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\ オーバータイム!/
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秋の夜、満天の星の下で
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●遙か彼方
落ちかけた毛布を肩までかけ直し、
斑鳩 遙
は自分の分のコーヒーを注ぎ足した。
口数が少なくなったことから察してはいたが、
秋ノ宮 こまち
は話半ばで眠りこけてしまった。寄りかかるようにして眠る彼女の温もりに心がほどけそうになるのを感じ、自分たちはそんな間柄ではないと言い聞かせる。
(俺達は……ただの共犯者だ)
彼らは互いのことを『共犯者』だと認識していた。
病死した母親の影を追うこまちと、親友であったピアニストの死の謎を追う遙。互いに情報を提供しあう、ただそれだけが目的の冷え切った仲。
情が入る余地がないことは重々承知している……そのはずだった。
心惹かれたものは必ず手から零れ落ちてしまう、この空虚な世界。
どうせ手に入らないのならば、最初から求めなければいい――。
これは別離と苦悩の末に遙が導き出した、安定の方程式だった。
諦めるのにはとうに慣れている。しかし、それならばなぜ、これほどまでに胸が騒ぐのだろう。
「遙さん……」
こまちの呼ぶ声が耳に届く。
振り向いても変わらず寝息が聞こえるのみ。今のは寝言だったのだろうか。
(……今なら)
まどろんでいる彼女に、そっと唇を重ねる。
ゆっくりと目を開けたこまちは、コーヒーを飲む遙の姿に自分がうたた寝をしていたことを悟った。
「目が覚めたかい」
「私……眠って……? ご、ごめんなさい!」
急ぎ、頭を下げる。
目の前にあるのは、いつもの理知的な遙だ。
私情に走ることなく、淡々と仕事をこなす遙……先ほど自分が見たのは、やはり夢だったのだろうか。
「あの……さっき、もしかして呼んでくれました? 私を起こそうとして」
「いや。声はかけずにそっとしておいた。よく寝入っていたからな」
確認のために尋ねても、遙は首を横にふって淡々と答えるだけだった。
(やっぱり夢だったのね。斑鳩さんが私を……なんて、あるはずない)
落胆して肩を落としそうになるのをこらえ、いつものように自制心を働かせる。
自分たちの間にはやはり、何の情のやりとりもないのだ。
(夢を……見ていたみたいです。叶うことのない夢を)
甘い気持ちに溺れるまいとするこまちの顔を横目で見て、遙は心の中で静かに述懐する。
こうして唇を奪ってみても、この感情の正体はつかめなかった。
ただ一つ確かなのは、星より彼女の顔を見ている時間の方が、遙かに長かったということだけだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月13日
参加申し込みの期限
2015年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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