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進路相談、君等の道【中学編】
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○1-4
篠月 桐
おずおずと教室に入った桐は、うつむいたまま勧められた椅子に座りました。
「どうした篠月、進路調査希望表は書けたのか、見せてみろ」
口うるさいと評判の関口 勇治先生も、最初に桐の茶髪を見咎めて以来注意をしたことはありません。
そのときも、茶髪は地毛だと言えずに桐はうつむいて泣きそうになってしまったのです。
大人しく引っ込み思案で休み時間等は常に一人で居る桐は、それ以来むしろ心配されていました。
「あの……実は希望表を書けなくて白紙のままなんです……すみません……」
顔を上げられないまま、桐は白紙の希望表を示しました。
「お前は絵が得意なんだから、寝子高の芸術科なんかどうだ」
美術が少し良いだけで他の教科は平凡な成績の桐でした。
「私……模写しか出来ないから……自信が無いです。でも他に取柄はないし……やりたい事も分かりません……だから」
ぽつりぽつりと言う桐を、先生は励まします。
「模写だって立派なものじゃないか。まだ一年だし焦ることはない。お前は得意な絵を伸ばしてもっと自信をつけたほうがいい」
「……島の景色を描きたくて、中学の間だけ島で暮らす予定で寝子島に来ました。なので中学を卒業したら本土に帰らないと……」
「そうか。だがお父さんお母さんと相談してみたらいいんじゃないかな。せっかく新しい世界に飛び込む勇気が持てたんじゃないか」
桐のような子が、両親から離れて新しい環境に飛び込むのは大変なことだったろうと先生は思います。
「この島が、好きなんだろう?」
そう聞かれて、桐は少し考えました。寝子島で出会った景色や出来事を思い浮かべます。
大人しい自分に気さくに声をかけてくれた人たち。綺麗な海。木々の緑。可愛い猫たち……
「……はい。この島だと人や自然や色んな物が、澄んで見えるような気がするので……」
桐は顔を上げました。
絵に自信は持てなくても、知らないうちに寝子島のたくさんのものを好きになっていました。
そんな自分に今気づいたのです。
「その感性は素晴らしいと思うぞ。焦らずにゆっくりやりたい事を探せばいい。中学で見つからなくても、高校でまた探すんだ。描き続ければどんどんうまくなるはずだ」
説教がしつこいと一部の生徒に嫌われている関口先生ですが、桐との相性は悪くないようでした。
何度も繰り返し励まされることで、桐の中で(そうかな……)という気持ちが芽生えていたのです。
「これは現時点の希望であって、後から変更してもかまわないんだぞ」
そう先生に促され、白紙の希望表に志望校を書き込む桐でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月29日
参加申し込みの期限
2015年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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