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進路相談、君等の道2【普通科編】
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●普通科1年1組その2
【
桃原 空音
の場合】
「きゃああ~っ!」
突如上がったあられもない悲鳴。
「島岡せんせー! おっぱい! たゆんたゆん!」
嗚呼。悲鳴の主は島岡先生、嘆かわしい台詞の主は空音である。
空音は先生に背後から抱きつくと、両の手をわきわきさせて手触りのよいブラウスに包まれた先生の胸を揉みしだいていた。
「むっふふ、おっぱいっぱい!」
「あっ、やっ、やめてください!」
島岡先生は喘ぎ声混じりに身を捩る。
「よいではないかよいではないか~ぬふふ」
「ああん!」
押しの弱い先生はしばらく空音の手を払いのけられずにいたが、徐々に荒くなる空音の鼻息にさすがに身の危険を感じ、やっと思いで空音を席に着かせる。
「も、桃原さん! 今日は進路相談です!」
「島岡せんせーのおっぱいに相談!」
つんつんしようとして来る指から必死に胸を守りながら島岡先生は叫ぶ。
「ちがいますぅ! 真面目に将来の話を……!」
頬を染めて涙目になる島岡先生は弄り甲斐があるが、いつまでもこれでは可哀想だ。
空音はしゃきっと片手を上げると真面目に宣言した。
「んとねー、あたし、総理大臣になりたいって思ってたんだよ。萌えで世界征服! 日本を萌え大国家にしていずれ世界中を萌えで埋め尽くそうかと!」
「萌え大国家……?」
島岡先生は目をぱちぱちさせる。思考がショートしそうだ。
「結構お勉強したんだよ!
特殊講義
受けたり難しい本読んだり! でもね、最近なにか違う気がしてきて……」
空音のトーンが変わった。
「違う、というと?」
「政治とか経済の事はいいんだけど、なんだか駆け引きとかコネとか、理屈じゃないムズカシイ事いっぱいで……。あたし、世界を萌えで征服するのが夢だけど、別の方法もあるのかなーって」
相変わらず空音が何を言いたいのかはよくわからないが、彼女は道を模索し始めているらしい。
島岡先生は相槌を打ちながら彼女の話に耳を傾ける。
「別の方法、ですか?」
「萌え総理よりあたしに向いたやり方があるような気がする。あっ、そうだ。先生、びーえるって知ってる?」
空音に一般常識だよね、という顔で迫られて、島岡先生は曖昧に頷く。
「え、ええまあ……」
「うちね、お母さんもおばあちゃんもBL漫画家さんなんだよ! 実質専業主婦だけどねっ! お父さんはサラリーマン! 副業はアイドルのプロデューサー! ゲームの話だけどっ! あたしが萌えを生業にしたいと思うのはもう、血だと思う!」
自分で言ってはた、と気づく。
空音は同人作家としてはすでに活動している。その道で食べていくというのはどうだろう。
「あたしマンガやイラスト描くのは大好きだけど、さすがに王道すぎるかなぁ?」
「王道で悪いということはないんじゃないでしょうか」
捲し立てられる空音の言葉に喘ぎながら、島岡先生はようやくそう言った。
「桃原さんは勢いがありますから、いまはやりたいことを突き抜けるまでやってみたらどうでしょう」
空音の顔に笑みが広がる。
「うんっ、そうだね! おっぱい!」
油断していた島岡先生の胸に伸びる手。
「きゃっ!」
もよんっ、と柔らかい感触の名残を楽しみながら、空音はうきうきスキップで教室を出て行った。
【
御剣 刀
の場合】
空音と入れ違いに教室に足を踏み入れた刀はぎょっとした。
なにかドス黒いオーラに包まれた島岡先生が何故か自分を睨みつけてくる。
「な、なんだ? 俺何かしましたか?」
「警戒のまなざしです~! だって、桃原さんが私の胸を~~!」
「俺はしません!」
間髪入れずに否定する。こういうのはスピードが大事である。1秒でも遅れれば内心そう思ったと取られかねない。刀は速度に対するこだわりを見せた。
にしてもとばっちりであった。
「桃原……ぶれないやつ」
苦笑して、俺は真面目に相談したいです、と先生を宥める。
それで先生もようやく気を落ち着かせてくれた。
「ご、ごめんなさい、取り乱してしまって。御剣君の将来について聞かせてください」
「はい。俺は祖父から剣術を習ってたんです。最初は祖父さんから教えてもらった剣術を極めるって目標だったんですが……今は極めた上で自分の剣術を作り出す事が目標です。その為に俺は高校卒業後、国内や海外を巡って武者修行をしたいんです」
「武者修行ですか。なかなか古風ですがいいですね」
「ありがとうございます。お金はバイトで稼ぐとして、海外で会話や読み書きができないとどうしようもないので先生からキチンと英語を学んでいきたいと思います」
島岡先生の瞳が本日何度目かの涙で潤む。刀の言葉が素直に沁みたのだ。
「英語は一緒に頑張りましょうね。剣術の方はどうなのでしょうか? お祖父さんはなんと?」
「祖父さんはもう故人で」
と寂しそうに笑う刀。
「それからはずっと一人で練習をしていたんですが、ここに来てから一緒に練習をする仲間ができました」
嬉しかったです、と刀は少年らしい笑みを浮かべる。
「今は練習をしてて出来なかった技ができるようになるのが楽しいです。そうして……」
刀は己が手のひらを見つめる。
「……練習で出来る様になった技を実際に使ってみたいって思うようになりました」
覚えたら使ってみたい。当たり前だ。
がしかし、剣は人を活かし、人を殺す道具。そこに恐さがある。それでも――。
「実戦で知らない流派の技を見られるかもしれない、そこから更に学べるかもしれない。そうして磨き上げる自分の剣術はどうなるんだろう。そんな気持ちが後から後から出てきて止まらないんです」
刀はしばし口をつぐみ、静かに瞼を閉じた。
「剣の道を極め自分の剣術を作り出す……自分でも普通じゃないって思ってます。だけど……」
瞼を開ける。
黒い前髪の合い間から鋭く光る黒い眼。
宿るのは決意。
視線は逸らさない。
「これが俺の決めた俺のフツウなんです」
射すくめられ、島岡先生は息を呑んだ。自分が何を言っても、彼は己が決めた道を貫くだろう。
だとしたら――。
「殺すな、とは言いません。でも、死んだら駄目です。軽々しく自分の命を、仲間の命を、諦めたら駄目です」
御剣君が行こうとしている世界は、きっとそういう所ですよね、と島岡先生は言った。
「それから……」
島岡先生は彼の成績表に目を落とし、ぴっと人差し指を立てて見せる。
「剣術を極めるのも大事だけど、卒業するのも大事ですからね。勉強も頑張りましょうね」
先生のにっこり笑顔に刀は小さくなって、申し訳なさそう後ろ頭を掻く。
「がっ頑張りますっ!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月16日
参加申し込みの期限
2015年03月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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