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お菓子が食べたい!
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【お片付けと、その後】
使用した調理場の片づけは、全員で行った。
使用した調理器具を洗い、調理台を拭き、床も掃く。
小豆の足取りはふわふわしていて、天にも昇る心地であるのが一目でわかる。
「こんなもんだな」
手際よく片づけを終えた瞬平の元に、瑠奈がやってきてこう伝えた。
「新井くん、ガトーショコラごちそうさま。あと、あのね、あたしお礼が言いたくて」
「礼?」
「
この間、浜辺で、
自信をもらったから。歌、悪くないって言ってもらえて、嬉しかった」
顔を赤くする瑠奈に、瞬平は表情を変えずに言葉を返した。
「自信なんてもんは、他人からもらうもんじゃねえだろ。……けどまあ、それだけやりたい事があるってことなんだろうから、いいんじゃねえのか」
「うん!」
内側からあふれるような、そんな笑顔を瑠奈は見せた。
「皆さん、ありがとう、ありがとう!」
両手でしっかりと、一人ずつ握手を交わして、小豆は調理場を去る面々を見送った。
「私は世界一の幸せ者です! お菓子は世界も人も、ぜーんぶ結ぶと思いますっ」
当分お菓子には困らない。保存のきくお菓子を山ほどもらって、小豆の精神はこれまでにないほどの安定をみせていた。
「ところで、トシコさんはどこにいるのかな」
「天野さんは、寮母さんにご用でしたかー」
小豆は壁を指さした。
「向こうの、管理棟にいると思いますよ」
「そうか、ありがとう。実は、
以前お世話になった
お礼にと思って、おいしい和菓子を持ってきたんだ」
「わあ、それは寮母さん、喜ぶと思いますー!」
「はいはーい! それならばご案内しましょう、こっちですよ」
ぬっとペンギンの顔が迫った。睡蓮がフリース素材の胸をたたく。
「桜花寮のことなら、どーんと私におまかせです!」
「えーと、……そうかい。それじゃあお願いしようかな」
一人で大丈夫だというセリフをぐっと飲み込み、天野は揺れるペンギンの背中について行った。
「ねえ、小豆ちゃんが食べようとしていたチョコレートムースって、どこのお店のものなの?」
彩葉が訊ねる。
「それなら彩葉さん、私の部屋に寄りませんか。サイトのアドレス、わかります」
「うん、教えてほしいな」
「うちも行く-!」
侑も元気よく手をあげる。
部屋に向かって三人で廊下を歩きながら、小豆は今度自分にも、クロッカンの作り方を教えてほしいと彩葉にたのんだ。
「そんなに難しくないから、大丈夫だよ」
「うにっ、彩葉ちゃん先生がいればだいじょーぶ!」
「えへへー。それと、あとで、生チョコも一緒に食べましょうねっ」
そうして、三人が小豆の部屋までやって来ると――、
「うわぁ」
びたびたのままの室内の惨状に、彩葉は前髪の向こうの目を丸くした。
「調理場より、こっちの片づけの方が大変そうだよ」
「びちゃびちゃのどろどろにー」
「大丈夫、このくらいへっちゃらです!」
小豆は動じた気配もなく、窓を開けてカーペットを外に干すと、床をモップで拭き始めた。
ろっこんに目覚めて以降、清掃用の大きなモップを部屋におくようにしていたのだ。
「お菓子、お菓子、甘くてとろとろ、ふんわりさくさくー♪」
ご機嫌で床を拭く小豆。冷蔵庫の中にお菓子がある限り、床が再び涙で濡れることはないだろう。
その後、外に干された小豆の部屋のカーペットが乾くまでに三日かかったが、その間、小豆の表情はずっとでれでれと、ゆるみっぱなしだったという――。
END
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あとがき
担当マスター:
瀬野 とうこ
ファンレターはマスターページから!
皆様、小豆のために腕をふるってくださって、ありがとうございました。
お菓子作りには関わらなかった方も、お気持ちはとても温かく、
おかげさまで、小豆はお腹だけでなく心まで満ち足りて、
満面の笑顔を浮かべることができました。
きっと食べられないようなものを小豆に与える方もいるのだろうと考えていましたが、
思った以上に皆様優しい心の持ち主でいらっしゃったようで、
どれもおいしいお菓子ばかり。
アクションを書いている間、夜中にお腹がすいて困りました。
お菓子が食べたい!
小豆がとっても羨ましいです。
しあわせな日常のひとときを、まことにありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月12日
参加申し込みの期限
2013年03月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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