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迷子の迷子の……
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邪衣 士
は、迷子体質に悩んでいた。とは言え普段は地下に掘った通路から登校して居るので、迷子にならずに済んでいるのだが。
「おいおいおいおいおい……これで一体何回目だよ」
目の前に広がる町並みに、士はがっくり打ちひしがれ、頭を抱えた。久し振りに地下通路以外から登校してみようと思ったら、あっさり迷子なう、だ。
故に誰かに道を聞こうと、士は辺りを見回した。見回して、同じように辺りをキョロキョロしながら歩く、見知らぬ制服の少女が居る事に気がついた。
「えっと、すみません。ちょっと道を教えて欲しいんですけど」
「ぇ?」
見覚えのない制服だな、と思いながら声をかけた士に、少女が振り返る。少し茶色がかった、2つ分けに括った髪が揺れた。
そんな少女に、実は学校までの道程を教えて欲しくて、と説明すると、あぁ、と気さくな笑顔が返る。熊の皮を被った姿に、まったく動じないのは凄い事だ。
「だったら一緒ですね。私、今日から寝子島高校に通うんです」
「通う……?」
「ええ。でも、何故か学校に辿り着けなくって」
「あ~……なるほど。君も迷子だったんですか……」
相手も迷子だと解った途端、親近感が湧くのが迷子属性の不思議な所だ。士もその例に漏れず、実は自分も迷子中でと少女に告げ、せっかくだから一緒に行きませんか? と誘う。
そこに、キキーッ! と自転車のブレーキの音が割って入った。知人から借りた自転車で走り回っていた、
逆巻 天野
だ。
天野は士と少女を見て、残念そうにため息を吐いた。だがすぐに自転車から下りると、少女に向かって声をかける。
「君が志鳥先輩ですか? あ、僕は案内役の逆巻です」
「ぁ、これはご丁寧に、志鳥紫乃です」
「案内役……?」
そうして天野が告げた言葉に、士は首を傾げた。それに『はい』と頷いて、天野は紫乃を学校まで案内するよう先生に頼まれたのだ、と告げる。
迷っている紫乃を見つけて学校まで連れて来てくれ、と頼まれたのは事実だ。ただし天野だけではないだけで。
とはいえせっかくだから1番に紫乃を見つけようと、あれこれ情報を聞き出した天野は、1番に学校を飛び出した。そうして、シーサイドタウン駅で降りてから、どちらに向かうか? 携帯の電源が切れたのなら、電池を買うためにコンビニに寄るだろうか? など考えながら、走り回っていたのである。
そうしてその推理の賜物か、はたまたただの偶然か、こうして無事に天野は紫乃に辿り着く事が出来た。――残念ながら、1番乗りとは行かなかったが。
ちら、と自分より先に先に彼女と出会った、士を見る。こればかりは、運もあるから仕方ないが――自分の中の無念をやり過ごし、紫乃へと向き直った。
「先輩さえ良かったら……島を観光、しませんか? 僕で良ければ案内しますよ」
「観光? それは興味ありますけど、学校が」
「先生達だったら、もう少しは大丈夫ですよ。こうして出会えた訳ですし――どうせならちょっとしたゲームも兼ねると、面白くないです?」
どうせ今日は部活もない。ならばただ学校に連れていくだけというのもつまらないし、紫乃とかくれんぼをしながら学校に向かってみてはどうだろう、と提案する。
聞いていた士は、良いのかなぁ、と首を傾げた。とはいえ最終的に学校に行けるのなら、着いて行くのも手だろう。
被った熊の頭を脱ぎながら、士は天野に聞いて見る。
「隠れるって、何から?」
「学校生徒から、とか? ほら、うちの学校は少し、変わった人も多いじゃないですか。そんな生徒達にばれないように、紫乃先輩と一緒に観光して、見つからずに学校にゴールできたら僕達の勝ち」
「――熊先生に怒られないかな?」
「先生方は大丈夫ですよ、きっと」
にこ、と言い切った天野に、言い切られた士は「そうなのか」と納得する。とはいえ士の遅刻は未連絡なので、学校に連絡して簡単に事情を説明し、電話を切った。
それからふと思いついて、ねこったーに『迷子なう』と書き込んだ彼は、迷子の転校生を探す書き込みに気付いた。あれ、と首を傾げる。
(まさか、ね……)
紫乃は迎えが来ているのだから、問題はない――はずだ。そう考え、士は歩き出した天野と、その隣を歩く紫乃の後を追い掛けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月04日
参加申し込みの期限
2013年04月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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