後木はこう語る。
『魅紗歌様は神聖なのだむやみやたらに近づいたらダメだって先輩方が仰ってたのだ~』
つまり、壺職人たちは一定の距離を置いて魅紗歌を応援するスタンスのようだ。
これに対し、何も知らないファンが不用意に接近すると壺職人たちは「空気読めよ」と言い出して憤慨するのだ。
なんたる理不尽極まりない村八分的ルール!
有無を言わさず周囲に押し付けている現状は常軌を逸している。
足並みを揃えない者には制裁行為の大義名分で個人情報がネットの海へさらされるのだ。
同調圧力の脅威が、我が物顔でまかり通ってしまっている!
ゆえに同じアイドルファンからも壺職人は腫れ物扱いされて実際危険である。
そんな過激派の連中が店内に入ってこないのが不幸中の幸いともいえよう。
「ごめんなさいアル、ちょっとオーダー立て込んでるからお時間いただくかもしれないアル!」
畑中は大量のオーダーをこなすべく未だに中華鍋を振るいながら叫んだ。
「はぁ? なんでだよ? 店の中は満席ってほどじゃねーだろ……」
「アイドルさんの赤い髪のマネージャーさんがすごい食べる人アル! お店のメニュー、全部食べるアル!」
「……は? そんな人間、いるわけねーだろ……」
訝しむ新江は泉月花を見遣った。
「うお、美人! そして爆乳!」
そして2秒後には態度を一変させた。
「みさリンのマネージャーさんっすか!? 超キレイっすね! 寝子島は観光? よかったら案内するぜ?」
早速ナンパモードに切り替わる新江。
しかし、泉月花は優しく微笑むと首を横に振った。
「ごめんなさい。あたしたち、今日はこのあと大事なお仕事があるんです。夜はホテルで会食の用事がありますので、午後はまったく体が空かないですね」
「嘘だろ!? みさリンとマネージャーの2人を寝子島の夜景スポットに案内したかったぜ……! そしてそのあとは……」
「ごめんね、お仕事終わったら魅紗歌は夜の8時には帰るから」
魅紗歌の堂々とした帰宅予告に新江は食い下がる。
「そんなこと言わずにさ、1時間だけ俺とイイコトしようぜ、な?」
自称成功率100%のナンパ師の新江、なかなか引き下がろうとしない。
魅紗歌と新江の顔が近い!
横にいる泉月花の顔つきが、徐々に険しくなってくる。
それを察した桜庭が身構えた。
その時である。
「……ちょっと、あなた、こっち来なさいよ」
後ろに控えていた貴家が、新江の襟を掴んで魅紗歌から引き離した。
「彼女、嫌がってるじゃないの」
新江は貴家の手を振りほどくと、思いっきりメンチを切った。
「だ、誰だてめー!?」
次の瞬間、新江は叫んだ。
「美少女じゃねーか!!」
彼はお姉さんから同年代まで女性の好みの守備範囲は広かった。
「なんだよ、そっちも女子2人か? いいぜいいぜ、俺が相手になってやる!」
「え、えっと……、私はその子にちょっかいを出すのはやめなさいって言ってるだけで……」
困惑する貴家。
だが新江はお構いなし。
「それじゃ、俺はお前と相席させてもらうぜ。そっちの連れは……金髪、か……」
「……どうかしたの?」
既に同席している北原を見て、新江は口をへの字に曲げていた。
「……いや、俺の知ってる苦手な女も金髪だって話だ。気にすんな」
苦手な女とは、彼の姉と同じような金髪で目鼻立ちが整った女のことである。
「そう……」
そんなことを知らない貴家は、言葉通り気に留めないようにした。
一応、魅紗歌たちを守ることができたし、恩を売った。
情報の引き出しは直接会話する人たちに任せる他ないが、充分、自身が課した目的は果たせたので満足である。
今後も警戒を続ければ、2人の身の安全はより確保しやすいだろう。
ラーメンを食しながら色々と考える貴家の横で、呑気に手を挙げてオーダーする新江であった。
「おーい、俺は猫島ラーメン麺カタ・煮玉子・チャーシュー増し増しでな!」
「かしこまりましたーアルー!」
厨房の奥で畑中が目を回していたのを、新江は見なかったことにした……。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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