シナリオ「木天蓼大学の日常 ～休みの時間、何してる？～」

木天蓼大学の日常　～休みの時間、何してる？～

※これから描かれるストーリーはフィクションで在り
　実際の登場人物がこうなるかはいたって不明ですが
　一つのモデルケースとしてご覧ください。

　講義終了の鐘とともに、ぞろぞろと講義棟から人が歩き始める。
　行き交う人々は皆学生で、それぞれ談笑したり、小突き合ったり……。
　そこに、たくさんの風景があった。
　そう、当然その風景の中には『いちゃいちゃ』もある。
「……いいなぁ」

　ぶらりと講義棟から出てきた嘉島和穂が心底うらやましそうにつぶやいた。
　彼氏が欲しい！　大学生活を満喫したい！
　そんな和穂にとって、恋愛は大事な要素であった。
　だがしかしっ！
（でも恥ずかしい！）
　ナンパ？　逆ナン？　無理！　と頭の中で×マークを作る。
　デフォルメされた和穂がやれやれと×マークを作って、ため息をついた。
　そしてそんな脳内を振り払いつつ、ごろんとたまたま通り道にあった開いているベンチ体を預けて、空を見上げた。
「……素敵な人、いないですか～」
　そんなつぶやきを空に描きつつ……。

　或いは。
　講義終了の鐘とともに、ぞろぞろと講義棟から人が歩き始める。
　それを縫うようにして歩く、歩く、歩く！
　急げ急げ、時間は待ってくれないのだ。
　伊陸更の日常は忙しい、芸術関係で色々と充実した日々を送っている彼女。
　次の講義の合間までに画材を補充したり、課題を考えたり……。

　とにかく、やることがいっぱいあるのだ。
　時折、馬鹿みたいに騒いでいる一団を一瞥しつつ、急ぎ足で歩く……。
　しかし、ふと思うことがあって立ち止まる。
（う、うらやましい……とかそういうのじゃないの）
　強がりな自分、素直になれない自分……いろんな自分が居る。
　さまざまな自分が一斉に振り返って、笑っている自分はどこ？
　そんな風に更に問うてきた気がした。
（疲れてるのかしら？）
　そういえば、ベンチがそろそろあることを思い出し、更はろくに見もせずにベンチに腰掛けてしまう。

　そして、偶然。
　……。
「「えっ？」」
　マッサージチェアーに体を預けるような格好をした和穂（１５５センチ）をつぶすように更（１６０センチ）がそのまま上に腰掛ける形になった。
「……女の子ですか」
「ご、ごめんなさい！」
　残念そうな和穂の声。
　慌てて立ち上がろうとして、そのまますとんと動けなくなった更の声が重なる。
「「……なにこのシチュエーション！」」
　少女漫画でもありえないような無理矢理なこの状況。
　顔を見合わせて笑ってしまう。
　しばし笑った後、二人はお互いに自己紹介を始めるのであった。

ゲームマスターより

担当ゲームマスター

じんの

マスターコメント

　ども！　3月は死ぬ気でやりますじんのです！
　そんなこんなで！
　今回やることは！

　『木天蓼大学の講義以外の【１５分】を描く』

　です！
　アクションはあれもこれもではなく、【１５分】を意識したアクションでお願いします。

　○どんば感じになるの？
　たとえば１日図書館で寝てしまった、という日常があるとしても
　起きたとき、ふと海の方に沈んでいく夕日を見て「今日もコレで帰るか」
　という部分だけ（１５分間だけ）を描く、という形になります
　たとえば「１限の頃、寝てる」「昼、まだ寝てる」「３限後、起きた」
　などと描写を重ねていくことはできません
　「１５分に絞っての演出」となります

　ガイド本文のシチュエーションみたいに多少無理矢理でもオッケー
　さぁ、出会いがあるか、いつもがあるか！
　そこらへんは、あなたのアクション次第！
（もちろん、友達同士でわいわいもオッケー！）
　なお、帰り道描写も希望があれば頑張ります
（ただし、大学から離れて繁華街で遊ぶところとかはNGになります。具体的にはキャンパスからちょうど帰るところ、という感じです。後から意中のあの人が来る、そんな夢を見れるかも、たぶんきっとめいびー）

　○どういう人が参加できるの？
　基本的には学生さんをメインに据えたいと思っています
　ですが
　一般人の方その他高校生以下の方！
　大学生や大学などに絡めれば可とします（つまりアクション次第）

　○何をすれば良いの？
　フリーダム！　
　出会う語る飯食う寝る（およそ大学の講義の合間でできること全部）
　ただし、他の人が大迷惑になったり、公序良俗に違反するようなアクションや
　過激なアクションは失敗したり、カットされる可能性が高いです
　あと、ほかが講義時間中自分がお休みということもありますので
　そういった空き時間の「１５分」もアクションに書いていただいてかまいません

　○アクション丸投げ、拾ってちょうだい！
　マスター頑張ります
　ただ一言コメントで丸投げするから、誰か拾って等
　アクションに『そういう人受け入れできます』というのを書きやすくするための
　工夫をしておくと、うまくいきやすい『かも』しれません

　○どんな場所なの？　どんな施設があるの？
　今回は特にアクションで指定がない限り、寝子島のメインキャンパスが舞台です
　内容によっては本土のキャンパスが舞台になるかもしれません
　『おおよその大学にあるものはあるんじゃないの？』と考えてもらってかまいません
　キャンパスの絵にあるとおり、ベンチだったり
　緑に包まれたちょっとした外でお弁当食べる空間とかもあります
　※場所にこだわりがある人はアクションで指定してください
　　大学のどこのキャンバスとか、それぞれあると思いますので

　○おおよその時間割
　大学のコミュに時間割があると思うので、そちらを参考にしてください
　

　※お願い
　何かしらアクション内に時間記入をお願いします
　アドリブを期待して丸投げの場合は時間を書かなくても良いです

　○ガイド登場PC様へ
　もし参加されるのでしたら、
　ガイド本文に囚われずにご自由にアクションを書いていただいてかまいません
　あくまでモデルケースですので
　そのまま続行でというのなら……受けて立ちましょう！（きりっ）

　○NPC情報
　木天蓼大学の日常　～ある一般教養の講義風景～　より
　神谷敏郎教授の教授の部屋に訪れることが可能です
　この教授は文学部の教授なので、それに即した話題ならほぼ通ります
　先生については前のシナリオをご覧ください
　