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早くも、というべきだろうか。
佐藤 英二
が寝子島高校に入学してから、もう半年以上が経過した。
少年の適応力は高い。英二はもう、ここでの暮らしに随分と慣れていた。
彼が慣れたものは、
寝子島高校での生活であり、
様々な行事・イベントであり、
寝子島ならではの不思議な出来事である。
いずれにしても、英二のこれまでの人生には縁のなかったものばかりだ。
同様に慣れたのは、
放課後の外出であり、
お気に入りの飲食店であり、
友人と繰り出すアミューズメント、
たまに一人を満喫するスポットであった。
これらを『誰でも経験するもの』と軽んじるのはたやすい。けれどもすべて英二にとっては、寝子島の独自性に勝るとも劣らない貴重なものだ。
シュインと音を立てて、かけていたCDが止まった。
プレイヤーのところまで行って別のCDをかけてもいいのだけれど、なんだか起き上がることすら億劫になり、英二は両手を頭の後ろに組んだまま天井の模様を見つめていた。
音楽がやんだ自室は、しんと静かだ。
壁時計の秒針が、カチコチいうのすら耳に入ってくる。もうじき夜十時の鐘が鳴るだろう。
英二は飽かず天井を見つめている。とりわけ特徴的な天井でもない。模様が絵になって踊り出したりもしない。けれどもそれは銀幕のように、記憶の日々を映すにちょうどよかった。
英二はこれまでの半年、短くもめまぐるしい日々を回想していた。
満ち足りた生活だったとは思う。これからもそうであってほしい、とも。今からは想像もつかないが十年、二十年してこの時期を、二度とは来ない青春の日々と、思い返すこともあるのかもしれない。
すると英二はさらにほんの少しだけ前、寝子島に来る前のことを思い出していた。
中学生時代、ときて真っ先に浮かぶのは暑い夏だ。夏期講習に通った日々。自転車のタイヤが焼ける匂い。ゆらめく逃げ水。学校の帰り道に寄り道したコンビニ。ソーダアイスの冷たさ、青さに甘さ。
今考えるとどうでもいいようなことばかりだった気がするが、当時の友人と交わした会話は当時の英二を、とても興奮させたものだ。
みんな、どうしているだろうか――。
むくりと英二は身を起こした。ぴりぴり痺れた両手を振って、机の上の携帯を取る。
中学時代の友人の連絡先は、全部携帯が記憶している。ここのところまったくメールの行き来がないが、多分みんな、アドレスは変わっていないだろう。
全員に一斉に送ってみよう。
タイトルはシンプルに、
『久しぶり、元気?』
とした。
何を書こうかと悩む必要はまったくなかった。自分の近況を簡単に書く。みんなの近況を問う。手短にまとめて、送信。
送り終えて携帯を机に戻し、読みかけの漫画に手を伸ばした。
数ページも読まぬうちに、もう最初の返信が来た。
読もうとするとつづけて、ぶるぶるっと携帯が震える。続けて返信があったのだ。
なんだかすぐ確認するのが惜しくなって、英二はしばらくメールを待つことにした。
ちょうどみんな暇だったのか、小一時間もする頃には英二のメールボックスには
『RE:久しぶり、元気?』
や
『おう、元気だぞ』
がずらっと並ぶことになった。
英二は顔をほころばせる。
久しく会わないが、みんな、自分の人生を歩んでいる。
忙しいと言う友がいる。退屈を訴える友がいる。なにも変わらないという友もあった。
そこから賑やかにメールのやりとりがはじまった。やがて尽きぬ話は、冬休みに地元に帰ったらみんなで遊ぼうという約束に結実した。
英二はカレンダーをめくって、年末のある一日に丸をつけた。
「ちょっと先になるけど……」
つぶやくも英二は、その日があっという間に訪れるとわかっている。
これまでがそうであったように。
時計を見上げると、もう寝るべき時間だ。明日の準備を整えると、着替えて歯を磨き布団をかぶった。
電気を落として目を閉じても、しばらく眠れない。
なにを話そうか――そのことを考えると気持ちが高ぶった。
寝子島の話であれば、ネタに困ることはないだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月27日
参加申し込みの期限
2015年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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