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【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状~寝子高バザール!
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●巫部陣営:
手作りアイスの紫苑庵
「さてさて、100万円ですか……どれだけ貢献できるかは分かりませんが、私は私でゆっくりとやっていきましょう」
食べるの大好き、無限の胃袋として数多の祭りを制覇している
巫部 紫苑
がお出しするのは、生クリームをたっぷり使った濃厚な手作りバニラアイス。
「普通のカップアイスより割高ですし、まあそこまでお客さんは来ないとは思いますけど……」と紫苑は謙遜する。それでも食マニアならではのこだわりで味の方は自信充分。「折角美味しく出来たから、色んな人に食べて貰って感想を聞いてみたくはありますね」
長身のバスケ部1年生、
羽生 碧南
は、初めて遭遇する寝子高の生徒会選挙のお祭り騒ぎに圧倒され、思わず感嘆の声をあげた。
「うわー……これが寝子高の生徒会選挙か……」
あちらのお店、こちらのお店、それぞれ趣向が凝らされていて覗き歩いているだけでも楽しい。「かわいい!」や「おいしそう!」のパレードに、いつしか碧南の鞄もいっぱいになる。
「あらためて寝子高の生徒会選挙ってとんでもなく凄まじいというか、良くも悪くも燃え上がってるなー」
バザールでの熱気に当てられ、少しお腹もすいたし喉も渇いた……と、ふと視線を向けると、手作りバニラアイスの文字が目に入る。紫苑が涼しげに微笑んで、
「よろしかったら一匙味見をいかが?」
と輝くばかりのアイスクリームをスプーンに掬ってくれた。
碧南は受け取り、口に含んで「……おいしい!」
「そちらの方も」
碧南が振り向くと、如何にもフツウな男子、
佐藤 英二
がいた。
「トッピングも色々用意していますよ。チョコを掛けたり、きな粉と黒蜜……ホットコーヒーにアイスを乗せてみるのも美味しいですし……」
紫苑の話は聞いているだけでも美味しそうで、碧南も英二も思わずゴクリと唾を呑み込む。
で。
結局ふたりは、それぞれアイスを買った。
碧南は、コーンの器にキャラメルソースとチョコレートソースを半分ずつトッピング。英二は黒蜜ときな粉。
アイスクリームが甘いので、飲みものはふたりとも紅茶を選んだ。
「ん~っ! アイスも美味しいけどコーンも美味しい! アイスが染み込むまでのパリッとした食感、染み込んだあとのふにゃっとした食感、どっちも好きなのよね。堪んない!」
碧南があまりに美味しそうに食べるので、英二は思わず羨ましくなる。
「キャラメルとチョコか。おいしそうだね」
「そちらもね。和風な組み合わせで通っぽい」
「実は甘いモノ好きで」と英二はもじもじと言った。
冷たさと甘さと幸せで、舌も心も蕩けそう。
ふたりとも名残惜しくもアイスを食べ終え、英二は紅茶でほっと余韻に浸る。
「手作りだけあって新鮮で素朴な味わいで美味しかったな。甘い黒蜜ときな粉と一緒に食べると深くまろやかな甘さが絶品で300円という値段も納得。大満足だよ」
英二にしては、いつになく饒舌に話したかもしれない。そのくらい美味しかったのである。
「そこまで言っていただけると冥利に尽きます」
紫苑が微笑む。
「とても美味しかったです、ごちそうさま!」
「頑張ってね」
お礼を言って去るふたりを見送って、――おや、次のお客さん。
◇
先日、互いに同じアパートのよしみだということを知った
仲村渠 鳴
と
乃木 成美
は、偶然の邂逅を経て一緒に見て回っていた。鳴がユニットを組んで歌手活動をしていることもあり、話題は自然と歌の話になってゆく。
成美は眼帯をしていない方の黒い瞳で、明るい色の髪をした鳴の姿を捉えながら尋ねる。
「そういえば、普段どんな練習をしているのかな?」
「軽音部でとか、一人でカラオケ行ったりとかねー」
「得意な歌とかあるなら聴いてみたいな……」
「得意かわかんないけど、沖縄民謡は結構知ってるわ。成美は? 得意な歌とかないの?」
「僕はまぁ、あることはあるけど……」と成美は苦笑する。「おじいちゃんが歌ってた軍歌なんだよね」
成美はおじいちゃん子で、元兵隊だった祖父を幼い頃から慕っているのだ。
「軍歌。面白そうね。今度聴かせてよ」
そういってから、鳴はふいに空を見上げた。
「歌かあ……あたし、人の心に残る歌を歌えてるかな。これからもちゃんと歌い続けていけるのかな……」
本当に好きで大切にしていて、……だからこそ時々、こんなふうに不安になる。胸が締め付けられる。
「あ……ごめん、湿っぽい話しちゃって」
成美はまだ彼女の人となりを深く知りはしなかった。それでもひとつ、きっと本人より、確実に分かっていることがある。
「大丈夫だよ。僕が保証する……鳴さんの歌は素晴らしいって」
そのときの鳴の表情を何と表現したらいいだろう。
「も、もう、素晴らしいなんて褒めすぎ……!」
陳腐だけれど、花みたい。鳴の生まれの沖縄に咲く、橙色のハイビスカスみたいだ。
成美も釣られて笑顔になる。
「……あっほら、あっちでアイス売ってる! 行きましょ」
鳴は照れ隠しぎみに成美の手を引き、紫苑のアイスクリーム屋さんを指差す。
「手作りバニラアイスか。ちょっと待っててね。おごってあげる」
成美は遠慮する鳴を押しとどめ、ふたり分を購入した。
純白のアイスの上には真紅のいちごジャムがとろり、それから珈琲。ふたりはベンチに腰掛ける。
「あれ、このアイス甘い……? アイスはよく食べてるけど、いつもはただ冷たいだけなのに……」
味覚、というものと生まれてこの方あまり縁のない鳴は、不思議そうに首を傾げる。ただ、心当たりがなくもなかった。このところ稀に「誰かと食事すると何故か美味しい」のだ。だから、きっと。
「――ああ、成美と一緒だからか」
それは、鳴のろっこん<マジュンハンメェー>の効果なのだが、本人はそのことをまだ知らない。
「ん?」
「ううん、なんでもない。このアイス美味しいなって思って」
鳴の言葉を気に留めつつも、彼女が美味しそうにアイスを口に含む姿に、成美も笑みを浮かべる。
「そうだ、今度僕が料理を作るよ」
「ほんと?」
「鳴さんはどんな料理たべてみたい?」
「じゃあ、成美の一番得意な料理が食べたいな」
「得意料理かぁ。そうなると和食かな? 肉じゃがとか金平ゴボウとか」
――いつか。鳴が成美の和食を美味しくいただく日が来るのなら。
それはきっと素敵なことに違いない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月19日
参加申し込みの期限
2015年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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