this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
秋刀魚食えよ! ――猫鳴館の七輪は燃えているか――
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
15
つぎへ >>
一方、こちらは台所に向かう3人。露草は「耐久性は少し不安ですが、古き良き建物……」と妙に感心し、マグロさんが「だろ? 話がわかるじゃねぇか!」と妙にご機嫌に。
「そういえば、2人は何故ここに?」
時生が不思議そうに問うと露草は
「ねこったーにサンマ大量とあったからデース」
と答える。一方のマグロさんはというと
「それはな……俺様がここのOBだからだ!」
と威勢良く答える。思わず時生と露草はぽかん、としてしまったが、マグロさん(の中の黒造さん)は27年前の寮生だったらしい。彼はしみじみと当時の事を思い出しながら渋い声で
「定期的にマグロを差し入れしているが、いつ来てもこのボロさが哀愁と共に懐かしさを感じさせてくれるぜ……っ」
というので妙に様になっていたりする。
「第二のホームという訳デースネ?」
「そうともよ!」
露草がぽん、と手を打って相槌を打てばマグロさんは気をよくしたようだ。
そんなこんなで台所へ到着。マグロさんは差し入れを手にいざ、出陣(?)!
「おらぁ、寮生ども! ご無沙汰だったがテメェ等に差し入れだぁ!」
と台所へ入ったマグロさんだったが……出迎えたのはたくさんのサンマと、それを料理しようと奮闘する者たちの姿だった。後に続いた時生と露草は、空ぶったなと思いつつサンマの量に驚く。
「すごいね」
思わず呟く時生だったが、露草はすぐさま身支度を整えて手を洗う。そして、挨拶もそこそこに忙しそうな綾花の手伝いに入った。ちょうど三枚おろしで余った骨をあげていたところへ、キッチンペーパーを引いたバットを差し出す露草。
「あ、ありがとうございます」
「いえいえ、気にしないでくだサーイ」
ちょっと驚く綾花に、朗らかスマイルで答える露草。三角巾と割烹着を身に着けた美青年が何故ここにいるのか綾花には分からなかったがまぁ、今は猫の手も借りたいのだ。
時折マグロの差し入れをしていたマグロさんだが、こんな事態は初めてだった。いつものように「仲良く食えよ!」とナイスガイなスマイル決めていたはずが……。
「やめろ! 俺様のホームがサンマ臭くなっちまうじゃねえかあああっ!!」
絶叫で調理班が一斉にマグロさんへと注目する。もちろん、入り口で出迎えた明里もである。
「な、なんでそこまでサンマを……」
「俺様がまだ青い高校生だった頃、七輪でサンマを焼いてよぉ。焼きが不十分だったんだ」
困惑した望月の言葉に、マグロさんはどこか遠い目で言う。忘れられない記憶なのか、全身から哀愁が漂っている。
そして、その場にいる全員は、何故彼がサンマを毛嫌いするようになったのか、なんとなく悟ってしまった。
――もしかして、生の部分であたっておなかを壊したのでは……?
「忘れもしねぇぜ。トイレで一晩過ごしたあの夜はよ……」
物凄くお腹が痛くなったらしい。なんとなく理由を察した一同は、手洗いをキチンと行い、調理の際は加熱をしっかりしよう、と考えるのだった。
「確かに食中毒は怖いよな」
不意に声がする。新聞部の
八神 修
である。彼は写真撮影の許可を取ると料理風景を撮影し、碧南に質問をする。
「何をつくっているんだ? なかなかおいしそうな匂いがする」
「えへへ~。これはね、サンマのトマトソースパスタだよ。大皿に盛って、みんなで分け合おうって思ってから楽しみにしていてね♪」
オリーブオイルで炒めたニンニクとサンマ、タマネギが入ったトマトソースからは食欲をそそる香りが立ち上る。修は実においしそうだな、と考え……たくさんのサンマに「いかんいかん」と首を振る。
「……ともかく、これは一体どういう事だ?」
「よくはわからねぇ。ただ、みんなの話だと急にサンマが増えたらしいんだが」
さんまの開き用に魚を捌いていた望月が作業しながら答える。修は箱を見、首をひねる。
それでもサンマは増え続け、どうにか調理班で消費できるよう調理中といった所だった。ただ、マグロさんはというと……?
「そんなこったぁ、どうでもいいんだよっ!!」
「いや、どうでもよくありませんから」
魂から叫んで綾花からつっこまれる。が、彼は怯まない。手を洗い、持参した寝子巻(マグロとアボガドを巻いた巻き寿司)をとりだし、包丁で綺麗に切った!!
「こっ、これは……実においしそうです!」
皿に盛られた寝子巻に目をきらきらさせる切奈。マグロさんは威勢良く
「こんなサンマだらけじゃいけねぇぜ! おらぁ! マグロ食えよぉおおおっ!!」
と、寝子巻を掲げる! こうして、サンマ料理の中に一品マグロの寿司が加わることになったのだった。
その頃の瓢
「むぬっ……」(ごきゅごきゅごきゅ……)
彼は台所の隅っこで無心にサンマを飲み込んでいた。一体その細い体のどこに入るのだろう? これを本人に言ったら「そりゃ胃袋に決まってるさね」と涼しい顔で帰ってくることだろう。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
秋刀魚食えよ! ――猫鳴館の七輪は燃えているか――
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月12日
参加申し込みの期限
2015年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!