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【中間テスト】エクストリーム☆中間テスト
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【これぞ本家、エクストリーム☆アイロニング】
李 小麗
の直面する、最初の関門はと言いますと、
「えくすと、りーむ? ぐおお、しょっぱなから単語の意味が分からないのだ、英語は難しいのだ……!」
でありました。もとより彼女、英語は苦手なほうでありまして、まずは『エクストリーム』なる言葉の語感に、首をひとつ捻ります。
まぁ、高校英語に『Extreme Sports』とか、『X Sports』とかいう単語はきっと出てこないと思いますので、無理もありませんけれど。
とはいえ見れば、そこらで始まっている何やら、派手なパフォーマンスの数々。どうやらそういったことをすれば良いらしい? と分かりましたけれど、
「……? ……?? あれは……征治?」
校庭へ出てきたところで、同様にパフォーマンス中らしき
大貫 征治
の姿を見かけるに、小麗はもう、ますます首を捻ることとなりまして。
「やぁ、李嬢。中間テスト、お互いに頑張ろう」
「お、おぉ……?」
今日は眼鏡を外して、コンタクトな征治。と言いますのも、屋外で伸び伸びとテストに取り組んでいるのは確かでしたけれど、彼の姿勢ときたらこれが、ちょっと尋常では無かったのです。
「な……何、やってるのだ? 征治……」
「何って、英語の試験を受けているだけだよ?」
征治は問題用紙に答案用紙を見下ろし、さらりと言いつつ。ピッシーッ! 足先まで伸びやかな、美しい倒立をキメておりました。
それだけでは無いのです。ピッシーッと彼が倒立しているのは、校庭に置いてある朝礼台の上の、もう端っこも端っこ。ギリッギリのところ……に置いた、適当な空き教室から拝借してきた机の上。
た、高い! ていうかグラグラして今にも落ちそうで倒れそうで、見てるだけで怖い!
片手で倒立、片手に鉛筆を持ってさらさらさら。そんなアクロバティック解答をこなしつつも、征治は眉のひとつも動かさず、冷や汗ひとつも垂らさずに、まったくもって動じないのです……!
そう、彼が毎朝の日課としているのは、華麗な空中大回転をキメつつも校門を飛び越え登校するという荒業、『エクストリーム登校』! 彼にとってエクストリームな何かとは、日常にほんのりちょっぴり添えられた、ひとさじの刺激に過ぎないのです……まったくもう、何たる大物っぷりでありましょうか!
そんな彼を見つめる、まんまるに見開いた小麗の目に気付いた征治は、
「うん? ああ。バランス感覚には自信があるからね……おっと、答案用紙にしわがついてしまったよ」
「そ、それなのだ! バランス感覚もスゴイけど……確かにスゴイけど……!」
小麗を苦悩の思考ループへ追い込んだのは、征治の身体的妙技だけでは無いのです。
彼の手元から校舎内へ、延々と伸びてどこかへ繋がっているのは……延長ケーブル? ぷしゅーっと立ち昇る蒸気を噴き出しながら、答案用紙のシワシワを、ピッシーッ! と伸ばしておりますのは、
「なんで……なんで、アイロン……?」
「何でって、エクストリーム・アイロニング形式だからね」
アイロン! 征治は答案用紙にアイロンをかけておりました。
エクストリームといったら、とりあえずアイロンがけ! なのです。エベレストの山頂でアイロンがけしてみたり、スカイダイビングしながらアイロンがけしてみたり、水中でアイロンがけしてみたり、エクストリームすぎる求道者たちの行動力ったらもう留まることを知らないわけですけれど、彼らが『なぜ? どうして?』と問われたなら。もちろん征治だって、こう答えるのでしょう。
「そこにしわがあるから」
「良く分かんないのだ!?」
高野先生:8点
「ア、アイ……アイロン……なんでアイロン……!(大爆笑している)」
泉先生 :3点
「基本たるアイロニングながら、机を重ねて難易度を増したのは評価されるべきだな」
樋口先生:5点
「倒立はもちろん、アイロンがけそのもののテクニックもなかなかよね。やるわね」
【エクストリーム☆雑技団的妙技】
そんなわけでして、エクストリームという単語の意味は未だにイマイチ不明ながら、小麗にもいちおう要領は分かってきました。
「つ、つまり、何か派手なパフォーマンスをすれば良いのだな!」
「そうだね。あなたなら運動神経も良いし、素晴らしい技を見せてくれそうだ。応援しているよ」
相も変わらず平然と倒立解答、時々アイロンがけをぷしゅーっと交えながら、征治もエールを寄せてくれました。
それに、小麗には容易に赤点など取るわけにはいかない、ちょっとした理由がありました。
彼女を愛情たっぷりに育ててくれている、じいじとばあばに手ずから教わっている英語。二人のためにも、ブザマな結果をさらしてしまうわけにはいかないのです……!
そうと決まれば、まずは準備。小麗は駆け出すと校舎の中へ飛び込み、空き教室からいくつかの椅子を。家庭科室からは、何枚かのお皿やさいばしを拝借すると、瞬く間に校庭へと舞い戻り、
「しゃおりーのパフォーマンスは……これなのだ! おりゃーーーっ!」
ずん、ずん、ずずんっと積み上げた椅子。その高さは、征治の壇上倒立の足先を優に越え、小麗はその頂点へと、ひょいっ! 軽々と飛び乗ると……かつて属していたという雑技団仕込みの、見事な曲芸を披露し始めました。
ずずんと積み上がった不安定な椅子の上、さいばしとお皿を使って、皿回し!
「すごいな。やるじゃないか、李嬢」
「どうだーっ、なのだ……あれ?」
この様子はもちろん、高野先生や泉先生に樋口先生、試験監督の皆様が見守っておりますけれど……征治は褒めてくれますし、先生方もぱちぱちぱちと拍手はしてくれても、例の得点の札は上げてくれません。まだ何かが足りないようです。
「……ハッ、そうか! そうなのだ、きっとポーズを決めて叫ばないといけないのだ! 言葉の意味は分からないが、とにかく……! えくすとりいいいいいいむッ!!」
と気合を入れて、くるくると回るいくつもの皿を見せ付けるように、びしっ! とポーズを取ってみましたけれど……しーーーん。
「こ、これでもダメなのだ!? まだテストクリアにならないのだ? これからどうしたらいいのだ……ハッ、そうか!」
はたと小麗、気付きました。
と言いますか、あわよくばパフォーマンスだけで乗り切れたら、とか思ったりなんだりしておりましたけれど……やっぱり。
「問題は、解かないといけないのだな……」
「中間テストだからね、これ」
小麗、英語は苦手なのでありました。
とはいえ仕方がありませんもので、片手で皿回しを続行しながら、巧みにバランスを取りつつ椅子の上でかりかりと鉛筆を走らせて、苦労しつつもひとつ問題を解いてみますと、ばばっ! 先生たちは得点札を上げてくれて、小麗はほっとしたのでした……問題用紙にひしめく難問たちからは、ちょっと目を反らしたくなりながらも。
高野先生:9点
「本場の曲芸はやっぱり、違うね! 大したもんだ!(大喜びで拍手しつつ)」
泉先生 :3点
「素晴らしい技術だ。その調子で、解答のほうも頑張ってみようか?」
樋口先生:6点
「見入ってしまうような妙技ね、すごいわ。他の技も見てみたくなってしまうわね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月30日
参加申し込みの期限
2015年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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