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みんなで、かぼちゃ三昧!
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【2】
奥の調理台では、
八神 修
がレンジで加熱したかぼちゃの天辺を横にスライスして、中身をくり抜いていた。
そこには、
椿 美咲紀
と
常闇 月
の二人もいる。
三人は、協力してかぼちゃのミニコースを作るつもりなのだ。
修は、メインとなるグラタンの担当だった。グラタンの中身は、たまねぎに鶏肉、それにシメジにマイタケ、シイタケ、エリンギといった秋ならではの食材を使う。
ちなみにこのグラタン、器ごと食べてもらうつもりなので、抜いた中身は使わないのだった。
なのでこれは、美咲紀と月に渡される予定だった。
その傍らで月は、自分の分のかぼちゃをレンジで加熱したものを切り分け、種やわたを取ったあと、ボウルに入れてマッシャーで潰している。
「今回は、よろしくお願いします」
二人と顔を合わせるなり、丁寧に頭を下げた彼女は、スープ担当だった。
「とりあえず、下ごしらえさえ完了すればうまくできると思われる、ポタージュのレシピを覚えて来ました」
そう言っていた彼女は、しっかりレシピを記憶しているのか、その手つきに迷いはない。
実際、スープは彼女の言うとおりで、かぼちゃを潰してしまえば、あとはコンソメと牛乳と共にかぼちゃを裏ごししながら混ぜて温め、塩胡椒で味を調えれば出来上がりだ。
一方、美咲紀はデザートのプリンを作っている。
「秋は、お野菜がいろいろと美味しいですからね。かぼちゃさんも、とっても美味しく食べてあげますからね」
自分の分のかぼちゃに、そう言って頬ずりした彼女は、大の植物好きだ。
そのかぼちゃは今、彼女の手で適当な大きさに切り分けられ、種とわたを取って、更に皮を剥かれている。
剥き終わったらレンジで加熱し、砂糖、牛乳、生クリームと共にミキサーにかけてなめらかにする。更にカラメルを作り、それを底に引いた容器にこのタネを注いで蒸したあと、粗熱を取って冷蔵庫で冷やして完成だった。
ところで、今日の彼女には一つ気になることがある。それは修と月がいい雰囲気なのかどうかということだ。なので、ちょっとドキドキしながら、こっそりと二人に注目していたりする。
そんな中。
「かぼちゃの話でもしようか」
中身をすっかりくり抜いてしまい、それを二人に分けたあと、修は具にする食材を刻みながら言った。
「日本でメジャーなのは、菊南瓜と坊ちゃん南瓜かな。ビタミンAが豊富な上に、デンプンを糖に変える酵素を含んでいるから、貯蔵したり低温でゆっくり加熱することで、甘味が増すんだ。つまり、収穫してすぐよりも、一ヶ月ぐらい置いた方が美味しいってことだ」
「詳しいのですね」
彼から渡された分のかぼちゃも潰しながら、月が感心したように返す。
「かぼちゃは、家庭菜園では基本放置でもしっかり育つ、良い子なんですよー」
うなずきつつ、合いの手のように美咲紀も言った。
「手をかければ、より美味しく美味しく育つのです」
「美咲紀らしい意見だな。かぼちゃも、作っているのか?」
苦笑して尋ねる修に、庭いじり大好きな美咲紀は大きくうなずく。
「もちろん、作ってますとも!」
「野菜作りとは、粋な趣味ですね」
月が、また感心したような声を上げた。
それへ苦笑し、修は話を続ける。
「冬至にかぼちゃを食べるのは、そのころが一番食べごろだからだ。ちなみに、この習慣は栄養学的にも正しい。ビタミンAには、細菌やウィルスから身を守る効用や、粘膜などの免疫力を高める効用がある。つまり、寒くなるとかかりやすい、風邪やインフルエンザなどの予防になるということだ」
「なるほどなのです」
かぼちゃを、牛乳などと一緒にミキサーにかけながら、美咲紀がうなずく。
と、月が思い出したように言った。
「かぼちゃの種には薬効がある、と伺いました。一時期は、日干ししたものを粉状にして持ち歩いていました。……幸い、お世話になることは、ありませんでしたが」
「そうなのですか。でも、どうして持ち歩いていたのですか?」
美咲紀が、不思議そうに尋ねる。
「……野外で長期的に活動することが多かったから、でしょうか」
少し考え、月は答えた。
「つまりは、常備薬のようなものか」
「はい」
修に言われて、月はうなずく。
そのあとも三人は、あれこれと話しながら、調理を進めて行った。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月27日
参加申し込みの期限
2015年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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