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秋の夜、満天の星の下で
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●星の導き、宙への航路
すっかり迷っちゃったノー、と
御薗井 E セレッソ
がか細い声をあげる。
「ほんとはこのあたりに見晴らしのいい場所があるはず、だったノ」
「どうしよう。戻る道、探したほうがいいかな……」
迷ってしまったのは仕方がない。そう思いつつも、
時高 クレオ
はちゃんと帰れるかどうかを心配していた。
この近隣は道が入り組んでいて分かりづらく、くわえて外灯も少ない。
少女二人で歩くには心細くなる夜道だった。
途方に暮れかけたその時、道路脇から声が聞こえた。
「よっ……と。こんばんは、お二人さん。見たところお困りの様子だが、道に迷ってんのか?」
側溝を飛び越え、すたりとアスファルトに降り立つ
水鳥 碧流
。
「ワオ! そーナノ、ちょうど迷子になってたノ! ナイスタイミング、ナノ!」
セレッソが驚きを隠さずにそう伝えると、クレオも続いて道を尋ねる。
「あ、あの。すみませんが、街のほうへ出られる道を教えていただけませんか? 星空のよく見えるところに行くだけ、のはずだったんですが、帰り道がわからなくなっちゃって……」
そう聞かれ、碧流は遠くのほうを指さした。
「方角としてはあっちなんだが、まっすぐ向かうと川にぶち当たって遠回りになっちまうんだ。あの辺は私道も多くて道がわかりにくい……橋の手前を右に曲がっていきな」
帰り道を説明していくが、日が落ち街灯も少ないいまは口で説明されても心許ない。
「心配なさんなって、途中までぐらいなら送ってってやるよ」
そう聞いた二人のやったー! という声が、山近くの閑静な住宅街にこだました。
碧流に案内を任せ、夜道を町のほうへと戻る。
歩くにつれ次第に街灯の数が増え、やがて三人は住宅街に出た。
「ここらへんまで来りゃあ、あとは苦労しねえさ。そうだな……なんならそこの公園で駅の方角を確認しとくといい」
ここまで碧流に連れられ歩いてきた道は、一軒家や木々が邪魔して遠くを望めなかった。
しかし、わずかに高台になっている住宅街の公園からは、住宅の屋根に遮られることなく星々の姿を見ることができた。
「あ、見て! ここ、星空がよく見えるノ!」
その光景に気づいたセレッソが嬉しそうに声をあげた。街の中心からほどよく離れ、ほどよく街中のその場所は、二人が安心して星を眺められる絶妙なスポットだった。
「うわあ……ほんとだ、すごいきれい……!」
半ば言葉を失ったようになりながら、空を見上げる。外灯があっても、こんなにも星が輝いて見えるなんて。道に迷った後のクレオには、星の光と人の住む都会の街あかりのどちらもが温かいものに思えていた。
(クレオがもっと大人だったら、自力でこんなところにも来れたのかな)
いつか一人で行動できるようになって、自分の行き先を自分で選べるようになったら――そう考えるだけで胸がワクワクする。早く大人になりたいという願いが、彼女の中でいっそう大きくなっていた。
視線を星空から下におろすと、高台から見える景色の中に見覚えのある道が通っていることに気が付いた。
「あ、あれってさっき来る時に通った道ですよね?」
まさしく二人が行きの道中に通った道だった。道をおりていけば、迷うことなく帰れそうだ。
「ありがとーナノ! って、あれれ?」
いつの間にか碧流はいなくなっていた。お礼を言いそびれてしまったことを悔やみながら、いつかまた会った時にとクレオは決意する。
碧流はふたたび、山の中へと戻ってきていた。
誰かが困ったり苦しんでいるのは見過ごせない性分だが、お礼を言われるために親切にしているわけでもない。あの場は留まるよりも、一人静かに帰る方が気楽だと感じてそうしたのだった。
「……無事、帰れたのかね。あの二人は」
ふたたびろっこんの翼を広げ、空へと浮かぶ。
いつか姉さんと見上げた空より、この日の空はずっと近いように感じる。
駆けまわった疲れも、いっそ今は心地よいまどろみに変わっている。
天の川の水面に広がる星の数を数えながら、星の光に酔いしれるように碧流は目を閉じた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月13日
参加申し込みの期限
2015年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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