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予防注射の秋
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△再会は病院以外で
ポニーテールの少女、
篠原 翠響
が、憂鬱な表情で寝子島総合病院にやってきた。
「14歳で小児科はないよね?」
内科の受付に保険証を出しながら、母親との会話を思い出す。
「だって注射苦手だし、それに任意接種なら受けなくてもいいってことでしょ? なら受けなくてもいいじゃない」
「子供みたいなこと言って。注射が得意な人なんていないわよ! インフルエンザにかかってひどい目にあうのはあんたなのよ。学校は1週間も休まなきゃならないし、看病するのはこっちなんですからね!」
そんな調子で、母が受けろ受けろとガミガミ言うので、渋々やってきた翠響だった。
代金が自腹だったら絶対に行かなかったろうが、流石に予防接種の代金は母親がくれた。接種料金、きっかり1500円。
(おつりはお小遣いにもらっておこうと思ったのに)
舌打ちをするも、それは諦めるしかなかった。
案の定待合室は込んでいた。
「ああもう……さっさと終わってほしいなあ……」
呼ばれるまで持ってきた漫画の単行本を読みながら時間をつぶそうと、本を開く。
……が、どうにも落ち着かなくて漫画の内容が頭に入らない。
やっぱり注射を前に緊張しているせいだろうか。新体操なら、どんな大舞台でも度胸には自信があるのに。
そう思いながら単行本のページをめくると、急にしっかり目にイラストが飛び込んできた。
……なんと、主人公がインフルの注射を打たれているシーンではないか。
(何よこのタイミングで……勘弁して)
ちょっとビビってしまう翠響である。
「篠原さーん、篠原翠響さん、2番の診察室にお入りください」
(来た!)
身構えた翠響は、覚悟を決めて診察室へ向かった。
(あれ、看護士さん?……じゃないんだ)
一瞬そう思ったほど、若くて綺麗な女医さんが待っていた。
その美しい女医さんに微笑みかけられて、少しドキッとしてしまう。
「こんにちは。篠原……さんね。下の名前、何と読むの?」
理紗子は、見るからに緊張している、ポニーテイルの中学生くらいの女の子に声をかけた。
まずは軽い雑談で安心してもらいたい。
「みゆら、です」
「そう。可愛らしい名前ね」
この先生はどんな名前なんだろう。ふとそう思って名札を見ると、「深倉」と書いてあった。
翠響が腕をまくり上げると、理紗子は言った。
「いい筋肉ね。何かスポーツをやっているの?」
「はい、新体操を」
答えた翠響に、理紗子はまた笑顔を向けた。
「新体操やってるの? きっと可愛らしいんでしょうね……わたしは水泳やってたわ。いまでも時折、スポーツセンターで泳いでるけどね」
「スポーツセンター? 寝子島スポーツセンターですか? あたしそこの体操クラブ所属なんです」
翠響の目が輝き、一気にテンションが上がった。
「あら、それじゃ会えるかもしれないわね……」
なかなか行けないけど、という言葉を理紗子は飲み込んだ。
「それじゃ、なるべく痛くないようにするわね。今日は激しい運動は避けてね」
もう翠響の緊張はすっかりほぐれていた。
スムーズに注射針は刺さり、静かに抜かれた。
横を向いていた翠響が、拍子抜けしたように言う。
「え? もう終わったの?」
「ええ。痛くなかったでしょ?」
理紗子は微笑んだ。
「あんまり痛くなかったです。先生、スポーツセンターで会えたら声かけますね」
腕を押さえ嬉しそうにそう言うと、翠響は診察室を出て行く。
「そうね、会えたらいいわね……」
理紗子もつぶやきながら、カルテを片付ける。
でもまた会うなら、病気になってではなく、他のところで。そう願う。
「では、次の人を」
看護士に声をかけた。
インフルエンザが蔓延するより、予防接種で忙しいほうがずっといい。
そう思いながら理紗子は、次の問診票に目を通すのだった。
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あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
皆様のアクションの心情のリアルさにビビリました。
病院を舞台にするにしても、注射じゃない題材にすればよかったかも……と一瞬思ったり。
でもおかげさまでリアルな心情を描けたかなと思っております。
がんばって注射を受けた皆さん、どうかこの冬はインフルにかからず乗り切れますように!
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担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月16日
参加申し込みの期限
2015年04月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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