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みんなで、かぼちゃ三昧!
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レシピ4 みんなで試食!
【1】
やがて十二時を少し過ぎたころ、全員の料理が出来上がった。
中央の調理台の上には、四種類のかぼちゃグラタンに、かぼちゃのケーキ、かぼちゃのきんつば、茶巾絞り、かぼちゃのピクルス、かぼちゃまんじゅう、かぼちゃまんじゅうの餡かけ、二種類のかぼちゃのポタージュスープ、てんぷら、二種類の煮物、種のお菓子、わたを使った卵焼き、かぼちゃのタルト、かぼちゃのプリン、いとこ煮、麻婆南瓜、パンプキンスープ、かぼちゃのスライス揚げ、かぼちゃのパイとかぼちゃとリンゴのシャーベットがずらりと並ぶ。
「カボチャ料理がたくさんなのデス! キュルビス、カボチャ大好きデス! 食べるデスヨ!」
「いろいろ大変でしたけど、これでようやくかぼちゃの料理を食べられるのですわね」
それらを見回し、キュルビスがはしゃいだ声を上げれば、千聖も目を輝かせて吐息をついた。
聖と蓮、望春の三人が、取り皿や箸、スプーンなどを用意する。
「取り皿などは、こちらにありますから、使って下さいね」
聖が、他の者たちに声をかけた。
そんな中、クルジッカは最初に集めた種を使って、お茶を作った。
洗って乾かした種をフライパンで炒め、熱湯を注いでしばらくおけば、お茶が出来上がるのだ。
「見よう見まねで作ったものですが、どうぞ飲んでみて下さい」
言って彼女は、湯呑みに注いだお茶を、他の者たちに配って回る。
「種で、お茶ができるのかい?」
目を丸くしながら、麗仁はそれを受け取り、口に運んだ。
「……なんだか、ホッとする味だ。美味しいよ」
「口に合ったようで、うれしいです」
彼の感想を聞いて、クルジッカはホッとしたように笑う。
「おう。こいつはいけるぜ!」
庚もさっそく一口飲んで、声を上げた。
その声に、クルジッカは再び安堵の笑みを浮かべるのだった。
ちゃっかり自分で炊いたご飯をお茶椀に盛って、スタンバイしているのは、刀だ。
「畑中の麻婆南瓜、美味そうだ。いただきます」
と、まずは華菜子の麻婆南瓜を取り皿によそった。たっぷりとご飯に乗せて口に運ぶ。
「うん、美味い! これは、ご飯にぴったりだ」
「よかったアル。そう言ってもらえて、うれしいアルヨ」
うなずいて、料理とご飯を口にかき込む刀に、華菜子は笑顔になった。そして彼女も、自作の料理を口に運ぶ。
あっという間に麻婆南瓜をたいらげて、刀は次に四種類のグラタンのうちの一つに箸をつけた。
「よう、御剣。そいつは、俺の作ったグラタンだぜ。味はどうだ?」
彼がグラタンを皿に取るのを見ていたのか、歩み寄って来た庚が声をかける。
「これは、如月が作ったやつだったのか。美味い料理を作るのは知ってたが……うん、こいつは本当に美味い!」
軽く目を見張って返すと、刀は皿の中のグラタンをこれまた、またたく間にたいらげた。
「ありがとうよ。……ところで、御剣は何を作ったんだ?」
笑って尋ねる庚に、刀は自分が作ったものを教える。
「……そいつなら、さっき食べたが、美味かったぜ。特にスライス揚げは、おやつっぽくって悪くないぜ」
聞くなり庚は言った。
「そうか。さっそく食べてくれたんだな。ありがとう」
刀はそれへ礼を言う。
そうして、次は何を食べようかと調理台の上を見回していた彼は、そこに月詠の姿を見つけて目を見張った。
(旅鴉? いつ来たんだ?)
そう。参加者たちの中にいる彼女は、もうパンプキンヘッドをかぶっておらず、誰もが見知っているとおりの姿だった。
首をかしげつつ、刀はそちらに歩み寄り、声をかけた。
「よう、旅鴉」
「やあ」
ふり返った月詠は、いつもどおりに返す。
実は彼女、タルトが出来上がった段階で着替えるために姿を消していたのだった。
「旅鴉も、この会に参加していたのか?」
「そのつもりだったが、遅くなってしまったようだな」
刀に問われて、彼女は曖昧に答える。……彼女は、普段の自分のキャラクターを大事にしているのだ。わざわざ自分から、あのパンプキンヘッドの正体を教えるつもりはない。
「ところで、あのかぼちゃのタルトを食べるなら、これをお供にするといい」
自分の作ったタルトを示し、彼女はどこからともなくティーカップを取り出した。中に入っているのは、ミルクティーだ。
「あ、ああ……」
うなずくと、刀はタルトを一切れ新しい皿に取り、彼女に渡されたティーカップの中身と共に口にした。
「これは……!」
たちまち彼は、目を見張る。
「タルト自体も美味いが、ミルクティーが更にその味を引き立ててくれているな!」
「だろう?」
月詠はうなずいて、付け加える。
「かぼちゃの甘味は独特で、コーヒーには合わない。だが、乳製品とは相性がいい。だから、ノンシュガーのミルクティーは最適だ」
「なるほど。……そこまで考えて、これを用意したわけか。……ん?」
感心して呟き、刀はふと眉をひそめた。
「今の言い方はまるで、タルトを自分が作ったかのようだぞ?」
「さあな。細かいことは、気にするな」
肩をすくめてスルーを決め込み、月詠はタルトを食べている者たちに、ミルクティーを勧めて回り始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月27日
参加申し込みの期限
2015年04月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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