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木天蓼大学の日常 ~休みの時間、何してる?~
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【大学での日常 食堂での15分】
チャイムが鳴り響くと同時に、わっと講義棟から人が吐き出されるように出てくる。
どうやら、休み時間に入ったらしい……。
天動 記士郎
は周りを軽く見回しながら、大学生に混じって移動していく。
彼は、大学生ではないが、一般聴講枠を利用して木天蓼大学の寝子島キャンパスへと授業を受けに来ていたのだ。
だが、少し早めに来たのか申し込んだ地質学の講義の時間までは時間が開いてしまったのだ。
偶然、目に入ったのは学食。
物珍しさから、記士郎は利用してみることにした。
「あ」
「あっ」
「んなっ?」
『カツ丼』と『かけうどん』を注文して隅の方の席に座った記士郎の目の前には、なんと
八神 修
と
後木 真央
が座っていたのであった。
とりわけ、二人は寝子校の制服を着ていたので少し目立っていたのだが……、ふらふらと自由人のように気ままに食べる席を決めた記士郎にとっては、あんまりその事実は気になっていない。
「寝子校の学生さんですか。今日は、良い天気ですね」
「その節はどうもありがとうございました。そうですね、いい日和です」
修にしてみれば面識のある相手なので、丁寧に挨拶する。
「大学に高校の制服で来るって呼びとめられそうな気がしてドキドキだったのだ、はふぅ」
真央がおっかなびっくりと話す。
「ところで、お二人とも今日はここに見学に?」
「公開講座への申し込みです」
「なのだ~」
口々に答える二人に、記士郎は頷いた。
「そうですか、私は休憩開けに地質学の聴講があるのですよ」
「地質学……ですか」
そう言いつつ、なんとなしに話し始める。
「ふおぉぉ!? もしかしたら寝子高の方が大きいかなって思ってたけど、さすが大学の学食なのだ」
一方、真央は自分の持ってきたメニューに感動していた。
「俺たちは、医学の分野の講座を申し込みに来たんですよ」
「一緒に講義を受けるのだ!」
なるほど、と二人の言葉に記士郎は相槌を打つ。
「それなら修ちゃんが見つけてきた講座受けてみたかったのだ! それで、大学ってどんな感じか知りたかったのだ!」
もぐもぐとご飯を食べながら、真央が言う。
「そういえば、真央は理学療法の道を希望しているんだもんな」
と、修が言う。
「あぁ、そういうことなら、こうして先に講義を体験しておけば雰囲気は分かりますしね。私は大学には行きませんでしたが、学ぶ機会があるのは素晴らしいことです」
「そう、なんですか?」
記士郎の言葉に修がおや? と視線を合わせる。
「女子大生さんたちがキラキラ眩しく見えますねぇ。そうそう、学ぶ機会の話ですが、大学は社会人に向けた公開講座もありますし、案外面白いものです。」
と、記士郎は言った。
修はヒレカツを食べながら、話を聞く。
「それにしても、薄い」
ぼそりとつぶやいた言葉を真央が聞いてしまった。
「何が薄いのだ?」
「……カツというか…衣と言うか……大学でもこうなのか」
どうも、カツの厚さが想像よりも薄かったらしい。
「それなりに頑張っている方だとは思いますよ?」
そう言って、記士郎はさらに食べる。
「世の中には、ハムくらいに薄い肉を揚げてトンカツと言っている食堂もありますしね」
やれやれと記士郎は、飲み込んでからしゃべった。
「そ、それはちょっとあんまりなのだ!」
と、真央が言う。
「……まさか、こんなところに文化的な隔絶を感じるとは」
食の文化の闇は深い。
(ふむ、なかなかのお坊ちゃんなのでしょうか?)
記士郎は、修と真央の反応を楽しそうに見ている。
「あ、そうだ。この大学で今まで面白い授業とかあったんですか?」
「そうですね……個人的な好みもありますので、面白く感じるか分かりませんが……」
と、記士郎がいくつか記憶を掘り返しつつ、思い出した講義の名前や教授の名前を告げる。
「現役ではないので、学生さんたちとは違った視点になるかもしれないですが」
「いえ、参考になります」
「……難しい話はよく分からないのだ」
つつっと目をそらす真央に、修はやれやれと苦笑した。
しかし、記士郎はそれを見逃さなかった。
「……難しい話だからといって逃げるのはやめましょう」
「難しいことは、修ちゃんが考えるからいいのだ!」
「……本当に、それでいいのですか? っと、そろそろ行かなければ」
色々話していた結果、気がつけば時計の針が十五分ほど進もうとしていた。
記士郎は慌てて食事を書き込むと、これは人生の先輩からのちょっとしたアドバイスなのですが、と前置きした上で言った。
「もし、何かにつけて難しい、難しい、とやらずにおいてしまったらきっと後悔しますよ。難しいと言うことは、あくまで可能だけれども達成するまでの難易度が高いのであって、達成そのものが不可能ではないのですから」
そう言って、慌てて水を飲んで去って行った。
「……むぐぅなのだ」
「……一歩一歩進んでいけばいいんじゃないか?」
思わぬ記士郎の一言は思った以上にダメージが真央に入ったが、修その一言で「やっぱり修ちゃんは優しいのだ!」とすっと切り替えたのであった。
修は、そっと記士郎の去っていた方へ黙礼したのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月19日
参加申し込みの期限
2015年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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