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寝子島高校
進路相談、君等の道【中学編】
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○2-1
音羽 紫鶴
(進路相談か。そういえばそんなものもあったね )
紫鶴は、日常に退屈していました。
面白い事があると噂されていた寝子島に転校してきたものの、学校生活は残念ながらどこも似たようなものでした。でも放課後実家よりずっと自由に過ごせるのはありがたいことだし、学校に多くを期待してはいません。
「志望校は、正開高校……東京のトップクラスの高校ね」
紫鶴の進路希望表を見ながら、小林 かなみ先生は言いました。
「はい、両親とも相談済み です」
紫鶴は淡々と答えます。学業も運動神経等も優秀 、多少気分屋ではありますが絵に描いたような優等生である紫鶴なら、問題なく入れるだろうと先生は思いました。
担任にはそつない受け答えをしながら、紫鶴はここへ来た時の両親との約束を思い返していました。
「いいだろう。だが高校は東京にする、それでいいな」
「約束よ。信じてますからね」
だからもう進路は決まっているのです。
寝子島にずっといられたらと思うけれど、そうも言っていられない。
むしろ中学生の自分を、見張りはつけつつも1人でここに来させてくれただけ感謝しなくてはいけない、と紫鶴は思います。
(あいつには言ってないけど、言ったら残念がるかな)
紫鶴は婚約者の顔を思い浮かべました。
生まれた時から決められていた婚約者と会ってみたい、それが周囲へ告げた寝子島行きの目的でした。
(別れが近くなるまでは言わないでおこう)
いずれ再会できるとはいえ、湿っぽくなるのは嫌でした。
「音羽くんは、将来は何をしたいの?」
小林先生の問いかけに、紫鶴は意識を引きもどします。
「父の会社の手伝いをしようと思っています」
「まあ、お父さんの。そうね、大きな会社だし大変かもしれないけど、やりがいがあるでしょうね」
小林先生は手元の資料を見ながら楽しそうにいいます。
「ええ……」
言葉に出さずに、紫鶴は思います。
(本来なら兄が父の跡を継ぐはずだ。でも将来的に俺が父の跡を継ぐ可能性が高い)
二歳上の兄を、紫鶴は慕っていました。兄にほめられたくて、兄の手で優しく頭を撫でてもらいたくて、勉強も弓道や合気道も頑張ってきたのでした。
けれど兄は身体が弱く、周りは紫鶴を次期当主候補と目していました。
いつのころからか、兄は頭を撫でてくれなくなっていて。声も眼差しも冷たいものになっていました。そして紫鶴は、自分が居場所を奪う存在として兄にうとまれていることに気づいたのでした。
(俺は健康そのもので、学業の成績も悪くなく……兄よりも優秀だ。そう優秀なんだ)
そう自分に言い聞かせることで、紫鶴は拠り所を得ているのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月29日
参加申し込みの期限
2015年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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