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レシピ2 かぼちゃ料理を作ろう!
【1】
庚が作るのは、「フライパンでできる」かぼちゃのグラタンだった。
さっき割ったかぼちゃは、更に一口大に切ってレンジで軽く加熱し、その間に鶏肉とたまねぎとしめじを刻む。
刻んだ材料を、フライパンで炒め、火が通ったところで薄力粉を加えて混ぜる。
それらの工程をこなして行く彼は、なかなか手際がいい。
「コウ、とっても手際がいいじゃねぇデスカ。ドッカで、習いやがったのデスカー?」
せっせとかぼちゃを薄めにスライスしていたキュルビスが、ふと顔を上げて庚に尋ねた。
「別に習ったわけじゃねぇぜ。昔っから、ジジイと交代でメシ作ってたからな。……自然と身に付いた」
庚は、フライパンの中身を混ぜながら、小さく溜息をついて、続ける。
「『どんなことがあっても、とりあえずメシが美味けりゃだいたいなんとかなる』……つってな。……だからまぁ……自分のためだ。たいしたことじゃねぇ」
「うにー。それって、家訓ってやつ?」
今度は、侑が尋ねた。こちらは、かぼちゃを更に適当な大きさに切っている。
「オウ! ワンダフル&デンジャラス! 日本の家訓、すごいじゃねぇデスカ!」
『家訓』という言葉に反応して、キュルビスが感動の声を上げた。
「別に、そんなんじゃねぇって」
庚は苦笑しながら、フライパンの中に牛乳とレンジで加熱したかぼちゃを入れて、更に炒め続ける。
フライパンの中身にとろみがついたら、耐熱容器に移してチーズを乗せ、オーブンで焼いて出来上がりだ。
一方、侑は切ったかぼちゃを水と共に鍋に入れ、火にかけた。
「七音は、何作るんだ?」
「いとこ煮だよー」
改めて庚に訊かれて、彼女は答える。
「かぼちゃは火にかける前に、チンするんだけどー、今日はもうチンしちゃってるから、このまま煮るの」
「……それはいいが、火、気ぃつけるんだぜ」
「大丈夫だよー。このままコトコトして、そのあと小豆入れてグツグツしたら、完成だからね」
軽く眉をひそめて言う庚に、侑は笑って返す。
(ほんとに、大丈夫かよ……)
庚はしかし、思わず胸に呟き、吐息をつくのだった。
そんな彼らの隣では、月詠が黙々とタルト作りに励んでいた。
種とわたを取ったかぼちゃを、裏ごししているのだ。
彼女の傍には、計量したバターと砂糖、生クリーム、ボウルに入った卵黄が並んでいる。
事前に作って持って来た、タルト生地もあった。
裏ごしが終わったら、バターと砂糖、生クリーム、卵黄を入れてなめらかになるまで混ぜ、それをタルト生地に流し込んで、あらかじめ加熱しておいたオーブンで約一時間ほど焼けば、出来上がりだ。
その隣では、キュルビスが相変わらず、かぼちゃをスライスしている。
それに気づいて、庚が尋ねた。
「そっちは、何作ってるんだ?」
「キュルビスは、カボチャのピクルスを、作りやがるデス」
顔を上げ、キュルビスが答える。
「メインの料理はいっぱい作れそーナノデー、ピクルスなのデス。それがあれば、付け合わせとかサラダ代わりに、なるじゃねぇデスカ」
「ピクルスか。それも、悪くないナ」
かぼちゃを裏ごししながら、月詠がうなずく。
「ハーイ。楽しみにしやがっててくだサイ」
うれしそうに返して、キュルビスは作業に戻った。
ややあって、彼女はスライスしたかぼちゃをレンジに入れると、その間にピクルスの液を作り始める。
「エスイヒ、ツッカー、ザルツ……それにハーブを入れるのデス」
一人呟きつつ、鍋に酢、砂糖、塩とローリエを入れると、火にかけた。
あとは、これを沸騰させて、そこに加熱したかぼちゃを入れ、しばらく煮たあとに冷ましてビンに入れたら完成だ。
その隣の調理台では、麗仁が割ったかぼちゃを更にレンジで加熱したあと、マッシャーでせっせと潰していた。
これを、ホットケーキミックスと牛乳、卵、砂糖、バターと共に混ぜ合わせて生地を作り、炊飯器に入れて、あとは普通に炊くだけだ。
(美味しいのができたら、白沢先生、喜んでくれるかな)
絢子の喜ぶ顔を想像しながら、彼はかぼちゃを潰し続ける。
一方、かぼちゃ割りに加わらなかった煉は、自宅でいつも使っている茶色のストライプ柄のエプロンをつけ、レンジで加熱した大きめのかぼちゃの中身をくり抜くことに、専念していた。
彼が作っているのもグラタンだった。
ただ、作り方は庚とは微妙に違う。
中身をくり抜いたかぼちゃの外側を器として使用し、そこへかぼちゃのホワイトソースを入れてたっぷりチーズをかけ、オーブンで焼いて完成だった。
ホワイトソースに入れる具も、こちらはたまねぎと鶏肉だけで、多めのバターで炒める予定だ。
ガスレンジの傍にいるのは、聖だ。
鶏と昆布で取った出汁に、しょうゆと酒、みりんと薄切りにした生姜を入れた鍋を火にかけ、温めている。
これが、まんじゅうに掛ける餡になるのだった。
彼女が作ろうとしているまんじゅうは、皮を剥いて裏ごししたかぼちゃを薄く伸ばしたもので、玉ねぎ、干しシイタケ、ニンジン、鶏挽肉を炒めて味付けした具をくるんで蒸すといったもので、その上にこの餡をかけるのだ。
「わ、私にも、術の手伝いをさせていただけませんこと?」
それへ声をかけて来たのは、千聖だった。
かぼちゃの処理作業が終わってしまうと、何も作るものを考えて来ていない彼女は、一人その場に取り残される恰好となった。
しばし、二つの調理台の間でぼんやりしていた彼女だが、はたと我にかえって、近くにいた聖に声をかけたのだ。
「では、かぼちゃの皮を剥くのを、手伝ってもらえますか?」
聖は、いくつかに割られた皮付きのかぼちゃを示す。
「了解ですわ」
うなずくと千聖は、なんとも危なっかしい手つきで、皮剥きを始めたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月27日
参加申し込みの期限
2015年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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