――某日・猫鳴館。
そこを訪れたのは、寝子高OBの瓜山 レイと
瓜山 メイの兄妹だった。
「いやぁ、ここは変わらないなぁ! 俺、すっごく嬉しいよ!」
にこにこ顔のレイはそういって、発泡スチロールの容器をどん、と集まった猫鳴館の住人たちの前に出した。
「実は、サンマを沢山持ってきたんだ。みんなで食べてくれ」
「お野菜も持ってきました。一緒に食べると美味しいですよ」
メイもまた優しい笑顔でそういい、猫鳴館の住人たちは歓声を上げる。その賑やかな様子に、瓜山兄弟はとても嬉しそうだった。
「やっぱり持ってきてよかったな」
レイはそういうと、嬉しくなって発泡スチロールの容器をそっと撫でた。
が、しかし。
まさかこんな事になろうとは誰一人思わなかった。
台所へ運ばれた野菜と2つの発泡スチロール。しかし、気がついたとき、発泡スチロールの箱から、沢山の新鮮なサンマがびちびちと跳ね回ってあふれ出ていた。サンマの数が増えているのだ。
テーブルから落ち、床に広がる沢山のサンマ。それを目撃してしまった者は……、すぐさまねこったーを起動した。
『猫鳴館、サンマ大漁』
放っておいたら、まずいかもしれない。
これはちょっと騒動が酷くなりそうだな、と君は思ったことだろう。
サンマ食べたい。
そんな菊華です。大根おろしでもいいしマヨネーズでもいける。
難易度:★★(シナリオガイドと注意事項は読みましょう。)
※難易度について、くわしくはマスターページをご覧ください。
◆今回の概要
瓜山兄妹が持ってきてくれたサンマが入っていた容器にどうやら神魂が宿っていたらしく、新鮮な(びちびちいってますし)サンマが増え続けて溢れています。放っておくと後々面倒な事になりかねません。
因みに、このサンマは発泡スチロールの容器の中から増えていきます。
リアクションスタート時、台所はまだ足の踏み場がありますが放っておくと猫鳴館が悲惨な事になります。
◆くわしい状況
*メイ先生
「ひと」であり、怖がりなメイ先生。もし台所の惨状や増え続けるサンマをみたら気絶するかもしれません。場合によっては逃げるかもしれません。
うまく隠したりごまかしたりしましょう!
因みに、メイ先生が逃げると失敗判定に近づきます。
*サンマ
とても新鮮なサンマです。煮てよし焼いてよし。刺身でもいけます。
ただし、ある事をすると増えます。
瓜山兄妹が最初持って来た量は、発泡スチロールの容器2つ分だったのですが、現在何故か部屋一杯に溢れています。
PL情報
・一晩放っておいたら猫鳴館がサンマで溢れて壊れます。
そうならない為にも食べつくしてください。
・このサンマは、生で食べてもお腹を壊す事はありません。
登場NPC
瓜山レイ
陽気な兄で、猫鳴館OBです。久しぶりに遊びにやってきました。
寮生の様子によろこんでいます。
瓜山メイ
寝子高で書道の先生をしている怖がりな妹です。
現段階では別の場所に居るようで気付いていません。
それではよろしくお願いします。