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寝子島高校
みんなで、かぼちゃ三昧!
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レシピ1 かぼちゃを割ろう!
【1】
日曜の朝十時。
寝子島高校の家庭科教室には、次々と『かぼちゃ三昧の会』の参加者たちが姿を現していた。
「来てくれたのね」
白沢 絢子
が、その中の一人、
朝鳥 さゆる
に声をかけた。
「はい」
さゆるは、うっそりと頭を下げて、うなずく。
前回の『栗三昧の会』に参加した彼女は、今回、絢子から誘われたのだった。
「前のように、美味しい料理を作ってね。楽しみにしているわ」
絢子に言われて、さゆるは再び頭を下げて、調理台の方へと向かった。
そのあとから絢子に声をかけたのは、
天之川 麗仁
だ。
「白沢先生。おはようございます」
「天之川君、今日はがんばってね」
「はい」
微笑む絢子に、麗仁はうなずき、心の中で「今日は、先生にいいところを見せるためにがんばるんだ!」と拳を握りしめる。
実は彼、家事全般が苦手で、料理ももちろんあまりできない。先日、料理教室に参加して腕を磨いたものの、やはり包丁やフライパンの扱いは大の苦手だった。
それでもこの会に参加したのは、料理教室で学んだことを少しでも活かして、絢子にいいところを見せたいという思いがあったからだ。
「天之川も、この会に参加するのか?」
その彼の肩を叩いて問うたのは、
高梨 煉
だった。
「君も、ここに?」
ふり返った麗仁は、彼の姿に驚く。というのも煉は、先日の料理教室でも一緒だったからだ。そして、そこでちょっとしたアドバイスをくれた。
「ああ。他人のかぼちゃ料理を食べてみたいと思ってな」
うなずいて、煉は問う。
「それより、大丈夫なのか?」
「ああ。……以前君に教えてもらったように、今日は炊飯器でケーキを作ろうと思っているんだ」
答える麗仁に、煉は笑った。
「おお、いい考えじゃん。うまく行くといいな。お互い、がんばろうぜ」
言って、彼の肩を叩くと、煉は調理台の方へと向かう。うなずいて麗仁も、そのあとを追った。
かぼちゃがタダで食べられる、とばかりに参加した
如月 庚
は、教室の中に
七音 侑
の姿を見つけて目を丸くした。
というのも彼女、以前たまたま一緒に料理をする機会があった時には、なんともひどい有様だったのだ。
(……ちったぁ成長したのか……?)
脳裏にその時の料理を思い浮かべつつ、彼は侑に声をかけた。
「よう、七音」
「あ、如月君だー! 何作るのー?」
明るい声を上げて尋ねる侑に、庚は笑って返す。
「俺のことより……ちったぁまともに料理できるように、なったのかよ?」
「練習したよー。ほら、卵焼き。焼けるようになったんだよ!」
言って彼女が差し出したスマホの画面には、卵焼きとは思えないものが写し出されていた。
それはどうやら、卵焼きの断面図を撮ったものらしい。綺麗に一枚ずつ剥がれそうで、別のものを連想させる。
「……なんか、バームクーヘンみてぇだな。もしくはミルフィーユ」
ぼそりと呟く庚に、侑はくったくなく笑う。
「そうかなー。でもこれ、卵焼きだよ?」
「わかったわかった」
うなずきつつも、庚は小さく溜息をついた。
(爆発しねぇだけマシか。……けど今日はたぶん、火ぃ使うだろうから、ちゃんと見てやらんとだな。……七面倒くせぇが……)
内心にぼやいて、もう一度吐息をつく。
「君たちも来てたのか」
その二人に声をかけたのは、
黒兎 都
だった。
「わー、先輩だー」
「黒兎先輩も、かぼちゃ料理作るンすか」
無邪気に声を上げる侑に対して、庚は少しだけ引き気味だ。
「大量のかぼちゃが使い放題と聞いては、参加するしかないだろう。秋と言えば、やっぱりかぼちゃだからな」
「先輩は、何作るんですか?」
うなずいて言う都に、侑が尋ねる。
「スープとてんぷらと煮物を予定している」
「三つも作るんですか? すごいですねー」
答える都に、侑は驚きの声を上げた。
一方、教壇の方では。
「カボチャがいっぱい! 素晴らしいのデス! とってもパラディースデスヨ!」
そこに置かれたコンテナ一杯のかぼちゃを見て、奇声を上げている者がいた。
キュルビス・ラムズイヤー
である。
「なんだ、ありゃ?」
誰もが驚いてふり返る中、庚は目を丸くして声を上げた。傍で、侑と都もあっけに取られている。
というのもキュルビスの頭は、巨大なかぼちゃ――いわゆるジャック・オ・ランタンのかぶりものに包まれていたからだ。
だが、そんな姿なのは、彼女一人ではなかった。
「トリック&トリートォ!」
教室のドアがいきなり開いて、そんな叫びと共に颯爽と現れた者がいたのだ。
頭には同じく、パンプキンヘッドをかぶり、エプロンとミトンという姿だ。
声は、かぶりものの中に仕込んだボイスチェンジャーのせいで、誰のものかまったくわからなくなっている。
実はその正体は、
旅鴉 月詠
だった。
カボチャ魔人『ジャック・ド・サンタ』になるための衣装セットを持っている彼女は、それを使ってこの扮装をして来たのだった。
やはり、かぼちゃといえば、誰しもこの季節、こういうものを連想してしまうようだ。
ちなみに、キュルビスとは示し合わせたわけではない。偶然……というよりも、キュルビスの方は常日ごろからあの頭なだけだった。
「HAHAHA! 四六四九(よろしく)!」
他の参加者たちが注目する中、彼女は威風堂々と教室内に足を運び、中央の調理台前で立ち止まると、軽く四方に手をふりながら、そんな挨拶をする。
「……ハロウィンって、月末じゃねぇの……?」
その彼女とキュルビスのかぼちゃ頭を眺めつつ、なんでジャック・オ・ランタンがいるんだろうかと首をひねる庚だった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月27日
参加申し込みの期限
2015年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月03日 11時00分
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