this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
アイドル・ヘルプコール
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
9
つぎへ >>
chapter.4 がんばっていくんだから
シーサイドタウン。
ゆずかたちがパフォーマンスを行い、駅前での反応は上々である。
それをさらに後押ししていたのは、ビラ配りに精を出していた
白浜 渚
と
北条 冬華
だった。
「た、たくさんの人は正直怖いですが……今回は怯えてばかりはいられません」
元来、人見知りの渚。
しかしその真面目さのためか、今日はいつものおどおどモードとはちょっとだけ違う。胸を張って、笑顔で。渚はビラを配り続けていた。
「歩行者マナーの向上にご協力お願いします! 歩きタバコ、歩きスマホは大変危険です! なさってる本人だけでなく、周囲の人も巻き込んで事故が起きるかもしれません!」
その外見の持つイメージとは異なる、透き通った声。生来のものか努力のたまものかは分からないが、彼女のそんな声は人々の意識を自分へと向けさせることに成功していた。
「歩きスマホは危ないから、止めて下さいねー」
その近くで同じくビラを配る冬華も、頑張って声を張ってはみるものの、大人しい性格と引っ込み思案な性格が災いしてしまったのか反応はいまいちなようだ。
「……どうも、立ち止まってくれる人は少ないみたいですね」
そんなものかな、と思いつつも、冬華は諦めずに言い方を変えたりして粘ってみることにした。
「歩きスマホは危険です、歩きスマホで人にぶつかって訴えられたらまずいですよー」
言いながら、自分で首を傾げる。
「……そんな当たり屋みたいな人」
この島にはいないのかも、なんて思ったりして、自分の言葉が少しおかしくなった。
「どう、したんですか?」
そんな様子に気付いた渚が話しかけると、冬華はちょっと恥ずかしそうに首を横に振り、「いえ、なんでもありません」と返した。
「すごく、元気よく配っていますね。私も見習いたいです」
「いつまでも、人見知りではいけないと思いまして」
冬華が話を振ると、渚が照れたようにそう答える。そんな言葉に、勇気をもらったりして。冬華はさっきよりも大きな声で、マナー向上を呼びかけた。
彼女たちからそう遠くない地点では、瑠奈、そしてアリサがゆずかと一緒に笑顔と明るい声で通行人にアピールを続けている。
「本当に、手伝ってくれてありがとう」
瑠奈が話しかけると、アリサは満更でもなさそうに返した。
「だって、ねえ? たしかに歩きスマホって迷惑な上に危ないし。向こうがスマホゲームだか何かに夢中になってるせいでぶつかってきたりすることもあるし」
「もしかして、実際にそうなったことがあるの?」
瑠奈が尋ねると、アリサは首を縦に振った。
「その時はギリギリで避けたけど、体に傷がついちゃったりしたらもう大変!」
「女の子だもんね、わかるなぁ」
もっとも、アリサがそう言った理由は、水着ガールズバーのキャストをしているという職業上の理由が大きい。
ただ、いかにもピュアな目の前のアイドルを前にわざわざ説明することでもないかと思い、詳しくは口にしなかった。
「てことで、頑張りましょ!」
アリサはそう言うと、偶然近くを通った歩きスマホの若者に笑顔で話しかけた。
「歩行者マナー向上キャンペーンでーす! 歩きスマホは危ないですよ☆」
「あ……ああ、悪い悪い」
かわいい子に笑顔で迫られたからか、あるいはその笑顔に隠された、笑ってない瞳に気圧されたのか若者はすぐにスマホをポケットへとしまった。
「わ、やるなぁ。私も負けてられない!」
それを見た瑠奈もよりいっそう気合いを入れ、通行人にアイドルらしく元気にアピールする。
「こんにちは! アイドルグループCitrusCat'sの末明せれねですっ! 秋の安全キャンペーンやってまーす!」
アイドルとして活動する時の名前を出し、自分にしか出来ない呼びかけ方をする瑠奈。
が、時にはそれが裏目に出てしまう時もあるようで。
「え?」
「あの、時々駅前で路上ライブやってるの見てます。よかったら、写真撮ってもらっていいですか?」
なんと、まさかのツーショット撮影のお願いである。寝子島に限っていえば、こういったファンがつき始めてもおかしくはないのかもしれない。
瑠奈はアイドルとして快く応じるが、声をかけてきた人がスマホを取り出すのを見るとビラを渡しながらこう言った。
「写真を撮ってくれるのはうれしいけれど、それで歩きスマホをひどくしないでね?」
「はいっ、もちろんです!」
即答したファンの人は、完全に目がハートになっていた。そんな様子を見て瑠奈も、自分がアイドルとして活動できていることを実感して嬉しくなるのだった。
◇
そんな彼女たちを目撃してしまったのは、
弘明寺 能美子
だった。
「え……なによあれ……?」
機嫌の悪そうな声が、思わず漏れる。
彼女は呪った。暇だから買い物でもといって、このシーサイドタウンに来てしまったことを。そこで彼女たちと出会ってしまった偶然を。
そう、能美子は寝子島でアイドルとして活動する彼女たちのことを疎ましく思っていた。いや、正確にはそおんな感情を持ってしまう自分を嫌っているのかもしれない。
言い様のない気持ちは、冷えた言葉となって口から溢れた。
「またアイドル活動なんてやってるのね。ふん、くだらない」
苛立ちを隠せない能美子は、その場から足早に去ろうと体を反転させ、足を前に踏み出した。
と、その時。
「痛っ……!」
どん、という音と共に、能美子はその場に尻餅をついた。どうやら通行人とぶつかってしまったらしい。見上げた先に立っていたのは、アラフォーと見られるスーツ姿の男性だった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
アイドル・ヘルプコール
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月09日
参加申し込みの期限
2015年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!