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お菓子が食べたい!
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【たまご、たまご】
「ただいま。買ってきたよ」
やがて天野が戻ってきて、全ての材料がととのった。
「ありがとう。助かるよ」
「ほんまになぁ」
かなえと誉が、卵を嬉しそうに受け取る。
「抹茶パウダーと、牛乳と……、予備の小麦粉とホットケーキミックス」
品物を並べながら、天野はあたりを見回した。
「少し離れていた間に、ずいぶんおいしそうな香りがただようようになったね」
気づけば、小豆もすっかり機嫌を取り戻している。
(ここはずいぶんとにぎやかだな)
猫鳴館の騒がしさとは違う、ほのぼのとした空気に天野は目新しさを覚えた。
「……きっとこれが、普通の寮の姿なんだろうな」
しみじみとつぶやいて、天野は製菓作りにはげむ皆の姿を見守るのであった。
「よし、次は生地作りだ」
誉はチョコレートムースを型に流し入れて、冷蔵庫に入れた。
たっぷりのミルクチョコレートに、卵黄、砂糖、生クリームに卵白。そしてもちろん粉ゼラチンを使用している。
冷やして固めている間に、不足分を補ってもらった卵を使って、生地を多めに焼くことにした。
「麦田はムースでいいとして、……他の人は何が好きなんだろう」
ふるいにかけた薄力粉に卵と砂糖、牛乳を混ぜる。
フライパンもしっかり温めておけば、あとは焼くだけだ。
「焼くときは縁が薄くならないように気をつけないとな。パリパリに割れてしまわないように」
誉は真剣な眼差しで、フライパンに丸く生地を回し入れた。
「ホットケーキの生地に、うちんとこのおいしーおいしー豆乳を混ぜてーっと」
牛乳の代わりに豆乳を使ったホットケーキを作ろうとしていたかなえは、そこでいったん手を止めた。
「……んー、そやな。これだけだと淋しいかもなぁ」
もうひとつ豆乳を使ったおやつをこっそり作っておこうと、かなえは卵を手に取った。
【きなこ、きなこ】
自称、きなこもちの普及委員会委員長の雛姫の前には、たくさんの白玉がころころと並んでいた。
この日は餅の代わりに一口サイズの白玉を使って、三種類のきなこもちを作るつもりだ。
「これならデザート感覚で気軽に食べられるだろう」
雛姫はおろし金を手に取ると、柚子の皮をおろしていく。
これにきなこと砂糖、それに隠し味の塩少々を混ぜて、柚子風味のきなこを作る。
「餡は白あんに、柚子ペーストを加えて、柚子餡にしよう」
柚子の色が鮮やかな、きれいなきなこもちが出来るだろう。
「……なんだか良い匂いですねぇ」
柚子の香りにひかれて、小豆がふらふらとやってきた。
「柚子は好きか?」
「はいー。こっちのチョコも使うんですか?」
「チョコバナナ味も作るつもりなんだ」
「うわぁ、面白そうですね-! 三色団子みたい」
「今日作るのは、柚子と、チョコと、抹茶だな」
「へええ! 抹茶だったら、さっき買ってきてもらった抹茶パウダーがありますよ。足りなかったら分けてもらえると思います」
「ん、そうか。お願いするかもしれないな」
「えへへ、どのお菓子もとっても楽しみですねぇー!」
うきうきした足取りで、小豆はクッキーの型抜き作業に戻っていく。
「よし、後もう少しだ」
チョコバナナ味は、きなこと砂糖に、白ココアを混ぜたショコラ風味。
餡は白餡に、バナナペーストを混ぜる。
抹茶味は、きなこに抹茶を混ぜた、優しい色合いのきなこもちだ。
白餡に抹茶を加えて、こちらは全体的に甘さは控えめにするつもりだ。
三色並んだなら、きっと皆にもきなこもちの良さがわかってもらえることだろう。
【チョコチョコ、チョコレート】
料理人の気迫をただよわせて、瞬平はもくもくと手を動かしていた。
オーブンはあらかじめ規定の温度になるよう設定しておき、その間に、生地にまずメレンゲの半量を加え、しっかりと混ぜ合わせた。
重いボウルもなんのその、筋肉質な腕が力強い動きを見せる。
残りのメレンゲを加えた後は、空気の泡がつぶれないよう、底からすくうようにさっくりと混ぜ合わせた。
予熱完了の合図が鳴る頃には、生地は型へと流し込まれ、オーブンへと入っていく。
ここからおよそ四十分。
調理場に、夢が膨らむチョコレートの香りが充満しだした。
「はー、いい香りですねー。癒されますよー」
「我慢できませんよぅ! どうしましょーっ」
うっとりと目を細める睡蓮に向かって、小豆は身もだえた。
「麦田さん、もう少しだから、俺たちも頑張ろう」
望春はココア味のクッキーを焼き上げて、最後に抹茶味のクッキーの、型抜きをしようとするところだった。
「そっ、そうですね!」
「待ちきれないなら、飴でも食べる?」
望春はラムネ味のキャンディーを取り出すと、大きく開いた小豆の口に放り込んだ。
「おいしーです。望春さん、ありがとう」
「他にも口寂しい人はいるかな?」
まばらに上がる手の数だけ、望春はキャンディーを取って配った。
「粉を量ったら、ふるいにかけるよ」
「おー、なるなる。こうやって作るんだ-!」
てきぱきと分量を量り、侑に対して丁寧に説明をしながら彩葉は作業をすすめていた。
「次はこれ。ローストしたナッツを砕くよ」
「うちがやるにー!」
ポリ袋に入れられたナッツを、侑は床に置くと、勢いよく足を振り上げた。
「わーっ、待って、待って侑ちゃん!」
焦った彩葉が取り押さえる。
「ん? 砕くんだよね、彩葉ちゃん?」
「そうだけど、踏まないの。麺棒で叩いてみよう、ね!」
「うにー、そうだったかー……」
「そうなのよ。よろしいかしら、侑ちゃん。お次はこうよ」
彩葉は侑の手をとって、ボウルに落とした卵白に、砂糖をやさしく混ぜていく。
「で、ナッツを混ぜて、生地を少し休ませたら焼こう!」
「うにーっ、楽しみ! うまくできたらいいなーっ」
「きっと大丈夫。ところで、侑ちゃん、この部屋とってもいい匂いだね?」
「うんうん、そうだね、彩葉ちゃん!」
「クロッカンを焼くのに、三十分ほどかかるのよ」
彩葉は、調理台に、チョコレートと生クリームを置いて言った。
「その間に、生チョコを作っちゃおう!」
「やったー!」
と、会話を聞きつけた小豆が両手をあげて喜んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月12日
参加申し込みの期限
2013年03月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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