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猫好き集まれ! キュートなにくきゅうスタンプラリー開催!
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【すでに猫にメロメロの人】
氷華・クルバトフ
は、キャットロードの一角で、黒い猫と向き合っていた。全身黒い毛並みの中、足先だけが靴下をはいたように白い。
「おいでおいで」
ゆっくりしゃがみ、とりだした猫じゃらしをゆっくりと揺らす。
「なぁん」
間延びした鳴き声とは裏腹に、猫パンチは鋭い。捕まらないように、緩急をつけてねこじゃらしを動かす。
黒猫が夢中になったあたりで、そっと喉の辺りをなでてみる。
「ふわふわだ……」
指先に伝わる感触にうっとりしていると、黒猫がゴロンと腹をみせて横たわった。
「おー、よしよし。いい子だねー」
喉とお腹を交互になでてやると、ゴロゴロと喉を鳴らして目をとじる。今だとばかりに氷華はインクパッドを取り出し、肉球にインクをつけて、カードにスタンプを押す。
無事に一つ目のスタンプゲットである。
「はぁ……かわいかった」
氷華がほっこりしたふれあいタイムの後、黒猫はプスーと鼻を鳴らしながら去っていった。
「はうぁ!? こ、今度は子猫ちゃん!?」
黒猫と入れ替わるように氷華のもとへやってきたのは、茶トラの子猫だ。
「おいでおいでー、猫じゃらし、楽しいよー?」
ちょこちょこと歩きながらこちらを伺う様子に、猫じゃらしを揺らす。たまらずじゃれてきた子猫は、
よく見ると藍染のバンダナを首に巻いていた。
「おやおや、あなたはどこかの飼い猫ちゃんかな? 飼い主さん、きっと心配しているぞ」
飼い猫のスタンプは禁止されているが、子猫の愛らしさには抗えない。スタンプ押さなきゃいいじゃない、可愛いんだもの、可愛いは正義! 心の中でそう豪語し、氷華は猫じゃらしを地面から高く持ち上げた。
「ふぁぁ~」
2本足で立ち上がった子猫が、懸命に猫じゃらしを追う様を見ていると、思わず声が出てしまう。まるで、ゆっくりお風呂につかった時に出る声のよう――
「はっ!?」
背後からの視線を感じた氷華が振り向くと、そこには。
「や、氷華さん」
「ひ、檜山さん!? いつから見てたんですか!」
氷華がいきつけのカフェでバリスタをしている、
檜山 立樹
が立っていた。
「いつからって……いい子だねーあたりから、ですけど」
「ほぼ最初から!」
氷華は頭を抱えた。知り合いに見られていたなんて……!
「今日は何かイベントでもあるんですか? 氷華さんの他にも猫じゃらしを持っている人を
いっぱい見ましたけど」
「今日は、町長発案の『肉球スタンプラリー』開催日なんですよ。ほら」
氷華は話題転換のチャンスを見逃さなかった。受付でもらったルールのプリントを檜山に渡す。
「へぇ、実際の肉球を使ったスタンプラリーですか。賞品も豪華だなぁ。これ、今からでも参加
できますかね?」
「大丈夫だと思いますよ。受付は終了時間の二時間前まで、って言ってましたから」
氷華が携帯の時計を確認すると、今はまだ10時40分だ。
「俺も氷華さんと一緒に行ってもいいですか? 猫の肉球は好きだし、猫と戯れてる氷華さんもかわいいから」
バンダナの子猫を抱き上げる檜山の笑顔に、氷華はかっ、と体が熱くなるのを感じた。
「か、かわいいだなんて……そんな事は……」
突然。
にゃ、と鳴いた子猫が檜山の手から逃げ出し、たたっと曲がり角へと走る。そこにいた一人の
少女――
桜庭 円
の腕に飛び込んだ。
「もう、一人で遊びに行っちゃダメでしょ、にゃーくん」
桜庭はにゃーくんをなでた後、氷華と檜山に向かってぺこりとお辞儀をした。
「うちのにゃーくんと遊んで下さって、ありがとうございます。それと……お二人の邪魔をしてしまって
ごめんなさい」
気まずそうな桜庭の顔から、氷華は悟った。
(こ、この子にも見られてた!! しかも誤解してる!)
首をかしげた檜山よりも一瞬早く、氷華は口を開くことに成功した。
「ち、違います! 違うんです! そういうのじゃありませんから!」
「ん? 氷華さん、違うって何……」
「行きましょう檜山さん、受付までご案内します!」
「え? あ、自分で歩け……」
檜山を引きずってシーサイドタウン駅へ向かおうとした氷華は、きょとんとしている桜庭に頭を下げた。
「猫ちゃんかわいかったです、ありがとうございました! 失礼します!」
桜庭はにっこり笑って、にゃーくんの小さな前足を振って見送った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月22日
参加申し込みの期限
2015年04月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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