触手ガールの憂鬱｜リアクション

触手ガールの憂鬱

●史上最大のバトル開幕

「救世主（ヒーロー）だと思った？　残念。未沙ちゃんでした！」

　そこには両手両足だけでなく、舌まで触手化させ、全身を恐るべき異形へと変化させた朝野未沙の姿があった。
　（注：要SANチェック。失敗した場合は一時的に正気を失いパニックに陥る）
　真の触手の使い手として、そして元祖触手少女として、にわかな存在であるボンキュボーン子には負けられない！　その上、いつぞやの自分で自分を責める、というのも気持ちがいいけれど、やっぱり他の子とする方が気分が高揚するし、反応を見て楽しむのもやっぱり好きだという彼女的触手性癖理論でこの場に降臨する事となったのだ。
　通常の人間はそれに共感できなくても仕方がない。だって触手理論だもの。理解できるとしたら脳みそも触手になっているに違いない。　

「ソレハ、アタシノ、エモノ、ダレニモ、ワタサナイ！」

　ボンキュボーン子に絡まれ、あられもない姿を晒している碧南や冬華の姿を見た未沙は本能を刺激され、興奮冷めやらない。
　素早くボンキュボーン子に這い寄り、自前の触手を振りかざすと碧南と冬華を奪って自分の物にしようと、激しい触手バトルを繰り広げ始めた！