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川べりに野趣に溢れた湯船が完成した。積み上げた石の重量は相当で亨と極夜の汗が止まらない。
咲は目を輝かせて手作りの温泉に見惚れた。
「素晴らしいわ。これこそ、理想的な露天風呂よ。二人とも、本当にありがとう」
「咲さんに喜んで貰えて私も嬉しいです」
極夜は流れる汗のまま、爽やかな笑顔を見せた。
「温泉の第一発見者の俺を忘れるんじゃねぇぞ」
亨が極夜の肩を軽く叩いた。もちろんよ、と咲は声を上げた。
「亨君が温泉を見つけてくれたから、こんなに素敵な露天風呂が完成したのよ。とても感謝しているわ」
「そりゃ、どうも」
照れ臭そうに亨が頭を掻いた。側にいた極夜は、私も認めている、と視線を合わさないで言った。褒められて悪い気はしないのか。すっかり打ち解けた様子で、ありがとよ、と返した。
「それじゃあ、姐さん。記念の一回目なんで、ささっと入っちゃってくださいよ」
「亨君の言葉に甘えてそうさせて貰うわ」
咲は置いていたリュックにいそいそと向かう。中を開いた途端、笑顔が不自然に固まった。リュックを逆さまにするとバスタオルが落ちてきた。
「そ、そんなはずは」
リュックを上下に揺すったが他には何も出て来ない。急速に咲の顔が曇る。心配になった二人が側に駆け寄った。
呆然と立ち尽くす咲に極夜が声を掛けた。
「咲さん、どうしたのですか」
「……用意した水着を落としちゃった」
震える声に極夜は言葉を失う。亨はにやけた顔で提案した。
「裸で入ってもいいじゃないですかねぇ」
「そ、そんなことを咲さんが……悪くはないが」
「……そうよ。ここまできて入らないなんて選択肢はないわ! その前に極夜君は壁役をお願いね」
「もちろんです!」
咲はバスタオルを胸に抱えて温泉の方に向かった。極夜は外からの目隠しになるように温泉の境目で背を向けて立った。隣には同じように亨が並ぶ。
極夜は鋭い視線を横に向けた。
「どちらを向いている?」
「壁役にはなってんだから、別にいいじゃねぇか」
「俺が側にいる状態で黙って見ていると思うのか」
「本気になるなよ。お茶目な冗談じゃねぇか」
亨は渋々、向きを変えた。その様子を見て極夜は口元に笑みを浮かべる。
「私も本気ではありませんよ。軽い冗談です」
「目が笑ってねぇよ」
二人の緊張感のある遣り取りの合間に咲は裸となり、バスタオルを身体に巻き付けた。
「もう、こちらを向いてもいいわよ」
ほぼ同時に二人は咲の姿を目にした。バスタオル越しに胸の膨らみがわかる。僅かに谷間も覗いていた。
「に、似合っています」
「温泉スタイルっすね」
言葉は違うものの、同様に二人の鼻の下は伸びていた。
「この状態で温泉に入るのはマナー違反だけど許してね」
「そんなことはありません。引き続き、壁役は私達に任せてください」
極夜は張り切って言った。亨は一言もなく、逸早く背中を向けて壁役に徹した。殊勝な態度に極夜の目が光る。
並んだ状態で亨は右足を後ろに動かした。置いてあったお椀を踵で温泉の中に押しやった。咲は湯に浸かった状態で背中を向けている。
亨はニヤリと笑ってろっこんを発動させた。『縮身』で小さくなった姿で堂々と振り返る。極夜の掴み掛る手を掻い潜り、お椀へと飛び乗った。中に収めていた木のスプーンで湯を掻いて咲の方へと向かう。
極夜は後ろを見ないようにしながらも懸命に手を伸ばす。亨は木のスプーンで巧みに方向を変えた。着々と咲に近づいていく
その静かな戦いに気付いたのか。どうした? と咲が振り向いた。お椀に乗っていた亨は二つの頂に向かって跳ぶ。
「させるか!」
体裁を気にする余裕はなく、極夜は本気で掴みにいった。咲の胸に張り付いた亨は寸でのところで駆け上がる。
結果、極夜は咲のバスタオルを手で剥ぎ取っていた。湯から出た上半身が露わになった。
状況が飲み込めない咲は呆然として言った。
「え、どういうこと?」
「……咲さん、とても綺麗です」
見惚れた極夜の声に咲は静かに拳を握る。肩に避難していた亨は肌を滑って胸の谷間に収まった。柔らかい感触を堪能するかのように身体をもぞもぞと動かす。
「あ、ダメ。そんな、やめて!」
胸を押さえる両手で亨は全身を圧迫され、慌てて隙間から這い上がる。咲の怒りの形相を目にして逃げの一手となった。凄まじい風圧を伴った拳に吹き飛ばされ、地面で激しく転がった。
「咲さん、綺麗です」
「いつまで見てるのよ!」
呆けた極夜の顔面に咲の拳が唸りを上げる。中空を吹き飛ぶ最中、綺麗です、と至福の笑顔で口にした。
「なんなのよ、もう!」
騒動が収まる頃、上流から璃亜が歩いてきた。温泉です、と羨ましそうな目を向ける。咲はバスタオルを巻き直して、一緒に入る? と声を掛けた。
「嬉しいです」
素直な一言を口にして璃亜は服を脱ぎ始めた。下着姿になったところでトートバッグからバスタオルを取り出して身体に巻き付ける。足元に下着を落とすと、なんだ? と驚いた声で亨が元の姿で現れた。ブラジャーを頭に乗せた状態で立ち上がろうとしてよろけた。宙を掻いた手が璃亜のバスタオルを押し下げた。
璃亜は全裸の姿を晒した。悲しみを帯びた青い瞳を上に向ける。
「寒いです」
「あ、うん。そうだな、悪かった」
さっぱりした璃亜の反応に亨の思考が麻痺したようだった。
「……亨君までそういう破廉恥な行為をするのね」
地響きにも似た咲の声に亨は首を竦めて振り返る。飛んできた拳で極夜に続いて宙を舞った。
「気を取り直して温泉に入るわよ」
「お邪魔します」
咲は飛び入りの璃亜と一緒に湯に浸かる。伸びている二人の方を見て、今日はありがとう、と恥ずかしそうに呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
オールジャンル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月12日
参加申し込みの期限
2015年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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