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【4】
海浜公園の傍で足を止めたのは、
冴木 竜司
の方が先だった。
「荷物持ちくらい、どうということはないぜ! 先輩だからって、遠慮しないで頼んでいいんだぜ」
などとさわやかな笑顔を見せて、
雨崎 荒太郎
に言っていた彼が、ふいに動かなくなったのだ。
「えーと……?」
いったい何が……とその視線を追えば、公園で一生懸命に絵を描いている小学生らしい女の子たちの姿があった。
「すまない、雨崎。俺は、少しの間だけ紳士になってくるわ」
言うなり、竜司はそちらに向かって走り出す。
「ちょ、ちょっと……」
思わず呼び止めようとして、雨崎はしようがないなと吐息をついた。竜司が「女性は中学生までが全盛期!」なロリコンであることは、同じ猫鳴館住まいの彼も知っている。
ちなみに彼らは、寮の備品の買い出しにやって来たのだが――。
(目的地には、なかなかたどり着けないかなー)
などと思いつつ、荒太郎も公園へと向かった。
一方、竜司の方は。
「ハァイ、そこの可憐でキュートなお嬢さんたち、何をしているのかな?」
あいらと三奈に、ちょっと気取って声をかける。顔を上げた二人は、きょとんとして、彼を見返した。
その二人に彼は、ポケットから取り出したミルクキャンディーを差し出す。『ニャルキーは猫の味』のキャッチフレーズで有名なキャンディーだ。
「よろしければ、ニャルキーはいかがかな?」
「今どきの小学生が、それを受け取ると思うか?」
うさん臭いと言いたげに、彼を見やって問い返したのは、あいらの方だった。
「失礼。自己紹介がまだだったね。俺は
冴木 竜司
。しがない高校生さ」
竜司はしかし、さわやかな笑顔を見せて言うと、続ける。
「大丈夫。俺は君たちに喜んでほしいだけだからさ☆」
笑顔と共にきらーんと輝く白い歯に、あいらと三奈は思わず顔を見合わせた。
「ありがとう。私、ニャルキー大好きなの」
ややあってそう言うと、三奈の方がミルクキャンディーを受け取る。
「三奈」
あいらが警告の声を上げるのへ、彼女は笑って言った。
「大丈夫よ。このお兄さんは、悪い人には見えないわ」
「うん。そのお兄さんは、悪い人じゃないよー」
背後から、彼女の言葉を肯定したのは、ようやく追いついた荒太郎だった。
「ぼくは、
雨崎 荒太郎
っていうんだー。九夜山に住んでるよっ。たまに、座敷童子みたいな恰好で歩いてるって言えば、わかるかな~」
二人に、そう自己紹介する。
三奈とあいらは、再び顔を見合わせた。
「よくわからないけど、邪魔しないでほしいな」
あいらが、小さく肩をそびやかして言う。
「私たち、学校の写生大会でここに来ているの。帰るまでに、絵を仕上げてしまわないといけないから……」
三奈も、申し訳なさそうに補足する。
「ごめんねー。じゃあ、ぼくたちは――」
そっか、学校行事なのかと胸に呟き、退散しようとして荒太郎は竜司がいないことに気づいた。慌ててあたりを見回せば、竜司はいつの間にか、裕司の傍へと歩み寄っていた。
「ハァイ、少年。今日の俺は気分がいいからね。君にもニャルキーをあげよう。さあ」
言って彼は、新しくポケットから取り出したニャルキーを、裕司の方へと差し出している。
「あ、あの……」
どうしたらいいのかと尋ねるように、裕司は三奈とあいらの方へと視線を向けた。
「大丈夫よ。私ももらったから」
三奈が安心させるように笑いかけながら、手の中のニャルキーを見せる。裕司はそれを見て「あ、ありがとう……」と礼を言って、飴を受け取った。
それを見やって、荒太郎が竜司に声をかける。
「ぼくたち、邪魔みたいだから、移動するよー」
「おう! 他の場所にも、お嬢さんたちがきっと一杯いるだろうからな!」
笑ってうなずくと、竜司は小学生三人に手をふって歩き出した。といっても、道路の方にではない。公園の中に向かってだ。
荒太郎は苦笑したものの、子供好きの彼も、小学生たちがどんな絵を描いているのか見てみたくなっていた。三人に分かれを告げると、彼はそのあとを追った。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月21日
参加申し込みの期限
2015年02月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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