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みんなで、かぼちゃ三昧!
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【2】
かぼちゃ頭の二人に目を丸くしていた
御鏡 聖
は、
呉井 陽太
の姿を見つけ、そちらに歩み寄った。
声をかけ、挨拶を交わしてから、尋ねる。
「今日は、何を作るんですか?」
「昔、母さんが作ってくれた『かぼちゃまんじゅう』にしようかなぁって、思ってるんだぁ」
のんびりと答える陽太に、聖は軽く目を見張った。
「私も今日は、おまんじゅうを作るつもりなんです。私のは、餡かけですけれど」
「ふうん。それは、奇遇だねぇ。でも、出来てみたら全然違うものかもしれないよぅ。オレのは、母さんのレシピだしぃ」
笑って返す陽太に、「そうですね」と聖もうなずく。
その二人に歩み寄って来たのは、
クルジッカ・ヘルマゴル
だった。
「あの……もしよかったら、ワタシに何か、お手伝いさせて下さい」
声をかけられ、驚く二人の前で、彼女は一気にまくしたてる。
「ぶっちゃけ申しまして、ワタシは料理ができません! 実家にいたころは、まだ早いし危ないという理由で、刃物に触らせてもらえませんでした。授業でやったこともありますが、イマイチでしたし。そこでこの機会に、もっと料理を学びたいと思ったのです。一生懸命、手伝います、お役に立ってみせますので、よろしくお願いします」
「は、はあ……」
言い終えて頭を下げる彼女に、聖は驚いて曖昧にうなずいた。陽太も、困ったように頭を掻いている。
が、クルジッカは顔を上げると、「失礼します」と言い置いて、駆け去って行く。二人がその姿を目で追えば、他の参加者たちにも同じことを言って、頭を下げているようだ。どうやら、参加者全員に声をかけているらしい。
二人は思わず顔を見合わせ、苦笑した。
やがて、参加者たちは持参のエプロンを身に付け、絢子から必要なだけかぼちゃをもらって、調理台へと向かった。
その時、いきなり入口のドアが開いて現れたのは、
設楽 千聖
だった。
「エプロンを犠牲にすれば、美味なるかぼちゃを楽しめると聞いて、参上しましたわ!」
両手を腰にあて、嬉々として宣言する。その脳裏に浮かんでいるのは、かぼちゃのアイスや、パイなど、さまざまなかぼちゃ料理だ。
「私(わたくし)は求めていますわ! 最高の贄を!」
言って、彼女は大股に教室内へと足を踏み入れる。そして、室内を見回し、求めるものが見当たらないことに気づいて、小さく首をかしげた。
「……で、どこですの? かぼちゃ料理は」
「それは、これからみんなで作ります」
それへ言ったのは、白い割烹着と三角巾姿の
深縹 露草
だった。
「はぁ~? みんなで作る?」
聞くなり千聖は眉をひそめた。
「はい。それぞれが、かぼちゃで料理を作り、出来上がったらそれを互いに試食しあおうという集まりです」
うなずく露草に、更に彼女の顔が険しくなる。
「なーんで私がそんなこと……。そういうのって普通、お手伝いさんとかがするんじゃありません?」
「いや、そう言われても……」
露草は、困って言葉を濁した。それへ千聖は続ける。
「それに、この美しい音色を紡ぎ出す指が怪我でもしたら、世界の損失ですわ!」
そのまま彼女は、教壇の傍にあった椅子に座り込んでしまった。
露草は、そんな彼女をどうしたものかと見やったが、歩み寄って来た絢子が「きっと、みんながやっているのを見れば、参加したくなるわ」と囁くのを聞いて、「そうですね」とうなずき、その場を離れた。
そのころ、中央の調理台では。
「うにに……。固いー」
侑が、中くらいのかぼちゃを包丁で割ろうとして、苦労していた。
調理台の上には、他にもまだ、丸のままのかぼちゃがいくつも乗っている。
千聖の傍から移動して来た露草は、それを見てその調理台にいる面々に声をかけた。
「まずは、これらのかぼちゃを割って、種やわたを取ってしまいませんか? みんなでやる方が早いですし、調理するにしても効率がいいと思いますが」
「それはいい考えダ」
そう返したのは、パンプキンヘッドをかぶった月詠だった。
「ちなみに、かぼちゃを割るには、こんな方法があるノダ」
言って彼女は、侑の手からひょいとかぼちゃを取り上げると、それをレンジに入れる。
「ポチットナ!」
タイマーを五分に設定すると、スイッチを入れた。
五分後、レンジが小気味のいい音を立てて止まると、彼女はかぼちゃを取り出す。
包丁で真ん中部分に上と下から切れ目を入れ、両手で持って引っ張ると――かぼちゃは、きれいに二つに割れた。
「わー、すごいー!」
侑が、思わず声を上げる。
「あとは、種とわたを取って、必要な大きさに切るだけダ。簡単ダロウ?」
月詠の言葉に、小さく手を叩いたのはクルジッカだった。黒字に赤い線で魔法陣が描かれたエプロンを身に着けている。
「これなら、ワタシでもお手伝いできそうです」
「よし、みんなで割ろうぜ!」
庚が言って、他の調理台にいる者たちにも声をかける。
それに応じて、麗仁と聖もやって来た。
「キュルビスも、カボチャを割るデスヨ」
かぼちゃ頭を楽しそうに振って、キュルビスもそこに加わる。
「では、役割を分けましょう」
露草の提案で、庚と侑が切れ目を入れ、麗仁とキュルビス、クルジッカが割って、月詠と聖が種とわたを取ることになった。
露草は、レンジからかぼちゃを出し入れする係だ。
こうして彼らは、次々とかぼちゃを調理できるように処理し始めたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月27日
参加申し込みの期限
2015年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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