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段ボランド de ファイト
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お待たせした。ここでMMR(萌・ミステリー・レポート)の登場である!
と言ったところで「それってなに?」と問い返してしまうヤングメンもまだまだいることであろう!
なので今回もまた簡単ながら紹介をしておこう。
MMRとは、この世の奇妙奇天烈摩訶不思議を解き明かす使命を帯びたミステリーハンターこと
鬼河内 萌
が、数多くの仲間たちとともに神秘の謎に挑んでいくという特務機関の名称なのであるッ!
……ごめんちょっと嘘が混じっている。『数多くの仲間』というのは希望的観測にすぎず、現時点では隊長にして無敵のタフガール萌一人がメンバーだ!
さてMMRな萌がこの世界に踏み込んでしまったのは偶然だが、彼女にとっては大いに望むところだ。さっそく調査を行って、萌はある程度の事情を理解した。
「過去と現代の二つのゾーンが存在する。いずれのゾーンでも段ボール芸術が侵入者を襲ってくる……ということね」
秘密のミステリーレポート帳に書き込みを行い、鉛筆の端を軽く噛んで萌は思考を巡らせた。
そも、なぜ段ボールの芸術たちは、こちらを襲ってくるのか……?
アルチュール・ダンボーというおじさんと、無関係ではなさそうだ。
ここでひとつ、萌は大胆な予想をしてみる。
動く段ボール芸術が人々を襲うのは、ダンボーを守っているからではないか、と。
なぜなら段ボール芸術たちからすれば、彼らを産み出したダンボーは神のようなものだから。
それと、未来ゾーンが制作中だったという噂を統合すると……。
「つまり、創作中だった未来ゾーンで段ボール芸術が多く集まっている所にダンボーがいる可能性が高い!」
こんな結論が導き出せるわけだ。
けれどもそれはきっと、敵地のど真ん中ということになるだろう。いくら弱い段ボールたちが相手でも、真正面から突っ込むのは、返り討ちに遭いかねない。
だったら、段ボールたちが『敵』だと認識できない姿になるというのはどうか?
「ユウくんとデートしたかったのに!!」
ぷんすかと頭から湯気を立てながら、萌はついに、その考えを実行した。今、萌が着替えたいのはこんな衣装ではない。本当ならそろそろデートイベントが発生して、愛しのユウと出かけるためにお出かけ用の服を、一生懸命選んでいるはずだったのだ。断じてこんな服では……!
しかし現実は厳しい。萌はMMRとしての使命感を具現化した、こんな衣装に身をまとっていた。
シャキィィィィィン!
「ボクがガン……ニャンダムだ!」
驚愕のコスチューム、それは……ガン、じゃなかった、段ボール箱を逆さにして『NYANDAM』と書いたものを、首と両腕の位置に穴を開けて着られる状態にしただけ! これでも、わかる人はわかってくれる! 世界一簡単なコスプレである! もちろん着用とともにものすごくハンサムな顔をして、カメラ目線で決めのポーズをするのもお約束だ!
威圧感がある……恐ろしいほどに威圧感がある立ち姿だった。
これぞまさに、大地に立つ、と言いたくなる。着用しポーズを決めた瞬間、萌は大きく一歩、伝説に近づいていた。
「萌、ニャンダム、いっきまーす!」
心のカタパルトをザシューッっと滑って、機動戦士ニャンダムこと萌は光る宇宙(と書いて『そら』と読む)へ飛び出していった。
……二十秒後、段ボール戦闘機に狙い撃ちされて「いたたたたっ!」と声を上げるはめになった。
「どうしてー!?」
まさか顔と腕を出したわけじゃないよね、と自問しつつ、こうなったら……と萌は次の手に出た。
すなわち、応戦である。
「荷電粒子ビーム竹刀、装備!」
もちろんそれは言葉上だけのもの。実際は普段持ち歩いている竹刀を握り、さらに段ボールを重ねて作ったシールドを構えた。
「ボクが、一番、ニャンダムを、一番うまく使え……るんだ……一番……」
萌は竹刀で航空機に躍りかかった。
「一番うまく使えるンだあああああああ!」
振り回せ竹刀。叩き潰せ恐竜。恥を忍んで段ボールロボに扮したのに、結局バレて竹刀で戦っているだけという形式になってしまったが、これを悲しむ気持ちをむしろ、萌は行動力に変えて戦場を疾走するのである。
それに段ボール鎧がそれなりに装甲となって敵の弾を防いでくれていたのだけは、不幸中の幸いと言ってよい。
「むっ!?」
そんな哀戦士な萌を見て、はたと足を止めた少女が一人あった。
鷹城空だ。萌の姿を笑ってしまったからではない。むしろ逆だ。
「先を越された!?」
思わず、両手を自分の銀色の髪に突っ込んでしまうくらい衝撃を受けていた。
なぜって、段ボールで武器・防具を作り武装し、走り戦うというスタイルは、空も考えていたところだったからだ。あの少女(萌)のソードは自前のようだが、それ以外はかなり空のアイデアとシンクロしている。
「ろっこんを利用したアトラクション……この光景をじっくり観察していて、スタートが遅れた……」
思わず空は爪を噛みそうになる。
アトラクションとして云々は空のイメージであって事実かどうかはわからないが、それでも「アトラクションのクリア一番乗りを目指す!」と勢い込んでいる彼女にとっては、萌の行動が脅威に見えたとして当然だろう。
「先にクリアするのは私だ!」
負けてたまるか、瞳に青い炎を宿し、空はかき集めた段ボール材料に加工を施した。
残念ながらカッター類はないので千切ったり巻いたり、はがれたガムテープを利用するなりしてのクラフトだが、技術よりもむしろ、熱意がこれを可能たらしめた。
「これで私も即席勇者だ!」
段ボールソードと段ボールシールドが完成した。
「武装完成、いざゆかん!」
ぱっと飛び出す。萌の去った方向を追う。
「ふっ。またつまらぬモノを斬ってしまった」
中二病的なものが空の心中、鎌首をもたげていた。ついこんな、古典的な名台詞を口にしてしまう。これも宿命(さだめ)というやつだ。
その狙いは的中していた。ただの段ボールのはずなのに、段ボール兵器が相手なら威力は最強だ。
段ボール戦車に挑む。段ボールジープを斬りつける。するといずれも、すぱすぱと豆腐でも切るみたいに両断されるのである。スマートな技の冴えを存分に楽しんだ後、
「さらには……」
空は第二のウェポンを取り出した。それは、
「段ボールのツルハシ、いわば段ボマトック!」
てやあ、と振り下ろすと今度はただの段ボール製ツルハシのはずが、一撃で戦艦の甲板をぶち抜くほどの破壊力を見せる。この爽快感! 空はさんざツルハシの威力を味わってから次のウエポンを手にした。
「段ボスコップはどうだ!」
マスターより。
ここで突然、本筋に無関係の話を挿入するが、『スコップ』『シャベル』は日本の関東と関西では意味が逆になるというのをご存じだろうか。
どちらも穴を掘る道具を指すが、関東では『スコップ』が工事現場で使うような大型のものを意味し、『シャベル』は鉢植えで使うような小型のものを意味する。ところが関西では反対である。
関西で『シャベル』つこて鉢植えしようもンなら鉢が粉砕されまっせ。いやホンマ。
なお本作では、アクションを尊重して『スコップ』を大型のものと定義する。
閑話休題。
というわけで
スコップ
を振り回して空は立ち回る。ざっくざっくと段ボールの敵を蹴散らしていった。
けれども兵器のほうはうじゃうじゃ出てくる一方だ。がんばっても圧倒されそうである。けれど負けない。身長がなくたってバスケ選手、それが空。足りない部分があっても、魂と工夫で乗り切る!
「ええいきりがない! ならば撃破するより利用するほうを選ぶっ!」
そう叫んで彼女は地を蹴り、空ゆく段ボール輸送機に両手でしがみついた。
「よし、航空機を鹵獲だ!」
段ボール輸送機は冷蔵庫が入っていた箱らしくそれなりに大きさがあった。馬力もあるらしく空を、ぶらさげたままゆらりゆらり飛び続ける。戦車が攻撃してくるが、もう弾は届かない。
「よし、さすがの不思議パワー! あっちへ向かえ!」
指示しながら空が右腕に体重をかけると、輸送機は右へ旋回した。左でも同様だ。それ以外だと直進する。操作できそうではないか。
「空が飛べるなんて素敵じゃないか! これだよ、これ!」
彼女は空中で呵々大笑した。
「私こそ、ダンボールクラフター空! 芸術家とやらに負けてたまるか!」
飛ぶことで移動速度アップだ。めざせ一番クリア!
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担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月27日
参加申し込みの期限
2015年05月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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