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星ふる夜、いつもとちがう空の下で
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●ラーメンと星空といいわけと
月子たちのおしゃべりの輪に、新しいメンバーが加わっていた。
奈良橋 博美
と、その博美に誘われてきた
御鏡 聖
だ。
携帯コンロの上で大きなやかんが熱い湯気を吹き上げている。
これからまもなく、ラーメンを食べようとしているところだった。
「お湯わいたアルよ! とんこつと醤油、好きなほうを選んでほしいアル!」
畑中 華菜子
はそういうものの、いざ実物を目にするとためらいが出るものだ。だって、注いだカップの内側からは濃厚こってりな背脂が。
「ううっ。さっきは賛成したけど、深夜にラーメン……月子、太っちゃうかも」
心配する
湯浅 月子
をよそに、博美は堂々と食べている。
「しっかり運動してれば、多少カロリーオーバーしたって大丈夫だと思うぜ」
たしかにそうだ。毎日食べすぎなのはともかく、一日程度なら取り返せる。けれど、誰もが博美のように運動系の部活に入っているとは限らない。
同じように剣道を続けている
榊原 飛鳥
もすこし後ろめたそうだったが、お腹がすいているのも事実。みんなで楽しく食べるためにも、ここはあえて背中を押す側にまわった。
「私たちまだ高校生だし、基礎代謝も高いからね。ちょっと夜食しちゃったくらいならすぐ戻るよっ!」
それは確かにいえてる。カップラーメンを手に取り、つづけてもう一言。
「これは受け売りなんだけど。食べずに我慢より、食べて後悔……ってねっ!」
にぱっ。屈託なく笑って飛鳥は割り箸をふたつに割った。
「それ、誰がいってたアルか!?」
「映画の女優さん。綺麗な人だったよっ!」
美人の女優が好きなように食べているというだけで、じゅうぶんな免罪符になりうる。それでも迷う人へ、聖が最終兵器を紐解いた。
「お弁当とおにぎりもお持ちしましたから、よければ召し上がってください」
お弁当? 聞き返されて、聖は持参したお手製弁当のふたを開ける。
「はい。カロリーが気になるようでしたら、お好みのものだけとっていただいてもいいですよ」
聖お手製のお弁当の中身は、煮付け、玉子、唐揚げ、おひたし、きゅうりのぬか漬け……彩りよく和食がつめられていて、おにぎりまでもが和風の装い。
あたりに立ちこめるラーメンの湯気、そしておだしの香り。
「もうダメ、遠慮なく食べちゃう!」
「私もっ。みんなで食べればこわくない、よね!」
ついに全員が陥落。こんな夜中まで起きていて、空腹のつらさには到底勝てない。
「あ、このお弁当すっごくおいしい。もしかしてこれ、だし巻き玉子?」
「はい、がんばって作ったんですよ。……私もラーメン、いただいてよろしいでしょうか?」
「ぜひ食べてほしいアルよー!」
「あ、このおにぎり大根葉が入ってるのか。それにそぼろも……手が込んでるんだな」
「わ、博美ちゃん食べるの早い! ラーメンも弁当もなんてっ」
たのしい夜食パーティはまだまだ続きそう。
カメラをもって撮影ポイントを探していた
八神 修
は、弁当を食べる女子たちに気づいて声をかける。
「おいしそうだね」
「あ! カメラ係さん、おつかれさまっ」
先ほどからせかせかと撮影にいそしんでいたせいか、そんな呼び名が定着してしまった。広めたのは主に飛鳥だ。別に俺はカメラ係じゃない、といいたくなるのをぐっとこらえる。悪気あってではなく、親しみをこめたあだ名だけに返上しづらいのだ。
「立派な三脚だね……いくつももってきたの?」
「ああ、これはね」
ちょっと失礼と断って地面のかたさを調べ、手際よく機材を組み立てる。
デジカメにフィルムカメラ、ビデオカメラを次々とセット。豪華な機材一式に驚きの声があがる。
「そろそろ星空も撮ろうと思って。感度は……うん、これぐらいかな」
インターバルの設定をして、すべてのカメラを東の空へ。ピントは無限大。
「私たちも撮ってほしいアルよ!」
華菜子の声に振りかえって、仕方ないなと笑う修。たのまれて悪い気はしないのか、どこか嬉しそうだ。
「オーケー。ただしこっちのカメラで撮った写真は学校新聞にのせるから、心しておくように」
えー! といやがる声に冗談だよと返し、集まるように促す。
「それじゃ撮るよ。ハイ、チーズ」
お腹も満たされたまま、最高の笑顔でパシャリ。
しかし、カメラに入らないよう隠したはずのラーメンのカップが端っこに写ってしまった。
女性陣がふたたびおしゃべりに高じはじめた隙に、修は隅のほうに腰掛けている少女のほうへと歩み寄る。
「なんだ、あおいも来ていたのか?」
級友の
七夜 あおい
。先ほど姿を見かけてから、修は声をかけるタイミングを計っていたのだ。
「うん。あまり長くはいられないけど……修くんは新聞部の取材?」
「そんなところかな。科学記事も担当してるから」
少しの間、一緒に夜空をながめる。ふとイタズラを思い立ち、ポーチからコンパクトカメラを取り出した。
「あおい」
「へ? ……きゃっ!」
こちらを振り向くところを不意打ちでパシャリ。もう、と頬をふくらませているあおいにごめんごめんと笑いながら謝る。からかってみたかったのだ。
「わたし、そろそろ帰らなくちゃ」
そっか。修がすこし残念そうな顔をしたのを、ごめんねと断って手を振った。
「楽しかったな。明日、寝坊すんなよ」
「う、うん。修くんも気をつけて帰ってね」
あわただしく帰っていくあおいに手を振りながら、修は気合を入れなおす。撮影と取材、まだまだやることは山積みだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月06日
参加申し込みの期限
2013年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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