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地上に堕ちし神々の深淵 ~幻影なる平和を求めて~
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【発現(病)した者達〔SIDE B〕】
ローゼマリー・シェーフェリン・フリューエシュタインが領域外からの使者であるなら、
ア・カリン・エジーリンク・タチバナ
こと
橘 明里
は天上の世界から使者であったのかもしれない。
「天使ロア様の期待に応えるためにも、必ずや魔力の源――レッドクリスタルを奪還し、ハ・トポッポの野望を阻止してみせる、なの!」
天駆ける純白にして天使候補生《エンジェルキャデット》たるア・カリン・エジーリンク・タチバナこと
橘 明里
は主たる天使ロアから譲り受けた秘薬《コエヲキクモノ》の力によって地上に再覚醒《リ・バース》を果たすことに成功した(という
設定
だった)。ちなみに秘薬《コエヲキクモノ》とはネコンビニなどで普通に買えるエナジードリンクであって、決して怪しいクスリなどではない。
「……ハ・トポッポ?」
あやこは目を瞬かせて、そう呟いた。
「ハ・トポッポはこの魔都シーサタウンを己が魔力で手中にせんとする天使ロア様の宿命の好敵手《ライバル》なの。空を纏いし嘴《そらをまといしもの》にして純白の貴族《ホワイト・ロイヤリティ》といえばあなたにもその恐ろしさが伝わると思うの」
あやこにはまったく伝わらなかったし、むしろ目の前の年上の少女の目が本気《マジ》なことの方がよっぽど恐ろしいと思ったが、とてもそんなことは言えなかった。
「見ていてロア様! あかりは必ずやハ・トポッポの野望を打ち砕き、このシーサタウンに平和を取り戻すのなの!」
ア・カリンは言うが早いかやはり鳩が飛んでいったのとは逆の方向に猛スピードで走っていた。
さっきのおねえちゃん
と同じ匂いがするなーとぼんやり思いながらあやこはふぅっと一つ息を吐いて、心を落ちつけようと努めた。彼女は大変によくできた五歳の女の子なのであった。
鈴野 海斗
は豹変していた。
「公序良俗甚だしく逸脱した者は神州日本国民と言えども逆賊である。また鳩においてもこれを例外とはせん。よって窃盗現行犯のあの鳩もまた逆賊である。逆賊である以上我が剣を以てして天誅を下す」
ほとんど早口言葉のようにまくしたてる海斗は帝国陸軍憲兵隊少尉鈴野海斗(という
設定
)になりきり度MAXだった。
神魂の影響で腕章つきの軍服姿になった海斗は瞳にぎらぎらと狂信者のような危険な光さえ湛えている。
「……テーコクリクグン? ……セットーゲンコーハン?」
あやこは、ぽかんとした表情でそんな海斗の様子を見やった。意味はわかっていないながらも、単語を正確に聞き取っているあたり、やはり彼女も素質があるのかもしれない。何のとはいわないが。
「帝国陸軍憲兵隊少尉鈴野海斗、推して参る。悪逆非道窃盗現行犯の鳩に必ずや正義の鉄槌を下し、我が空腹を満た――もとい神州に平和をもたらすのだ!」
わはははは、と高笑いをしながら軍刀(模造刀)を振り回し、海斗はどこかへ走っていった。
「…………」
あやこはそんな海斗の後ろ姿を無言のまま、(゜Д゜)な顔で見送っていた。
豹変という意味では
三宅 葉月
もまた負けずとも劣らないものがあった。
葉月は普段はミステリアスな雰囲気をまとった寡黙な美少女というキャラクターだったのだが――。
「我が名はベアトリーチェ・アウグステ・フォン・ドライスハイム……」
そんな彼女もついうっかりツェツィーリエの気にあてられて、すっかりキャラクターが崩壊してしまっていた。
「ついに宿命の敵、「ハ・トポッポ」を打ち破り、永遠という名の呪縛から解放されるときがきた」
遠い目をして、声を震わせるベアトリーチェ。口を突いて出た設定名は先の少女と同じ「ハ・トポッポ」。
(……また「ハ・トポッポ」のひとがきちゃった!)
あやこは、まったく別の人が部分的にとはいえ同じ設定を持ち出してきたことに小さな奇跡を感じていた。
「宿願成就の刻、ここに来たれり。それを邪魔立てする奴らは、例え誰であろうとも──ツェツィーリエであろうとも、決して赦すつもりはない」
ふふふ、と昏い笑みをたたえてベアトリーチェは広場からゆらゆらと去っていた。
ほかの者と違って走っていなかったので、あやこにも声をかけようと思えばかけられたのだが――怖くてできなかった。
千明 優輝
もまたキャラクターが崩壊してしまった人物の一人だった。
「マジカルアイドル☆ゆうにゃん参上♪ 安心して、キミのネックレスはボクが取り戻してあげるよ☆ミ」
それはもう後で本人が我に返ったら、しばらく寝込むのではないかというぐらいの豹変っぷりだった。というか、今回の現象で性別の壁まで乗り越えてしまったのはおそらく彼だけではなかろうか?
「……マジカルアイドル?」
あやこはそんな彼――否、彼女の言葉に小さく首を傾げた。魔法少女もアイドルも知っているが、マジカルアイドルという単語をあやこはこれまでに耳にしたことがなかったのであった。
「説明しよう!」
ジャランッ、とキーボードで効果音を鳴らして、ゆうにゃんは説明を開始した。
「マジカルアイドル☆ゆうにゃんは歌と音楽の力でみんなを笑顔にするマジカル少女系アイドル(という
設定
)なのだっ☆(キラッ」
「……お、おう」
あやこは思わず頷いてしまった。ていうか、今、小声でボソッと設定って言った。絶対言った。しかし、あやこは聞かなかったことにした。
「というわけで、ボクの歌とキーボードのテクニックで暗黒の偽天使の翼を撃ち落としちゃうよ(そしてボクのペットにして調教するんだ☆)!」
ゆうにゃんは「☆」をまき散らしながら広場から去っていった。
あやこはやはりその後ろ姿を呆然として見送るしかなかった。
ちらり、と漏れ聞こえた黒い心の声はもちろん全力で聞かなかったことにした。
【そして最終戦争へ】
そして、
加藤 神々ノ黄昏
は唐突に理解した。
自分が何故生まれたのか、何故このような不自然な名をつけられたのか。
その意味に。
「私は神々ノ黄昏(ラグナロク)。その名の通り、神代の終わりを告げる者。最終戦争の観測者なのでございます」
それさえわかれば――もう何も怖くない。
神々ノ黄昏は自らの使命を果たすために神魂の力でいつのまにか身につけていた白いワンピースの裾を翻して駆け出した。
やはり神魂の影響で金と翠のオッドアイに変化した両の瞳には、哀しくも痛ましい、最終戦争の観測者として悲壮な決意の光が宿っていた。
こうして一人また一人とわけのわからないことをのたまっては妙な格好をした人々が広場から去っていく。
あやこはそんな彼女らの背中を、
(まったくわけがわからないよ)
というような顔をして見送ることしかできなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月01日
参加申し込みの期限
2015年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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