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泉月花が頼んだ書籍をワゴンに積むと、
浅山 小淋
はゆっくりと忍び寄るように歩きだした。
見守る“英雄たち”が目を光らせている。
黒依からの伝達は既に伝わっている。
浅山がワゴンを泉月花たちの横につけた時から行動開始だ。
『随分と熱心に郷土史をお調べになるのですね』
浅山は努めて笑顔で泉月花に接した。
「ええ、とても興味深いです。落神伝説やそれにまつわるこの島の文化の変遷、知れば知るほど奥深いですから」
泉月花の言葉には一片の嘘も紛れていないように浅山は感じた。
浅山が積んだ本を開いて黙々と目を通して熟読するその姿は、知識を“食する”と言っても過言ではなかった。
『ここの書籍はご参考になりましたか?』
「ええ、とても。正直、収穫はあまりないと思っていましたが、意外と蔵書数が多いことに驚きました。もう少し読み込んでみます」
真剣な表情でページをめくる泉月花。
その横で眉をひそめながらぐずる魅紗歌の姿があった。
「難しい漢字多すぎだよぉ! ねぇ無口なお姉さん、マンガ版とかないの?」
魅紗歌は単に付き合わされているだけのようだ。
「お姉様と一緒にいたいから付いてきたけど、お姉様ったらずっとこの調子だし、もうつまんなぁい!」
浅山は苦笑いを浮かべながら、読み終わった本をワゴンで回収していった。
入れ違いで現れたのは、
吉祥寺 黒子
、
尾鎌 蛇那伊
の2人。
彼らがいる机が覗ける位置の机に、
桜庭 円
と
戌井 創
、
月居 歩
、
李 小麗
、そして
芽森 菜々緒
が控えている。
まず、吉祥寺が席に座ると、魅紗歌に向かって声を描けた。
「ようこそ、寝子島へ! ファンの1人として直に会えて嬉しいぜ!」
「なによ、いきなり相席って……? ファンの人には許可もらったの?」
訝しがる魅紗歌。
しかし、今や壺職人をまとめあげている本日のイベント主催者である後木がにこやかに答えた。
「クロちゃんセンパイは真央ちゃんのお友達なのだ安心してほしいのだ!」
他の壺職人にも事情を説明しており、大きな混乱が発生することはなかった。
「センパイ方のご理解ありがたいのだ~それはそうと魅紗歌さま麗しいのだ~。センパイから見た魅紗歌さまの魅力はどこですかなのだ?」
後木は上手く話を逸らすことで吉祥寺たちから意識を自分自身へ集中させる。
これは彼女が意図的にやっているわけではないのだが、結果としてこれが泉月花たちとの対話を成功させる要因の1つになっていた。
「……ふーん、わかったわ。それで? サインが欲しいの? 握手してほしいの?」
「おいおい、みさリン。機嫌直してくれよ」
魅紗歌に警戒されて困惑する吉祥寺。
「俺はどちらかというと、隣の赤い奴に用事があるんだ」
「……私ですか」
本に視線を落としながら答える泉月花。
「どうも、“先日”は世話になったな? 今日はこれからどうするんだ?」
「午後はこの島で開催されるイベントの打ち合わせです。忙しいので今日は“お相手”できませんよ」
前回の赤黒い巫女服姿の時とは一変して、一貫して冷静なキャリアウーマンモードの泉月花。
あくまでも隣にいる魅紗歌のプロモーターとしてこの場にいるんだと言わしめるような態度であった。
と、ここで尾鎌がよく通るバリトンボイスで告げた。
「加納様、先日は友人共々お招き頂きありがとう御座います。その返礼というには見劣りしますが、寝子島の食事処巡りなど御案内致したいのですが……宜しいでしょうか?」
「食事、ですか……?」
初めて視線が本から離れ、尾鎌の方へ向いた。
暴食の大罪は伊達ではなかった。
尾鎌は真摯な態度で言葉を継げる。
「ええ、きっと加納様は寝子島に不慣れなはずだと思いまして、既におすすめの食事処を数箇所押さえております。加納様の昼食のご予定が、もしも未定というのならば是非“私”のプランの活用をお薦めしたいのです」
「そうね、グルメスポットは多少調べてきたけど、土地勘がないから時間内に巡れるか不安だったところです。是非、案内してくださいませんか?」
「お姉様……!?」
魅紗歌があからさまに警戒している。
「お姉様に何をする気なのっ?」
今にも噛み付きそうな剣呑な表情。
壺職人が見たら目を違うであろう。
幸い、後木の話術に魅せられた壺職人たちは、この衝撃的瞬間を目の当たりにすることはなかった。
尾鎌は慈悲深い如来スマイルを魅紗歌に向けた。
「では、そちらの見目麗しいお嬢様も宜しければご一緒いたしませんか? ご安心下さい。我々は加納様に危害を加えようとは思っておりません。純粋に我々の愛する寝子島の案内を率先して買って出ているだけですから」
「そうだぜ! それにみさリンのファンとしてガイドを務められるなんて、またとないチャンスだからな!」
吉祥寺もこれに同調した。
そこへ泉月花が一言だけ呟いた。
「まぁ……魅紗歌の言うとおり、常に背後や死角への警戒は怠らないほうがいいかしら?」
「おいおい、信用ねぇなぁ? 禍根はあるけど寝子島観光に来たなら案内くらいするのが人情ってやつだろ?」
「……本当に善意でやろうというのですか?」
「最初からそう言ってるだろ?」
泉月花は呆れ返っていた。
「吉祥寺さん、『敵に塩を送る』って言葉を知っていますか?」
「おう、塩でも砂糖でも今は送ってやるぜ。……ただし、色々聞かせてくれよ」
「なるほど、そういうことですか、吉祥寺さん……」
食事中に高度な情報戦が始まることを泉月花が理解する。
「分かりました。あなた方の話術がどれだけ卓越しているのか、お手並み拝見致しましょうか」
すると、魅紗歌は途端に不機嫌になっていった。
「えー、せっかくお姉様とデートできると思ったのに……」
むくれる魅紗歌は、図書館を出るまで終始膨れっ面のまま黙りこくってしまった。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
神話・伝説
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月13日
参加申し込みの期限
2015年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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