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アイドル・ヘルプコール
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chapter.2 秋色
場所は変わって、シーサイドタウン。
夢宮 瑠奈
は、
大沢 ゆずか
と共に昨日の雪辱を誓い合っていた。
「昨日はダメダメだったけれど、今日はきっと大丈夫……だよね? ゆずか姉様?」
「うん、今日こそは、しっかりみんなにアピールできたらいいな」
手を繋ぎ合って、互いを見つめながらふたりは決意を新たにする。
きっと、みんなまだ気付いていないだけ。
呼びかけ続ければ、気付いてもらえるはず。分かってくれるはず。
真っ直ぐな少女ふたりは、そう信じて疑わない。
「瑠奈ちゃん、今日は服装も気合いが入ってるね!」
「あ、これですか? 秋っぽさをテーマにしてみたんです、えへへ」
ゆずかに褒められ顔がほころんだ瑠奈が、その場でくるんと一回りしてみせた。
「秋っぽさかぁ。あたしも、なんかそういうの、取り入れてみた方いいのかなぁ」
「あ、それならちょうど、いいもの持ってきたんですっ!」
瑠奈は、手提げのバスケットをごそごそと漁ると中身を取り出し、ゆずかに見せた。それは、飴玉やクッキーなどのお菓子だった。
「これは……?」
「10月だし、ハロウィーンみたいな感じを出せたらいいなあ、って」
まだちょっとだけ早いけど、と苦笑いしながら手の中で広げたそれらは、ハートのデザインになっていたりととても可愛らしく、瑠奈らしいものになっていた。
「すごい! 瑠奈ちゃん、これ全部つくってきたの!?」
「そ、そんなすごいなんてほどじゃ……」
でも、ゆずか姉様にそう言ってもらえて嬉しい。恥ずかしくてそこまで言葉には出来なかったけれど、瑠奈は、自分の心の内側が跳ねたのを感じていた。
「もちろんゆずか姉様の分も用意してきたから、一緒に配りましょう!」
「うん、ありがとうっ!」
きゃあきゃあと盛り上がるふたりに、近づく影。
「あ!」
その人物を視界に入れたゆずかと瑠奈が、同時に声をあげた。それは彼女たちがよく知る人物、
吉祥寺 黒子
であった。
Citrus Cat'sの路上ライブで時折ギターを片手にサポートしていた黒子は、ゆずかたちの昨日の敗戦模様を聞いていてもたってもいられず駆けつけたのだ。
「黒子ちゃん!」
「聞いたぜ、昨日のボランティアのこと。水臭いじゃねーか。俺にも声かけてくれよな!」
豪快に笑い飛ばしながら、黒子はゆずかの肩に手を置く。
「なんか、ライブとかでもお世話になっちゃってるのに、頼りすぎても悪いのかなって」
「いいんだよ、好きなだけ頼れば。俺はあんたのファンなんだからさ!」
頼もしい黒子の言葉に、ゆずか、そして隣にいた瑠奈も安心感を覚える。
「昨日はうまくいかなかったそうだな」
「そうなの、あんまり聞く耳を持ってもらえなくって……」
悲しそうに言う彼女に、黒子は心強い言葉を投げかけた。
「なーに、一回くらいの失敗がなんだっていうんだよ。やり続けりゃそのうち『幸運』が来るさ。俺が保証してやるぜ!」
言いながら、おどけて舌を出す。この時、彼女のろっこんが発動した。自身が不幸を背負う代わりに対象へ幸運を授けるこの力が、誰に何をもたらすのか。それが分かるのは、もう少し先のことであった。
「さあ、そうと決まったら行動あるのみだ! 早速、あの曲やるぜ!」
ギターケースからギターを取り出す黒子が促すと、ゆずかと瑠奈は互いに顔を見合わせる。今ここにはふたりのメンバーしかいないけど、存在をアピールすることは充分できるはず。
昨日がダメだったからって、諦めたりしょげてたりする暇はない。
そんな思いで、ふたりはマイクを手に取った。直後、黒子のギターが鳴り出す。
◇
「……ん?」
仕事が休みだったため、シーサイドタウン駅前へ買い物に来ていた
真境名 アリサ
はいつもと違う光景に足を止めた。
なにやら、人だかりが出来ているのだ。
「なんだろう、何かのイベントかな」
気になって、近づいてみる。
人と人の隙間からのぞき見てみれば、そこにはふたりの少女が歌を歌いながら踊っている姿があった。その後ろには、ギターを弾く女性。
「アイドル……なのかな?」
決して完成度の高いとは言えないダンスや歌ではあったが、人の目を惹きつける何かがあるのは感じ取れる。アリサは、どうせ暇だったしとしばらくそれを眺めることにした。
曲が終わり、パチパチと周りから拍手が鳴る。
それが静まったタイミングで、少女ふたり——ゆずかと瑠奈が、可愛らしい声で告げた。
「曲を聞いてくれて、ありがとうございます! あたしたちは今、秋の安全キャンペーンのお手伝いをさせてもらっています! 歩行者のマナー向上にご協力くださいっ!」
先ほどと同じくらいの拍手が響いた。眩しい笑顔もあいまって、ギャラリーの反応は上々なようだ。
「へえ、歩行者のマナー向上キャンペーン、かあ」
アリサもまた、反応を示したうちのひとりである。ちょっとした野次馬根性で、話のひとつでも聞いてみよう。そう思った彼女はゆずかたちに近づく。
「あの」
声をかけるアリサ。ゆずかは最初「なんだろう?」といった視線を向けていたが、すぐにその目が細くなった。
「あ、もしかして、キャンペーンに協力してくれる人!?」
「え?」
予想外のゆずかの言葉に、素っ頓狂な声をあげるアリサ。もっとも、ゆずかからしたらキャンペーンの声かけ直後に話しかけてきた人なので、そういうことなのだろうと思っても仕方ないことではあったのかもしれないが。
「ええと、人手が足りてない、っていうことでいいのかな?」
「うんっ、少しでも多くの人に気付いてもらうために、手伝ってくれる人は多ければ多いほど嬉しいな!」
あまりに真っ直ぐな言葉と表情に、アリサは軽く頭をかいた。
まあ、元々暇だったからここに来たわけだしね。
「わかった、あたしで良かったら、手伝うよ」
むしろ、暇つぶしにはもってこいではないだろうか。アリサはそう答え、手伝うことを決めた。
高身長でスタイルの良い彼女が加わったことで、より人目を惹くようになった駅前のキャンペーン集団。
彼女たちが一生懸命にビラを配ったり笑顔で注意を呼びかけたりする様が周りにも伝わりだしたのか、昨日とは反応が違ってきているのを一同は感じていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月09日
参加申し込みの期限
2015年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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