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●寝子ヶ浜海浜公園
【1】
写生会当日は、晴天に恵まれた。
一旦は学校に集まった小学生たちは、そこから三つのコースに分かれて行く。外に行くコースの子供たちは、それぞれ学校が用意したバスに乗り、目的地へと向かう。
Bコースは、寝子ヶ浜海浜公園だった。
公園にバスが到着すると、引率の教師たちは生徒たちに画板と画用紙を配る。それが終わると、教師の一人が言った。
「これから昼の二時三十分まで、みなさんにはこの公園で絵を描いてもらいます。絵に描くのは、この公園の中や、ここから見えるものならなんでもかまいません。十二時になったら、先生たちが知らせて回りますので、一時間の休憩です。みんなで、お弁当を食べて自由に過ごして下さい。ただし、公園からは出ないようにして下さい。わかりましたか?」
最後の問いに、生徒たちは元気良く「はーい!」と答える。
それへうなずき、教師たちは好きな場所で絵を描き始めるよう言った。
次々とバスから降りて行く生徒たちは、外に出ると思い思いにあたりを見回したり、さっそく目指す場所へと駆け出したりする。
そんな中、
曖浜 瑠樹
はバスを降りると、あたりを見回した。
「いい天気になったねぇ」
のんびりとそんなことを呟き、歩き出す。時々立ち止まっては、何かを探すように周囲を見回すが、探しものは見つからないようだ。
「サンマさんも描きたかったけど、いないねぇ……。残念」
しばらくして、彼の口からそんな呟きが漏れる。そして、小さく首をかしげて考え込んだが、すぐにうなずいた。
「ここは海と浜の公園、だから……海と砂浜が入った風景を描くといいかなぁ……」
呟いて、再び歩き出す。
やがて彼は、南側の、海と浜がよく見える位置にたどり着くと、そこに腰をおちつけた。
リュックから絵の道具を取り出し、さっそく鉛筆で下書きを始める。
そこへやって来たのは、
煌 白燕
だった。
近くに見える海と砂浜に、目を見張る。
「秋の海というのは、こんななんだ。……なんだか、わくわくするな」
呟く彼女に、瑠樹は手を止めて声をかけた。
「よくわからないけど……すごいよねぇ。あんたも、海の絵を描くのかなぁ?」
「ああ。……隣に座っていいか?」
「うん、いいよぉ」
うなずいて問い返す白燕に、瑠樹はのほほんと返す。
そこで彼女も、瑠樹の隣に荷物を下ろし、絵の道具を取り出すと腰を下ろして、描き始めた。
しばし無言で絵を描く二人。あたりには、潮騒の音や海鳥の鳴き声が響いて行く。
と。ふいに小さな鳴き声がして、白黒ブチの野良猫が、姿を現した。
「あ、にゃんこ! 可愛いねぇ」
それに気づいて、瑠樹が声を上げる。
(せっかくだし、にゃんこも描いちゃおう)
胸にうなずき、彼はさっそく画用紙の真ん中に、白黒ブチの猫の姿を描き加えた。
白燕の方は顔を上げたものの、すぐに画用紙へと視線を戻し、真剣な顔つきで筆を走らせ始めた。ちなみに、彼女の方は下書きをせずに、そのまま絵の具で描いている。
再び、二人は無言に戻った。
が、ほどなく。
「青の絵の具が足りない。どうしよう……」
白燕の口から、呆然とした呟きが漏れた。
「絵の具、オレのなら貸すよ」
それを聞きつけ、瑠樹は言って、青の絵の具をチューブごと差し出す。
「いいのか?」
「うん。あとで返してなぁ」
思わず問い返す白燕に、瑠樹はのほほんとうなずいた。
白燕は差し出されたチューブを、礼を言って受け取り、パレットの上にさっそくその色を出す。
そんな彼女を眺めていた瑠樹は、ふいに立ち上がった。
「どうしたんだ?」
「トイレ行って来るねぇ」
怪訝な顔の白燕に言って、彼は踵を返す。
たしか公衆トイレは、公園の真ん中あたりにあったはずだと、そちらへ向かう。
その途中。彼は、あたりをきょろきょろ見回しながら歩く、
八葉 あいら
ともう少しでぶつかりそうになった。
「ちゃんと前見ないと、危ないよぅ」
「すまん。何描くか悩んでたせいで、気づかなかった」
瑠樹に言われて謝りつつ、あいらは付け加える。
「遊んでるんじゃないぞ、『視察』ってやつだ」
「視察?」
「ああ。公園探検して、描きたいものを探しているんだ」
問い返されて、あいらはうなずく。
「ふうん。……がんばってねぇ」
「ありがとう。ところで、どこへ行くんだ?」
「オレはねぇ、トイレを探してるんだぁ」
問われて答える彼に、あいらは「トイレなら、この先にあったぞ」と、自分が来た方向を指さした。
「そっかぁ、ありがとう。……じゃあねぇ」
礼を言って彼女と別れ、瑠樹は言われた方向へと歩き出す。
やがて無事にトイレを発見し、用を足して出て来た彼は、足元の地面にクマのぬいぐるみが落ちているのを見つけた。
「可愛いねぇ、和むなぁ。……誰かの忘れものかなぁ?」
それを拾い上げ、しげしげと見やったあと、ふと気づいて呟く。忘れものなら、交番に届けないといけない。
というわけで、交番を探そうと歩き出した彼は、ほどなく引率の教師たちの一人と行きあった。何をしているのかと問われて、拾ったぬいぐるみを交番へ届けに行くのだと答えると、教師はちょっと困ったように笑って言った。
「それは先生が届けるから、君は戻って絵を描きなさい」
「はあい」
先生がそう言うなら、それでもいいかと、瑠樹は素直にぬいぐるみを教師に渡し、荷物を置いた場所へと引き返し始めるのだった。
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担当ゲームマスター
織人文
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月21日
参加申し込みの期限
2015年02月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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