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●星空のまど
風にのってきた音を耳にとらえて、
小山内 海
はスケッチブックに鉛筆をはしらせた。
『いま なにか きこえた?』
御剣 刀
に見えるように掲げて持つと、不思議そうな顔をされた。
「……? 俺には何も」
ここは少し風が強い。二人並んで星をながめるには丁度いいけれど、ともすれば言葉が風にさらわれていきそうで……それから、身体が冷えないかも心配だった。
海と刀はいま、シートをしいて高台に二人、ならんで座っていた。
さっき聖にもらった和風弁当を味わいながら食べる。上品な味つけは刀の舌にはやや薄く感じたが、持ってきていたまたたびメイトを一口で平らげてしまうほど空腹だった刀にはどんな食べ物でも救いの手だ。横では海も、おいしそうに箸を口へと運んでいる。
「お茶一杯わけてもらってもいいかな?」
海はこくりとうなずいて、水筒の内ブタに温かいお茶を注いでくれた。
こうして静かに過ごしていると、寝子島にきてからのいろいろなことが思い起こされる。
夜の帳という言葉の指すとおり、昼間の光はすっぽり覆い尽くされ、頭上には星がまたたくのみ。
静かに風の音をききながら、この夜のカーテンの内側に流れ星が横切るのを待つ。
(「見上げた空へ落ちる……か」)
あくまでそういう錯覚。そんなことは起きないとわかっていても、実際にそう思えてくるから不思議だ。
「少し冷えてきたな……俺のジャンパーでよければ羽織っとくか?」
つい星空に夢中になっていた。ふと我に返って隣をみれば、海は寒そうにブランケットをたぐり寄せている。風が冷たかったらしい。
『かたなくんは へいきなの?』
そう書いたスケッチブックごと、海の両肩はすっぽりジャンパーに包まれてしまった。
「無理して風邪ひいたら大変だからな」
『ありがとう』
刀の気づかいに、冷えの感覚がやわらいでいく。
せっかくだから流れ星に何かお願いをしようかと思うものの、これといって内容が思いつかない。
こんな時、傍らの人なら何を願うのか聞いてみたくて、ふたたびスケッチブックを刀にみせた。
『かたなくんは おねがいごととか あるのかな?』
「願い事?」
そういえばあまり考えていなかった。むしろ、星に願いをという発想ごとどこかへ忘れていた。刀は少しだけ考えてから、素直な気持ちを言の葉にのせる。
「そうだな……こうやってまた星空を眺められたらいいな」
その返事は海にはくすぐったくて、照れた表情を悟られないよう少女は空を見上げた。
「海……?」
少女は黙ったまま両手の親指とひとさし指で小窓をつくり、夜空を切り取る。
出かける前から、一番心に残った景色を絵にしたいと思っていた。
いちばん描きたいと思ったのは、こうして見上げた空だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
詩帆ミチル
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年03月06日
参加申し込みの期限
2013年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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