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悠久の時の彼方へ~オルレアンの少女
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Trois.
1429年5月7日早朝―――戦いを前にしたフランス軍の野営地で、
朝野 未沙
は鼻息を荒くしながら歩き回っていた。
「ジャンヌ・ダルクたんとお近づきになれるチャンス! きっと美少女に違いないわ! ジャンヌたんはどこ?」
未沙は可愛い女の子が大好きで、いささか暴走しやすい、ちょっと変わった少女である。今はジャンヌ・ダルクにセクハラすべく、野営地を探し回っているのだ。
「ジャンヌたんハァハァ……」
周りの兵士は引いている。完全に変態である。
「あ、いた!」
肉食獣レベルになった未沙の五感は、まもなくそれらしい少女の姿を捉えた。屈強な兵士たちの間にいながら、凛とした雰囲気を崩さない17歳くらいの少女が、周囲の兵士を勇気づけるように話している。
「おや、見かけない顔ですね」
未沙の姿を認めたジャンヌが微笑む。天使のような可愛い笑顔! 未沙のテンションは高まった。
「はい、遠い国から加勢に来た、
朝野 未沙
といいます! まずはお近づきのしるし……」
未沙は、きょとんとする周りの兵士はお構いなしに、ジャンヌにくっつく。繊細な肌の感触を楽しみつつ、右手を甲冑の間から胸元に入れ―――
「……あれ?」
未沙はなんだか肩透かしな空気を感じた。ジャンヌが全く嫌がりもせず、落ち着いているのだ。
「これが、貴女の国の挨拶ですか? 変わっていますね」
言いながら微笑むジャンヌ。未沙のセクハラする手つきも、流石に止まる。
「男どもの中に娘っ子が一人いて、今まで何の間違いもなかった理由がわかったかい?」
近くの兵士が笑いながら言った。
「猥談をふってみても、万事この調子。不思議と、誰もジャンヌに変な気を起こせなくなるのさ。これが神の使いの力なのかもしれねえな」
「ぬぅ……でも、美少女を前にして引き下がるわけにはいかないわ。ジャンヌたん、もしあたしの活躍でオルレアンを解放できたら、ジャンヌたんを好きにしていいかな?」
「……? 神様に背かない程度のことなら、構いませんが」
「本当? よーし、あたし頑張っちゃうよ!」
俄然張り切る未沙。だが、おそらく彼女の妄想は、ジャンヌの言う「神に背かない程度」を軽く超えているが―――
ちょうどその時だった。
「ジャンヌ・ダルク隊長にお目通り願いたい」
現れたのは、白の甲冑に身を包んだ
八神 修
だった。
「隊長に策を具申しに参りました。オーギュスタン砦はイングランドの手に落ち、オルレアン陥落は時間の問題。今日の戦いで勝負を決めなくてはなりません」
「貴方のおっしゃる通りです。私たちは、神のご加護を信じて戦うのみ」
修は、ジャンヌの言葉に頷きながらも続ける。
「信じることも確かに大切ですが、策も同様に大切。オルレアン解放戦の鍵を握る、トゥーレル要塞奪取のための作戦をお持ちしました」
「勝利につながることなら歓迎します」
修は、トゥーレル要塞攻略のための作戦を説明する。ジャンヌが頷いたのを見ると、修は続けて兵士たちに呼びかけた。
「ル・バスクという兵士はいるか」
「それは俺のことだ」
先ほど、未沙に話しかけた兵士が名乗り出た。
「一つ、君に頼みがある。聖女が赤い花を咲かせたとき、君が軍旗を掲げろ。意味は、後でわかる」
怪訝な顔をするル・バスクを尻目に、修は再びジャンヌの方を見た。
「一つ、気になることが―――我々の隊は、敵中に孤立しやすい配置になっています……」
「それなら、心配はいらないでしょう」
声を発したのは、槍と盾を手にジャンヌ隊に入り込んでいた
天動 記士郎
だった。
「初めまして、ジャンヌ隊長。私も、遠い国から貴女を助けに来た者です。デュノワ総司令官の命で、こちらに来ました」
記士郎はデュノワ司令の名を出した。デュノワがジャンヌを見捨てることはない、というメッセージを出すことで、ジャンヌたちを安心させようとしたのだ。
「本隊からの援軍は必ず来ます。味方を信じて戦いましょう」
デュノワが、実績のないジャンヌの指揮能力を不安に思うのはむしろ自然なことだ、というのが記士郎の考えだ。上からの命令でジャンヌを使わねばならない状況なのだから、デュノワが何か黒い思惑を感じ、疑念を持っているのは当然。これを打開するにはどうするか。ジャンヌに心置きなく指揮を取ってもらえば、デュノワの疑念も晴れるだろう、という作戦だった。
「知らない国から、こんなにも加勢の人が来てくれています。皆さん、勝利を信じましょう」
さらなる勇気を得たらしいジャンヌは、力強く兵士たちに呼びかけた。
同じ頃、ラ・イル将軍は自分の隊の様子を見回っていた。彼が見回りをするだけで、兵士たちの様子は張り詰める。彼にはエティエンヌ・ド・ヴィニョルという立派な本名があるが、もっぱら「怒り」を意味する「ラ・イル」というあだ名で呼ばれている。それほど、激烈な性格をしていたのだ。
今日も額に青筋を立てているが、先鋒を外された怒りではない。「ラ・イル隊は頃合を見て、ジャンヌの援護から手を引け」というデュノワ司令の命令が気に障っているのだ。
鬼瓦のような顔で周囲を見渡すラ・イル。その目に、見慣れない顔が入ってきた。
「こうすれば、遠目からは目立たないべ」
言いながら甲冑に泥を塗りたくっているのは、
鈴野 海斗
である。武器は、両手持ちのメイス(殴打用の棍棒の一種)だ。
「おい、貴様は何をやっておるのか」
周囲の兵士は震え上がっていたが、海斗は落ち着いて答える。
「イングランド弓兵の目を欺くために、目立たない工夫をしてるんだべ。かの英雄、ゲクラン元帥もやってた効果のある戦法だべ。皆もやるといいっちゃ」
百年戦争初期のフランス軍人、ゲクランの名前を聞き、ラ・イルは興味を惹かれた。
「ほう、面白いことを言う小僧だ。名は? 心に留めておこう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月03日
参加申し込みの期限
2015年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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