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ダイナミック・ザ・フツウ
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●●●ダイナミック・ザ・パン●●●
刀は廊下を走っていた。
その姿はフツウであれば注意されるはずである。
だが、今は昼休みであり、生徒と教師が入り交じって目指す場所が有る。
「今日は限定パンを買うぞ!」
その場所、学食に向かって走る頭にたんこぶが出来た刀は十分に遅れていた。
彼自身は記憶を消されているため理由が分からなかったのだが、今は何よりも限定パンを求めた。
周りを見れば3階の窓から飛び出し、三点着地を決め、学食へ向かう生徒たちが居る。
「…今3階から飛び降りたよね?」
ダイナミックな日常に困惑を覚えたが、それよりもスタートダッシュを取り戻すことに集中する。
所構わず土煙を上げながら学食に向かう者たちを追い越しながら息を乱さずに走る。
学食はすでに戦場と化しており、限定パンは絶望的だろう。
だが、あきらめるのはまだ早いとばかりに刀は人並みを切り抜けていく。
なんとか学食のおばちゃんの前にたどり着いた刀が最後の限定パンに手を乗せる。
「取った!」
限定パンを首尾よく手に入れた刀は中庭でパンを食べる。
具材の味だけではない、こだわりの味が口に入れた瞬間に伝わってくる。
一噛みするごとに濃厚でいてしつこくない味が主張する。
それを一緒に買った牛乳と共に味わうことでまた違ううま味が口を支配する。
限定パンがのどを通り、胃に到達した後にも余韻が残る。
学生の幸せな時間を過ごした刀は改めて周りを見る。
ふくよかな生徒が文字通り山のハンバーガーを食べており、一口ごとにハンバーガーが消えていく。
3階に戻る生徒は口にパンをくわえ、壁をよじ登っているが、疲労の様子はない。
フツウじゃない。
そう思うが少なくとも見渡す範囲がフツウではないため、逆説的にこれがフツウなのだと思うことにした。
「ん~…アレだ、夢だ!」
刀がそう結論付けるのも無理からぬ事であるだろう。
夢から覚めるためには睡眠をとるのが一番と考え、保健室へと向かう。
保健室の開け放ってベッドの一つを占領すると、そこに薫が現れた。
「貴方、思ったより足が速いんですのね」
「ああ…?」
息が切れ気味の薫に話しかけられた刀は困惑する。
刀の記憶はチョークの粉から出てきてチャイムが鳴った事になっている。
そのため、薫の顔を見た事はおろか、殴られた事も覚えていない。
ただ、知らぬ間についていた頭のたんこぶが不思議に思っている程度だった。
「何か用か? 何もなければ俺は寝る」
「えぇ、構いません。…ところで、具合でも悪いのです?」
構わないと言う言葉はどこに行ったのか、質問をする薫。
本当に記憶が消えているか確かめたいが、直接聞いてしまうのは美しくない。
何とか聞き出そうとするものの、うまくいかずに昼休みが終わる。
2人のダイナミックなフツウはもう少し続きそうだ。
●●●ダイナミック・ザ・ミュージック●●●
音楽は常に人間の世を影から支えてきた。
思い出と深く紐付くその音色は冠婚葬祭にも共に在る。
時代と共にそのジャンルというのは移り変わり、その時代を担うのはいつも若者だ。
「今度のライブ向けて今日も練習頑張るよー!」
ここ、寝子高でも時代を担う音を手に入れた者が居た。
大和撫子を思わせる黒髪の長髪にギターを担いだ
雨寺 凛
である。
凛はギターを一度鳴らしただけで分かった。
「…!? いつもと全然違う! 手の動きがキレッキレだ…!」
練習してきたからこそ分かる、上手くなったとか思う音が出せるとかではない。
人を心を震わせる音が自然に出せるのだ。
軽音楽部の部室で一緒に演奏していたはずの部員たちは凛を見、涙を流している。
ギターを弾きながら凛も瞳を湿らせ、一筋の雫が流れる。
(ボーカルもやってみようかな…)
そう思って大声で歌い始めたときにさらなる異変が凛達を襲う。
軽音部員達の心を揺らすばかりか、寝子高の建物を揺らす。
その音は寝子島中に響いているのでは、と思わせるには十二分であった。
そして凛は思いつく。今の自分なら島全体を熱狂の渦に巻き込めるかも、と。
「よーし、そうとなったらいっちょゲリラライブやっちゃおうか!」
部員達は打たれた心を奮い立たせ、頷き合う。
窓を開けることもなく、割って外に出る凛達。
校舎の屋上へワイヤーを使って器用に移動する。
「寝子島丸ごとライブ会場にしちゃうよ! いっくよー!」
すでに何事かと一部クレーターと化したグラウンドに集まっていた生徒や教師に向かって話す凛。
準備されていたかのように凛のバックにはキーボードやドラムなど、ライブが出来る環境になっていた。
「Are You Redy? 1、2、1、2、3、4!」
戸惑いはあったが打ち解けるのは早く、生徒や教師に限らず、寝子島の住民達は凛の音楽で盛り上がる。
グラウンドの皆は笑顔を振りまく凛に釘付けになる。
ダイナミックなフツウは最高潮のようだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月18日
参加申し込みの期限
2015年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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