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何も死守しない普通の一日
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木々に覆われた猫鳴館にも等しく朝は訪れる。黒いジャージを着た
桜崎 巴
は窓枠に腰掛けて本を読んでいた。朝陽は格好のライトになった。
そこに電話が掛かってきた。呼び出し音を無視して巴は本を読んでいる。
「すぐに切れるだろ」
部屋に一瞥をくれて再び文字を目で追う。呼び出し音の回数が二桁に届いた。巴の眉間にあからさまな皺が寄り、足を踏み鳴らして電話に出た。
「誰だい、休日の朝っぱらから電話を掛けてくる奴は!」
相手の声を聞いて少し表情が穏やかになる。
「あんたかい、用件を聞こうじゃないか。あたしの大切な読書の時間を邪魔する、それなりの理由があるんだろうねぇ?」
抑えた口調で相手に凄む。
「何だって?」
予想外の提案なのか。相手の言葉に耳を傾ける。頭の中で思いを巡らすような表情で軽く頷いた。
「確かに予定は入っちゃいないね。待ち合わせ場所はシーサイドタウン駅かい? ま、行ってやらないこともないね」
感謝の言葉の連呼に巴はうんざりした顔で電話を切った。気だるげに出掛ける用意を始めた。
「どうしたものかねぇ」
巴は手にしたセーラー服に浮かない顔を向ける。
「いつものあたしの格好じゃあ、相手を喜ばせるだけだね。どうにも癪に障るねぇ」
セーラー服を元に戻して、ああ、と声を漏らした。
「奴の
貢ぎ物
があるじゃないか」
仕舞い込んでいた物を取り出して床に並べた。巴は腕を組んで眺める。
「見合う化粧もしないといけないねぇ。道具は誰かに借りればいいか」
思い当る人物がいるのか。巴は早々に部屋を出た。
「……奴の知らないあたしになってやろうじゃないか」
凄味のある笑みで軋む廊下を歩いていった。
シーサイドタウン駅にある噴水の縁に
横嶋 下心
は足を組んだ姿で腰掛けていた。カジュアルな白いスーツに晴れ渡った空の色を模したシャツが映える。
「Bだね」
爽やかな笑みを絶やさず、アルファベットを口ずさむ。
「Cだね。こちらはDを超えたEかな」
その言葉を耳にした若い女性は手で胸を隠し、足早に通り過ぎていった。
「実りの秋はプルンプルンだね」
下心は通り掛かる女性の胸に微笑みかける。
「肌の露出が少ない秋になっても、あんたの性欲はダダ漏れだねぇ」
「巴ちゃん!」
声の方に向いた下心は跳び上がり、両目を見開いた状態で巴の周囲を駆け回る。
巴は白いAラインのワンピースを着ていた。羽織っているカーディガンはダスティパステルのピンクで、可愛らしさの中に大人の雰囲気を纏わせている。
「何のつもりだい?」
「俺がプレゼントした服をちゃんと着てくれたんだね!」
「別人になってがっかりしたかい?」
巴は挑戦的な笑みで踏ん反り返る。とんでもない、と下心は否定の意味で頭を猛烈に振った。
「俺が想像した通り、とても似合っていて綺麗な美人さんになっているよ!」
「何だって?」
「それに」
下心は巴の顔を覗き込むように見て目を輝かせる。身の危険を感じたのか。巴は若干、顔を後ろに引いて、何だい、と硬い声を返した。
「マスカラを塗っているんだね! さり気ない桃色のチークもいいし、濡れた唇が色っぽいね!」
「そんなに寄るんじゃないよ」
巴は下心の胸板に両手を当てて押し返す。
「それに白のペアルック! 心が繋がっている証拠だよね!」
「あたしに無断で勝手に繋げるんじゃないよ!」
怒鳴った直後に額に手を当てた。沸騰した頭を冷やすかのように静かに息を吐く。
「あんたを喜ばせるだけとは。今回はあたしの負けのようだね」
「勝者にはご褒美が付き物だよね、ね! それじゃあ、映画を観に行こう!」
「ちょっと待ちな。デートみたいな乗りを押し付けるんじゃないよ。それにいいのかい? 上映中はあんたのいう、綺麗な美人さんが見れなくなるよ」
その言葉に下心は白い歯を見せて笑った。
「俺は隣の席で、ずっと巴ちゃんを見ているから大丈夫だよ!」
「あんたは何しに映画館に行くつもりなんだい?」
結局のところ、映画館の話は流れた。巴によって一方的に切り捨てられた。
「巴ちゃんをじっくり鑑賞したかったんだけど、仕方ないね。じゃあ、美しさに磨きを掛ける為に美容室に行こう! もちろん、代金は俺が出すよ!」
その提案に巴は、仕方ないねぇ、と苦笑ながらも了承した。
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担当ゲームマスター
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月08日
参加申し込みの期限
2015年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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