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◆
参拝からの帰り道、
風宮 悠
は折角だからと祭りを回っていた。
祭りの空気の楽しさと、頭痛が無いこともあってその足取りは軽い。
「美味しそうな物も多くて、気になりますね……」
あまり食べると、金銭的には勿論体重的にも後が怖い。
が、そんなときに限って、美味しそうなものが目に付くものだ。
そして今、彼女の目に留まったのは。
「おいしい餃子アルよー」
チャイナ服に身を包み、道行く人に声をかけるお団子頭。クラスメイトの
畑中 華菜子
の出店だった。
ちょ、ちょっとだけなら大丈夫……と自分に言い聞かせ、足をそちらへ向けてしまう悠だった。
「あ、悠ちゃんいらっしゃいアルー」
「華菜子さん、こんにちは。餃子、一つください……」
「はいアルよー」
食べ歩きがしやすいよう、五個ずつで一本の串に刺された餃子が差し出される。
焼き立て熱々、見るからに美味しそうだ。
「それじゃ、いただきます……」
「口の中火傷しないよう、気をつけるアルよー」
「あ……はい」
ふうふうと息を吹きかけ、まず一つ――ぱくり。
熱さにはふはふしながら咀嚼し、飲み込む。
そして、
「おいしい……」
素直な感想が、笑みと一緒にこぼれ出る。
「美味しいなら、なによりアルよー」
それを聞き、華菜子もまた満足そうな笑みを浮かべた。
そこに、からころと下駄を鳴らして
御巫 時子
がやってきた。
「こんにちは。おススメは、何ですか……?」
「勿論、この餃子アルよー」
時子の問いに、ほぼノータイムで答える華菜子。恐るべし商売人の反応速度。
「他にも何かありますか……?」
「春巻きと、あとデザート用の杏仁豆腐もあるアル。春巻きはカップルさん向けアルよ」
「カップルさん向け、ですか……?」
春巻きに『カップル向け』というイメージは余り無いからか、時子は小首を傾げる。
餃子を食べているから言葉はないが、悠も不思議そうな目を向ける。
「ほら、えーとチョコが掛かった細長いお菓子を両端から食べる感じアル。仲のいい人達同士はそうやって食べるんだよねアル、テレビで見たことあるアル」
華菜子の説明に、納得した様子の二人。彼女が言わんとしていることは理解できた。
「でも、そんなに居るんでしょうか……?」
「あんまり見ないとは、思い……ます」
確かに、テレビ以外ではそんなに見る機会はないかもしれない。ただ、逆に皆無ということもなさそうではあるが。
「そうアルかー……、でもそれ別にしても美味しいのは美味しいアルよ!」
そう、美味しさは食べ方によって規定されるものではない。美味しいものは二人で両端から食べようが一人で片方から食べようが美味しいのだ。
くすくすと時子が笑う。
「それじゃ、餃子と春巻きと杏仁豆腐、一つずついただけますか……?」
「ありがとうアルよー!」
「あ、私も杏仁豆腐……お願い、します」
◆
お祭りの出店は、別に食べ物だけに限らない。
安全上の理由もあって、
吹沢 つぐみ
は金魚すくいの出店を出していた。
出店の定番という印象の強い金魚すくいだが、春の金魚すくいは中々珍しい。
更にすくった数によるおまけつき、ということもあって客足はそれなりだった。
祭りの取材に来た、自称『真実を追い求めるジャーナリスト』
春日野 日向
もその一人だった。もちろん、取材の一環だ。
「こう、他の景品はわかるんだけどね?」
喋りながらも手を動かし、巧みに金魚をすくう日向。
ちらり、と並んだ景品の中で一番の大物に目を向ける。
「ん?」
「なんで一番の大物がコタツなの?」
悠々と泳ぎまわるトサキン、これをすくった猛者に与えられる最大の商品は、何故かコタツだった。既に春である。
他の商品は乾電池やイヤホン、携帯ラジオなどと言った小物系が多いだけに尚のこと奇妙だ。季節も考えると、ほとんどの人がある結論に至りそうだが――
「別に冬物の処分とかじゃないよ?」
消耗品でもないしさ、とさくっとつぐみは否定した。
「じゃあその辺含めて、景品の確保についての話を後で聞かせてもらえる?」
「そんな大した話じゃないと思うけどねー」
そんなやり取りをしていた二人に、声がかけられた。
「あのー、これは何ですか?」
その銀髪を陽光に、その銀目を好奇心に輝かせた
マイ・ブルーメ
だった。
「何って、金魚すくいだけど……ひょっとして、知らないの?」
「はい。私、日本のお祭りは初めてで」
ぽんと手を打ち、そりゃしかたないとつぐみ。
「折角だし、どうだい一回? やり方も説明するよ」
「あら、でしたら一回やってみたいです」
「初めての金魚すくいの感想、よかったらきかせてよ。あと、初めての日本のお祭りの感想も」
「ええ、私のお話でよければ」
記事のネタに格好の素材を見つけ、自分のポイは何処へやらペンとノートを取り出す日向に、マイは微笑を浮かべ取材を快諾するのだった。
尚、後日マイの元にはコタツが届いたという噂である。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月06日
参加申し込みの期限
2012年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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