this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
クロース・トゥ・ユー
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
星ヶ丘寮。夕方。
「ごめんね。今日も一日、すごく働いてもらって……」
桜 月
はつい、新しく雇ったばかりのメイドに対して遠慮がちな言葉づかいになってしまう。
それではいけないとわかってはいる。なぜなら月は雇い主だからだ。主人として彼女に接することが雇主としての責任だと思う。
それはわかっている。わかっているのだが……。
しかしそのメイドというのが、月の友人
北条 冬華
なのだ。
「遠慮なさる必要はありません。月さん。これからもなんなりとお申し付け下さい」
冬華はつややかな笑みを浮かべ一礼した。
冬華にはメイド服がとても似合っている。メイド服を着るために生まれてきたのではないかと錯覚するほどだ。はちきれんほどの胸がブラウスを内側から盛り上げ、モデルのように長い両脚が、フリルをあしらったエプロンドレスからすらりと伸びている。銀色の髪に乗るカチューシャも、既製品だというのに最初から彼女のためにデザインされたかのようだ。
先日、洗濯機をめぐる一騒動をきっかけとして、冬華は月に雇われることになった。住み込みではなく通いのメイドとして、掃除、家事、炊飯等をこなしている。根がまじめなのだろう、冬華はいつも、あらかじめ決められた時間よりずっと早くやってきて、予定されている以上の仕事をこなしてくれた。
今日も冬華はすべての洗濯を終え、たたんだ服をしまってくれている。
それを見ながら、月は意を決していた。これだけは言っておきたい。
「そ、それじゃ申し訳ないんだけど、私の意見を言うね」
「はい」
「その、友人でもある冬華さんに下着を洗ってもらったり、部屋を片付けてもらったりするのは恥ずかしいな……」
気にしないで下さい、と簡単に片付けられるかと思いきや、冬華は理解を示した。
「それはそうかもしれませんね」
「でも……やってもらわないわけにはいかないよね……」
「かもしれません。できるだけ気まずい思いをさせないよう、手早くしたいと思います」
「うん。配慮してもらえて、助かるよ。それと、デザイン関係の品の整理整頓だけど……」
「了承しています。いつも完璧に片付けられていますもの、月さんのデザイン関係のものについては一切、手を触れないようにしています」
月は感嘆のため息を漏らした。今までも一度も言ったことがないのに、冬華はとっくに理解していたのだ。月にとってデザインは趣味であり生きがいである。それにかかわる道具や材料について月は、誰にも手を触れてほしくないと思っているのだった。
「さすがは冬華さん……なにもかもわかっていたんだね」
「友達ですもの」
にこっと笑って、冬華は服をすべてタンスに収め、ふたたび礼をして下がった。
「ありがとう」
月は自室に戻った。
秋の日はつるべ落としとはよく言ったもので、もう外は暗い。
これでやっと、月も肌をさらせるようになった。出かけよう。
月は生まれつき皮膚が弱く、日光に当たるとひどく日焼けしてしまう。それゆえどうしても、日中は部屋で過ごし日が落ちたら外へ出るという生活スタイルになっているのだった。
だがその前に……。
「ふーっ」
月は長袖の部屋着を脱ぎ捨てると、下着にシャツ一枚という軽装になった。
たとえ室内であっても、日があるうちは長袖は必須だ。厚めのパンツルックでいたのも、膝に日が当たるのを避けるためである。けれどそれももういらない。
「こういう格好をするようになったのは一人暮らしを始めてからだけど……やっぱり人の目がないとだらしなくなるね」
苦笑して月は、大きなベッドに身を預け大の字になった。さらさらと長い髪が、波間にただようように広がる。
なんだか疲れた。急激に環境が変化したせいだろうか。出かける前に、ちょっとゴロゴロしていこう。
「北条さん……」
ぼんやりと月は、冬華のことを考えた。
有能なメイドにして素敵な友達……。
その両方を受け入れるのはどうしても難しい。自分は冬華に対し、友達であると同時に女主人でなければならないのだ。
「ううっ分かっているけれども割り切れない……」
ぎゅっと枕を抱いてしまう。まるでそれが冬華であるかのように。
やがて月は、枕を抱いたままころころと転がった。それくらい余裕のある広いベッドだ。瞳を閉じ悶々と枕を抱いて、ときに枕を組み敷き、ときに枕に組み敷かれる。
「そろそろ着替えて外に出よう……」
やがて枕を隣に横たえて月は目を開け、
「わーーーーーっ!?」
ものすごい声をあけて飛び起きたのだった。
ほほえみを浮かべ、冬華が彼女を見おろしていたのだ。
「月さん? ……お部屋だと結構ラフな格好なんですね」
「な、なんでいるの!? 帰ったんじゃないの!?」
「残った用件が長くなったので……。それで、仕事が終わったことをご報告に上がったのです。いくらノックしても月さんこたえてくれませんでしたので、万が一のことがあってはと思って入らしてもらったという次第です」
「う、うん、それはわかった。わかったけど……」
言いながら月は、枕で自分の体を隠そうとする。けれどもその肢体を、すでに冬華はとっぷりと鑑賞し終えていた。
「お綺麗ですよ、月さん。なにも隠すことありませんのに……」
言いながら冬華の頬は、じんわりと紅色に染まっている。ここまで月の肌を目にしたのは初めてだった。
「この格好は違うんだ、普段はこんな格好じゃないんだよ!」
「ええと……まあ私も寝るときは似たようなものですし、気にしなくても」
どこまで言ったものだろう、と冬華は考えた。就寝時はいつも下着にネグリジェ姿で、ブラもつけていないということも明かしたほうがいいだろうか。
「似たような……?」
本当だろうか――そう考えると不思議と月の心に、むくむくと創作意欲がわいてきた。
大至急チュニック姿になると、月はぴょんと立ち上がって言った。こうなったら反撃だ。
「今からデザインを描くからモデルを頼むよ」
できるだけ主人らしい口調を心がけた。
「えっ? モデルですか? ……いいですよ」
「言っておくけど下着のデザインだからね。ほら服を脱いで下着になって」
どうだっ、と思った月だったが、冬華の反応は素直だった。
「そうですか」
と言ってするするとメイド服を脱ぎ始める。あっという間にレース地のブラが現れた。下にいたっては、上品なガーターベルトのついたTバックショーツではないか。
冬華はうっすらと赤らむだけだが、命じた月のほうが真っ赤に赤面していた。
「は、恥ずかしくないの……!?」
「下着姿はちょっと恥ずかしいですけど……でも、月さんがお望みとあれば……」
「いや……命じたのは私……だけど……」
「女の子同士、下着を見せ合うのは普通じゃないですか?」
たしかに以前新しい下着を買ったとき、月と冬華は互いの下着姿を見せ合ったことがある。
「あ、あのときはテンションが高くて……い、いや、いいの」
主人なら主人らしく、自分の発言には責任をとらねばなるまい。うつむき加減で月はうなずき、冬華にその姿で椅子に腰掛けるよう指示した。
「じゃあ、デザインさせてもらうから」
クロッキー帳を出して素描をはじめる。
月は芸術家である。集中するとだんだん気恥ずかしさは消えていった。同時に、鋭い観察力がその両眼に宿る。
――スタイルは良い、だが胸が大きすぎてバランスを崩しているな……これに合うデザインは……。
求められたポーズを取ったまま、冬華は月の視線を感じていた。
熱い。熱い視線だ。
月の目から赤い光が放たれ、蛇の舌のごとく自分の肌を嘗めていくように思う。ぴちゃぴちゃという水音すら聞こえるようだ。
「熱い……です……」
言葉が口からこぼれていた。
見られていると……興奮するように思う。
「え? なんか言った?」
「い、いえ、気のせいですよね」
「?」
月は小首をかしげた。いつの間に冬華は、あんなに紅潮しているのだろう。脱いだときは平気そうだったのに、今は肩を細かくふるわせ、恥ずかしさに耐えているように見える。なのに冬華の目は潤み、もっともっとと熱望しているかのようでもあった。
困ったな――月は思った。
そんな顔されると、こっちまで照れるじゃない!
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
クロース・トゥ・ユー
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月27日
参加申し込みの期限
2015年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!