this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
地上に堕ちし神々の深淵 ~幻影なる平和を求めて~
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
【首飾りの行方】
そして、スサノオこと
八神 修
があやこを連れて公園にやってきたときには、もう本当に何がなんだかわけがわからない状態になっていた。
というか、もうみんなハイになり過ぎて、ネックレスのこととか完全に忘れてるんじゃないだろうかと思えるほどだった。これもまた神魂の影響なのだろうか。
「……あやこ、君はあの戦いを見てどう思う?」
「え?」
ふいに問いかけられて、あやこはびっくりしたようにスサノオの顔を見上げた。
スサノオはあやこの方ではなく今まさに混沌の渦に満ち満ちしている戦場の様子を遠い目で見つめていた。
(俺もかつては争いに明け暮れ、力で全ての障害を排除してきた。その結果がこの有り様だ。神通力はほぼ封じられ、使えるのは『分解』の力だけ。肉体もかつてのような頑健さは望むべくもない)
彼は同じ過ちを人の子らに繰り返させたくはなかった。
だが、自分が答えを示してしまっては意味がない。
その答えは『人』が自分で見つけなくてはならない。
だから、スサノオは重ねてあやこに問う。
「あやこ、君はあのような戦いを見て、何を感じた? どうしたいと思った?」
「…………」
あやこはしばらくの間じっと押し黙っていた。
スサノオは彼女が答えを出すのを静かに待った。
やがて、
「……あやこはみんなにケンカしてほしくない」
あやこはぽつりぽつりと答えを呟きはじめる。
スサノオは黙って、続きを促す。
「でも、おかあさんにもらったネックレスはかえしてほしい」
スサノオは頷いた。
なら、どうすればいいのかわかるよな?
そんな言葉を静かな微笑にこめて。
あやこはそれにはっきりと頷いた。
と、そこで一人の少女があやこにゆっくりと近づいてきた。
「これをお使いなさい」
やってきたのは
加藤 神々ノ黄昏
だった。
「……これは?」
あやこが問うと、神々ノ黄昏は儚げな微笑を浮かべて静かに答える。
「コレは混沌の種。混沌とは未だ定まらぬ力、未来。これをいかに用いるかは貴方次第でございます。どうか、貴方に黄昏の先…暁の光があらんことを」
それだけ言うと、神々ノ黄昏はそのまま公園から去っていた。
まるで、それで自分の使命は終わりとでも小さな背中で言外に語るように。
(そうか。君も神なんだな)
スサノオは彼女の背中を見つめてそんなことを思った。
それから彼はあやこの背中を叩いて、この混沌の終わりの始まりの鐘を鳴らすように促す。
あやこはこくりと頷くと、小さな手に鳩の餌を乗せて大きな声で叫んだ。
「はとさん! これをあげるからあやこのネックレスを返してください!」
あやこは精一杯大きな声で叫んだが、混沌に満ちた公園ではその声はなかなか届かない。
それでもあやこは叫び続けた。
スサノオも一緒に呼んだ。
最初は誰も聞こえていなかった声がだんだんと多くの者の耳に届くようになってきた。
一人、また一人と争いの手をとめ、一羽、また一羽と争いの嘴をとめて、誰もがどの鳩もが、切実な声で叫ぶ少女の方を見やる。
やがて。
「あ……」
一羽の白い鳩があやこのまえに舞い降りた。
鳩はクルッポと鳴きながら、小さな嘴であやこの小さな掌に乗った餌を啄んだ。
あやこは鳩が全ての餌を食べ終えたのを見届けてから、おっかなびっくりな様子で鳩からネックレスの取り外した。
白い鳩は暴れなかった。
さながら本物の平和の使者のような穏やかな表情であやこの行動の一部始終を見守っていた。
「宝物が戻ってよかったな」
スサノオはにっこりとあやこに微笑みかける。
「うん!」
あやこはそれに屈託のない笑顔ではっきりと頷き、それから大きな声でそこにいた全ての人々に「ありがとう」と言った。
その一言が魔法のスイッチであったかのように、刹那、世界は眩い光に満ちた。
次の瞬間には、誰もが元通りの衣装に戻り、はたと我に返る。
そしてある者は顔を真っ赤にしてその場から逃げ出し、またある者は「なんだ夢か」と何事もなかったかのように日常に戻っていき、
事件は静かに、しかしいくらかの者達の心に消せない傷を残しつつ、ひっそりと終焉を迎えたのであった。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
地上に堕ちし神々の深淵 ~幻影なる平和を求めて~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月01日
参加申し込みの期限
2015年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!