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フラッシュ・モブやろうぜ!
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「改めてありがとな。これは心ばかりのお礼だぜ!」
後片付けを終え、もう一度駅前に集合した9人にサンマさんからもお礼が渡された。
ひとりずつ名前を呼ばれ手渡しで渡されたのは、お札がいくらか入っていそうな茶封筒だ。
「これ英世さんなのだ諭吉さんなのだ?」
「帰って開けてからのお楽しみだぜ」
「うっひょー臨時収入! こりゃラッキーだ! 大好きだぜぇサンマさん!」
茶封筒に大喜びの真央と正敏は肩を組んで回り始めた。
「それはそうとひとり足りなくねえか?」
残った茶封筒をひらひらと振ったサンマさんに、修が耳打ちする。
「実は、これこれしかじかのかくかくうまうまで……」
「そんな奴がいたのか! 面白いじゃねえか! じゃあこれはお前から渡してくれ」
修に茶封筒を渡すと、サンマさんはそれじゃあ、と片手をあげた。
「俺は別の用事があるからこれで失礼するぜ! あ、それから」
「それから?」
首を傾げた瑠樹に、サンマさんは全員分用意したサンマさんのかぶりものを指差した。
「あれは俺からのプレゼントだ。今日の記念に持ってってくれ! じゃあな!」
「わあい! ありがとうサンマさん!」
瑠樹は小さめの着ぐるみに抱きついた。
「よかったな、瑠樹」
やっと満足に立てるようになった鴻が瑠樹の頭を撫でる。
「うん、おじさんも今日、つき合ってくれてありがとう! でもこのお金、どうしよう……」
「うーん、弟に……お前の父さんに預けたらどうだ?」
そこへずいっと割り込んだ真央がぶんぶんと首を振る。
「瑠樹ちゃんこれは自分で貯金すべきなのだだって諭吉さんが二枚も」
「あ……開けた……んですか?」
「だって気になっちゃったのだー!」
溜息をついたあやめがふと横を見ると、そろそろとマグロが姿を見せたところだった。
「あ……皆さん……えっと、あの、何でしたっけ……か、寒ブリさんが来ました……」
「寒ブリじゃねえよ、もはやマグロ縛りもなしか!」
「クロ、これ今日の報酬だ。なんやかんやで助かったよ」
「そいでお前はスルーかよ……」
マグロは修から差し出された茶封筒をしばし見つめ、ぼそりと呟いた。
「サンマは嫌いだし、サンマが寝子島にふさわしいなんざ欠片も思っていねェが……寝子島を想う気持ちは認めてやるよ」
照れているのか、速攻で茶封筒を掴むと、マグロは死んだ目をぎょろりと皆へ向けた。
「そしてそんな気持ちを持って協力したお前らに……」
「お、おい。早まるなよ」
刀がただならぬ気配を感じて諌めたが、マグロが取り出したのは『巻き寿司』と通常パターンの『寝子饅頭』だった。
「よく寝子島の為に行動してくれたな! これは『寝子巻き寿司』だ! その調子でこれからも寝子島愛を持っていてくれよ!」
「まあ、ありがとうございます! お腹ぺこぺこだったんです!」
「これ、具は何? 結構ボリュームあるわね」
弓弦と翠響が興味深々で中身を見ると、マグロが得意気に胸を反らした。
「具は勿論マグロ、そして俺の好物アボカドも入ってるぜ」
中身を確かめる前に早速頬張っていた正敏は、口に巻き寿司を入れたまま豪快に笑った。
「こりゃうめえ! タダでくれるなんてお前いい奴だな!」
「ほんとに美味しいです! マグロとアボカドって合いますね」
「あたしも、これすきかも」
好評な『寝子巻き寿司』のおかげで、マグロも少しずつメンバーに溶け込んできている。
「どうやら大丈夫そうだな。じゃあ、俺もこれで」
「なんだ、もう帰るのか?」
猫たちを連れてそそくさと引き上げる修に、刀は首を傾げた。
「お前らしくないな」
「ちょっと、やることがあるんだよ」
何かを含んだような修の云い方に疑問を覚えた刀だったが、その理由を知るのはフラッシュ・モブから数日後の話になる。
組合わせが3バージョンもあるフラッシュ動画。
テロップやナレーションもつけられ、ドラマ風な展開でシーンが進んでゆく。
自分の作った動画がこの数日で普及したことに、修は満足げだった。
(俺が管理者になってるサンマさんブログにも載せたし、役所HPにも載せて貰えたからな。ディスクに焼いたものも市の観光活動に使ってくれているようだ)
若者向けに、ネコネコ動画にも映像をアップし終えた修は、サンマさんに貰った報酬で猫たちにいつもより高級な餌を振舞った。
「動画には起、承、転、しか映してないけど……結は寝子島に来た人がそれぞれ感じて欲しいな。なあブルー」
背中を撫でられたブルーは気持ち良さそうに一声鳴いた。
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あとがき
担当マスター:
貝
ファンレターはマスターページから!
一度、友人にフラッシュ・モブに誘われたことがあります。
赤と白のボーダー服を着て丸眼鏡をかけて、町を練り歩くという企画。
そうです、有名な絵本のあの人。……あ、楳○かずおじゃないですよ。
その時は断ってしまったのですが、このリアクションを書いてみて、
「出てみればよかった……」と思うようになりました。そんな貝です、こんにちは。
フラッシュ・モブをやってみる、という初の試みでしたが、
参加して頂いた皆さんのチームワークのお陰で、無事に終えることができました。ありがとうございます!
どうなるかシナリオを提出したこちらもハラハラしていたので、
サンマさんのミッションを完遂することができてホッとしています。
想像以上の盛り上がりを演出して下さった方々、裏方に徹して下さった方、
そして自らヒールを買って出てくれた方。
どれが欠けても成功はなかったと思います。
それではご縁がありましたら、またどこかで。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月25日
参加申し込みの期限
2015年03月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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